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罪を背負っても気にしません〜お気楽吸血鬼は龍と共に  作者: カフカ
2章  物語は加速する
15/16

11話 戦後処理、成果、俺!

いやー、遅れてますねぇー



さーせん!

敵の頭を打ち倒し、戦闘は終了

残っていた魔物は散り散りに逃げた

全てでは無いが魔物を倒した

そしてナナミの天幕の中にて



「申し遅れました

主から生み出されました存在

私はハイマジシャン・ブラッドです」


「ハイジェネラル・ブラッドです、マスター」


「キュルルル、シャシャシャ!

(ハイテンペスト・ブラッド、ご主人!)」


「あー、最初に出来た奴らか

アレと戦ってたから更に進化したのね」


「そういう事です、主」


「なら褒美が必要だろうな

ここまで進化したのはお前らだけだからな

俺が倒した宿儺の魂をお前らに分け与える

そしたら更に進化できると思うんだ」


「「ありがとうございます!」」


「キシャッ!」


香深が宿儺の魂を2人と1匹に与える

すると変化はすぐに現れた


マジシャンは見た目の変化はあまりない

眼鏡をかけて知性を感じる容姿

魔法使いを表すかのような服装

異様なまでに存在感を示す杖

幼さの中に幼さとは違う何かを

感じさせるような容姿だろう


ジェネラルは全身甲冑が無くなり

籠手や脛当てなどの部分ごとの防具になった

巨大な剣は2本の大きな日本刀に

甲冑の中から現れたのは

艶のある黒髪、キリっとした目

そんな美少女だった、いや

男装の麗人というべきだろう

かつての日の国の侍の女性版とでも

言うようなそんな姿


テンペストは進化というか変化だった

異様な蠍だったその見た目は

桃色のショートヘアーにふわりとした服

そして大きな胸、純粋に輝く瞳

見た目は大人っぽいのだが

何か幼さを感じさせるような、そんな女性



「オレの知ってる進化と違う」


「また女性ですか...」


「3人ともなんと美しい...」



「「「ありがとうございます」」」


「我等は進化し続けたことにより

名を手に入れました、主のお陰です

私の名は『マーリン』です」


「マスター、私の名は『ムサシ』です」


「ご主人!私の名前は『テュポーン』だよ!」


「凄い名前だけど…

名前負けとかしてないよな?」


「はい、我々は元々主により作り出された

戦闘用の生物ですので

この姿は進化を重ねて戦闘だけでは無く

自我を手にいれた結果です」


「マスターが望むのであれば

戦闘用の姿に変わりますが?如何でしょう」


「じゃあ頼む」


3人は頷き、目配せをする


マーリンは杖から虹色の光玉を出して

体の周りを浮遊させている


ムサシは日本刀に加えて脇差しを装備

部分的な防具から変わって和装甲冑に

赤く荒々しく畏怖を与えている


テュポーンは両腕は蠍の時にあった

5指のある巨大な双腕

下半身は蛇のように

腹から頭までが龍のようになっている

背中には鳥の翼が生えている

というキメラとなっている



「うわぁ、やべぇな」


「これらは主の記憶の中にある

強き名のある者達の力です

神のようにとは言えませんが

力になれると思います

この光玉はあらゆる魔法が撃てます

魔法を融合させたりも可能です

主の記憶を便りにした魔法など

魔法関係の助力に徹します」


「私は剣技、弓矢、格闘といった

物理的な戦闘を得意としています

斥候や暗殺も出来ます

特殊な術も使えます、マスター」


「テュポーンはねー

生き物を取り込めるの!

取り込んだ生き物を下僕として

生み出すことも出来るよ」


「羅刹もなかなかの壊れ性能だろ?」


「そりゃそうですけど

私にはこのような高等生物は作り出せませんよ」



羅刹と香深が話していると

呆気に取られているナナミ達が騒ぎたす


「カフカ!!なんだこの魔物は!

この3匹だけでいくつも国が滅ぼせるぞ!!」


「そうだぜ?これだけで他の国からの

スカウトや恐怖を独り占めだな」


「これはちょっと酷いなぁ...」


「物語の...ラスボス......」


「ひどい言われようだなぁ

いちを味方なんだからそう言うなよ」


「香深だけでも過剰勢力なのに

お前の部下はおかしいんだよ」


「まっまあ、取り敢えず城へ戻ろう

三人?共人の形でお願いする」


「「「了解」」」


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