2 新婚さんいらっしゃい♪
年末年始もあっという間に過ぎ、とうとう1月3日のアルさんと巧さんの結婚式の当日が来ました。
巧さんは前日ぐらいから思い切り緊張され、アルさんはすっごく嬉しそうですが、涼しい顔をされてます。
私の方がよっぽど緊張している気がします。
神那岐神社の神殿に私たちが入って見守る中、紋付き袴の巧さんと、白無垢姿のアルさんが入場です。
巧さんもそれなりにカッコいいですが、白無垢のアルさんはまさに女神です!!
私が紋付き袴で隣に立ちたい!!くらいに引き込まれるくらい美しいです!!
この世のものとは思えないくらい華やかな笑顔でしずしずと前へ進んだ行かれます。
巧さんも一見涼しい顔で進まれているように見えますが…死ぬほど緊張されているようです。あんな緊張されている巧さんを見るのは初めてです。
そして神主を務めるのは神那岐神社の宮司の神那岐泰蔵さん、ちーちゃんのお父さんだ。
こういう役も慣れておられるはず……いやいや死ぬほど緊張されてるよ?!!
巧さんどころの話ではないですがな!!
くう、これは奥様の水音さんに代役を頼んだ方がよかったか?!……うん、無理だよね…。
……結果から言えば、泰蔵さんがちょっと『噛まれた』場面もありましたが、参加者の皆様の『大人の対応』のおかげで、なんとか無事式が終わりました。
お昼位に参加者全員で石川邸に移動し、ここで披露宴です。
巧さんはカッコいいタキシードに……いつも着ておられるような気もします。
そして、肝心のアルさんですが…きれい!!めっちゃきれい!!
そして、比較的シンプル系のデザインのドレスなのですが、『胸部の破壊力』が半端ありません!!
参加者の男女を問わず、視線が釘付けになっております。
披露宴の料理は…なんと、私と光ちゃんとちーちゃんの三人がかりで昨日から仕込んでおります。
身内で作った『愛情料理』で披露宴とか、すごく豪華!!…と自画自賛したいところですが、実際は光ちゃんとちーちゃんの協力あっての話です。
お二人とも、ありがたや♪♪
さて、結婚式場では白無垢だったので、こちらの会場で花嫁のブーケを投げることになりました。
私以外の女性陣の目がらんらんと輝いております!!
アルさんがブーケを放り投げると…ナースチャ!必死過ぎです!!
あなたが本気で獲りにいったら他の誰でも無理ですから!!
……あの、ブーケがアルさんの手元に戻ってきたのですが…。
「ごめーん。やり直しです。『パートナーのいる』ナースチャはご遠慮ください。…後で専用の『恋愛成就お守り』作ってあげるから♪」
アルさんに懐柔されて、ナースチャが脱落した後、再びブーケが投下されました。
今度は…ちーちゃんが必死で獲りました。
おや、素敵な男性を見つけたい気分になってくれたのでしょうか♪
「やったー!これで瀬利亜さんのお嫁さんになれるかも♪」
違うぞ!!その方向性は全然違うから!!
「はーい、もう一回やり直しです。ちーちゃんには特別にあなたのSD瀬利亜ちゃんのぬいぐるみに『会話機能』を付けてあげるから♪
「はーい♪わかりました~♪」
ちーちゃんもあっさり買収され、第3回ブーケ投下大会が行われました…。
そして、披露宴も無事終了し、アルさんたちは新婚旅行に『熱海二泊三日の旅』に巧さんの運転するリムジンで出かけたのでした。
…うーむ、大魔女の新婚旅行にしてはえらい『しょぼい』ような気がするのは気のせいだろうか…。
『温泉でゆったり過ごすのよ♪』とアルさんが嬉しそうにコメントされていたが…。
待てよ?!新婚のカップルが『温泉宿ですること』と言えば?!
…………危うく、私たちも新婚旅行を『箱根四泊五日の旅』にしそうになっていた…。
なに?!温泉で四泊もして『何をするか』ですか?
……すみません!魔が差しました!!スーパーヒロインのメンツにかけて『ノーコメント』とさせてください!!
ちなみに新婚旅行から帰ってきたアルさんと巧さんの鑑定結果も私だけこっそり教えてもらいました。『お互いの愛が急上昇』したそうです…。
さらに、『巧さんが甘えて可愛い』とか、私には想像もつかないのろけ話をしてくれます。そうなのか?!男性はどんなダンディーでも、愛する女性の前では『少年になるのか』?!
…こんど光ちゃんにもいろいろ聞いてみよう♪
◎リディア アルテア サティスフィールド 35歳 女性
『高校教師(化学)』 『モンスターバスター』『大魔女リディア』 『管理者』
レベル:2347
スキル:戦闘用魔術(LV437)森羅万象の知識(測定不能) 料理(LV21) 他
装備: 謎の魔術道具(無数)
称号 大魔女リディア
善良度:☆☆☆☆☆☆☆☆☆
特記事項 ※大魔女リディア モンスターバスター一〇星 地球文明に対する助言者 レジウス撃退 最強の魔法少女 女王の解放者
現在『恋愛中』 対象:巧 愛の深さ:LV25 (クリスマス前 LV18)
(参考『家族としての愛』 対象:瀬利亜 愛の深さ:LV31
◎久能 巧 45歳 男性
『石川家執事』
レベル:1865
スキル:戦闘用魔術(LV365) 剣術(LV410)射撃全般(LV255) 料理(LV76) 家事(LV55) 他
装備: 『破滅を呼ぶ魔剣』ティルヴィング」 執事の七つ道具
称号 キングオブ執事
善良度:☆☆☆☆☆☆☆
特記事項 ※ 石川家執事 元米軍情報将校・タクミ・クノウ大佐
現在『恋愛中』 対象:アルテア 愛の深さ:LV25 (クリスマス前 LV18)
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「レジウスさま、本当にあの連中と行動し続けるのですか?
どう見ても信用するには危険な連中です!」
左半身が黒く染まった痩身の魔術師は苦い顔でレジウスに問いかける。
「確かにな。だが、あの連中の助けもなければ、モンスターバスター達を出し抜くことは難しいのだよ。」
レジウスは苦笑いしながら、自分の弟子でもある魔術師を見やっていた。
「レジウス様、アステル様。よろしければ私が奴らの様子を探りましょうか?」
控えていた『裏世界のくノ一』はレジウスに問いかける。
「コノハ、やめておけ。奴らはお前同様隠密行動のプロだ。特に、リーダーのラスニールは竜の血の力がなくてもお前たち二人と同レベルの戦闘能力を持った強者だ。
連中をまとめて相手にするようになったら、お前一人ではあっという間にやられてしまうだろう。」
「それほどの連中なのでか?!」
アステルが食い入るようにレジウスを見ている。
「そうだ。そして、奴らは情報通であるだけでなく、この世界の最新技術を扱えるうえに、魔道技術すらかなりのものを身に付けている。
幸い、現時点では奴らと決定的に利害が食い違わない限り、敵対するようなことはなさそうだ。
万が一の場合には奴らの相手は私一人でやる。
それよりも、コノハ、アステル!お前たちはこの世界のことをもう少し知っておいた方がいいだろう。
ますはコノハ、お前と一緒にこの世界を少し見ておこう。」
レジウスはコノハに笑いかけた。
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新学期が始まり、同級生たちの久しぶりに元気な顔が見られた。
クラスの中ではお年玉の話なんかで盛り上がっているようだ。
私ですか?モンスターバスターになる前は両親から、そして巧さんからもらってましたが、仕事を始めてからはもらわなくなったので、関係なくなりました。
というか、そろそろあげてもいい立場なのだよね。
あげるとすれば、ちーちゃん位だろうか…というか、ちーちゃんは現時点で普通のサラリーマンさんよりよほど『高給取り』なのだよね。…待てよ?!ちーちゃんは急速に成長したので、現時点でカイザスさんとため張れるくらい強くなっているよね!!
特に相手が魔族、怨霊系だと戦闘能力がさらに大きくアップするわけだし!
よし、昇進会議を招集しよう!
モンスターバスター一〇星が一一星になってもいいではないか!!
◎ 神那岐 千早 石川瀬利亜 14歳 人間 女
『モンスターバスター』
レベル:445
スキル:剣術(LV275) 巫女魔法(LV115) 料理(LV10) 家事(LV11) 他
装備: 『対魔神刀』神那岐の太刀
称号 『神那岐の太刀・継承者』 A級モンスターバスター レジウス撃退
聖剣の魔法少女 女王の解放者
善良度:☆☆☆☆☆☆☆
特記事項 ※『対魔神刀』神那岐の太刀は魔族、亡霊などの『闇の眷属』に対して絶大な破壊力を示し、攻撃力が大きく上がる。(最大10倍)
現在『恋愛中?』 対象:瀬利亜 愛の深さ:LV23
※「対魔神刀・神那岐の太刀」を操る巫女剣士。一四歳だが飛び級で瀬利亜と同級生。素朴で天然。瀬利亜が大好き。
ちーちゃんの昇進?は一〇全員の同意があり、あっさり認められました。
それだけでなく、パザロヴァ姉妹を別カウントすることにして、モンスターバスター一二星と呼ぶことに決まりました。
『その方がかっこいい気がする』と私が『全力で主張』したところ、皆さん、一瞬微妙な顔をされた後、簡単に同意してくれました。
こうしてさらに強化されたモンスターバスター協会は『レジウス対策もさらにバッチリ!』……よく考えたら、ちーちゃんは前回もレジウス戦に参加していたよね……。
まあ、なんとかなるべ!!




