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ゴメラ VS モンスターバスター  作者: はなぶさ 源ちゃん
閑話 クリスマス大作戦 他
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1 クリスマス作戦スタート

 『モンスターバスター☆クリスマス作戦』


 クリスマス作戦の要旨は昼間は『尾行者たち』の興味を引きつけて、ターゲットへの追跡や攻撃を完全に阻止することである。

 夕方以降は同じ尾行者たちから行方をくらませて、『二人だけの時間・雰囲気』をしっかり確保することが目的となる。

 特に『ホテルの場所・部屋』は絶対に知られてはならない。

 幸いなことに尾行者の一人が『ホテルの部屋内の透視を完全にブロックする魔法アイテム』を供与してくれたので、『自分撮り』をするという愚行を冒さない限り、一番大切な時間、行動は表に出ることはあり得ないようにはなっている。

 では、作戦の成功を祈っている。


~~☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆~~



 私たちの作戦の第1段階は『わくわくランド』にて行われる予定だ。


 閉鎖した『インカ帝国村』と風流学園理事長でもある小早川充さんがコラボして、モンスターバスター協会、スーパーヒーロー同好会も協賛している『実験テーマパーク』だ。


 魔法技術や超科学技術もいろいろと実験的に活用しているので、事情通はそれだけを目当てにここを訪れたりする。

 また、従業員さんの半数はいわゆる『人外の存在』で、彼らが社会に溶け込む支援をしたり、あるいは『人外の存在が人間と共存するノウハウ』も積み上げようという意欲的な施設だ。


 そのノウハウは国内外の『町おこし・村おこし自治体』にも提供している。



 「お嬢様、こんなこともあろうかと、マイクロバスを用意しておきました。」

 早速巧さんがマイクロバスを運転して待ち合わせ場所にやってきた。

……えっと……わくわくランドに行くと決めてからまだ『五分しか経っていない』のですが…。これはもう、有能とかいうレベルの話ではないよね…。

 あなたは『予知能力者』ですか?!



 「みんなー、おやつは300円までやで~♪」

 光ちゃん、小学校の遠足じゃないんだから…。


 「みんな~♪よかったら『とらやの和菓子』をどうですか♪」

 …アルさん、どっから高級和菓子を取り出されてるんですか?


 「みんなー、おやつは$300までやで~♪」

 ……光ちゃん300ドルって、どんだけセレブな遠足なんですか…。

 価格制限する意味がないよね?!


 ちなみに『クリスマス作戦』参加者は私と光ちゃん以外では…。

 『アルさん』『巧さん』『ちーちゃん』『エレーナ』『美佐ちゃん』『望海ちゃん』『アメちゃん』……『遥ちゃん』…『齊藤警部』…『隣のクラスの池内さん』……なんか、増えているんですが……。


 「通りがかったらみんなが楽しそうにしているから付いてきたのだけど、もしかして、メンバー締切だったの?」

 いえいえ、遥ちゃんは大歓迎ですよ。

 「そうそう、池内さんは小さいころからの友達だから、せっかくなので誘ってみました。」

 なるほど、『お嬢様つながり』だったわけね。


 …えーと、池内さんが遥ちゃんだけならまだしも、美佐ちゃん、望海ちゃんの魔法少女グループの輪に入って…『アメちゃんも堂々と』出てきてるんですが?!

 池内さんは私の記憶では『普通の人』だった気がするのだが、まさか何かの拍子に『覚醒』されたのか?!

 そして…どう見ても『魔法少女の仲間入り』する流れだよね!!

 池内さんは凛々しい系だが、眼鏡を取るとかわいいのだよね♪

 『眼鏡っこ魔法少女』の誕生を期待しておこう。



~~☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆~~



 わくわくランドに到着すると、SDゆるきゃらたちが出迎えてくれた。

 SDゴメラにSDメカゴメラ、SD都庁ロボにSDザップマンもいる。

 誠也さん、よくザップマンの使用の許可を出したよね…。

 ……SDシードラゴンザップマンまでいるんですが?!

 版権がどうこうは言わないけど、せめて『本人に確認』を……いやいや、SDシードラゴンマスクがいるじゃん!!!

 いくらモンスターバスター協会、スーパーヒーロー同好会も協賛しているとはいえ、本人に無断で使うのはヤバイです!!

 ……もしかして、誠也さんにも無断で使っているのか?!

 後で充さんにしっかり確認を取っておこう。


 「ぐぬう!!SD電脳マジシャンがあらへん!!」

 「むう…SDミラクルファイターがないのか…。」

 光ちゃん、斎藤さん!『無断で使われていない』ことを喜べ!!



 ……かわいいキャラクターたちがクリスマスパレードをやっているので、恋人たちもたくさん来ている。

 あそこのカップルも仲良さそうでほほえましい…いやいや、ナースチャと巧人さんじゃん!!

 せっかく『邪魔者たち』を私たちが引きつけているのに、わざわざこっちで鉢合わせするとは、なんてこったい!!


 しかも、早速エレーナが動き出しているし!!


 「エレーナ、どこへ行くのかな♪」

 私が後ろからエレーナの左肩に手を置くと、エレーナは再びびくっと震えてこちらを振り返る。ふ、私の目をごまかせると思ったのですか?!


 「…えーと、えーとね…。」

 エレーナの目が明らかに泳いでいる。これは、『もう一押し』だな。


 「さっきの10年後の候補の人に関して追加情報があるの。

これは『極秘』だから、内密に。

 エレーナは知っていると思うけど、風流院学園理事長でここの経営にも絡んでいる小早川充さんがおられるよね。」

 「ええ、スーパーヒーロー『キャプテンゴージャス』でもある……まさか?!!」

 「さすがはエレーナ。ご推察通りです。」

 一〇星のうちでも『シビアな外交交渉』ができるのは『大魔女モード』のアルさんと、私と、エレーナくらいだ。エレーナは普段は癒し系だが、いざという時はものすごく『シビア』だ。それくらい洞察力と返しが鋭い。

 だから、充さんの表面上のスペックだけでなく、『ウルトラ天然』で『ウルトラマイペース』で基本『結婚に向かない』…という面もきちんと読み取っている。

 もちろん、巧人さんが『ナースチャのことを思いやった上で抜群に配慮してくれる』という点もわかっている。


 「ああ、ナースチャは『空気の読めない旦那』で苦労することになるのかしら…。

 巧人さんは『配慮ができて』すごく素敵なんだけどな♪」

 「………。」

 よし!エレーナが葛藤している!めっちゃ葛藤している!!



 「おや、瀬利亜さん!ようこそ『わくわくランド』へ♪」

 いやいや、ご当人の充さん登場だよ!!

 心臓が止まるかと思ったよ!!!


 キラッと歯を光らせての『素敵な笑顔』にうちの女性陣は……うん、反応なしだ!

 ちゃんと『男性を見る目がある』メンバーがそろっているな!

 ついでに『キャラクター無断使用』の件について聞いてみると…。


 「あれ?ちゃんと許可をもらってから進めるように言っているはずなのだが、不徹底だったようだね。わかった。きちんと確認しておくよ。」

 「いえ、協力するのはやぶさかでないので、きちんと知らせてくれれば問題ないから。その点だけはしっかりしておいてくれればいいから。」

 「了解。迷惑をかけて申し訳ない。」

 充さんは『ビジネスモード』に入ると仕事に戻っていった。


 さて、エレーナは…まだ葛藤しているよ!!

 仕方ない、ここは『切り札』を出すとしよう。


 「エレーナ、『可能性は五分五分』の一〇年後の充さんを逃したら『考えたくもない状況』になる可能性が高い…とさっき言ったわよね。

 その時の候補はなんとあの『カイザス』さんでした。」

 ピシっと空間に亀裂が走るような音が聞こえた。

 充さんをはるかに上回る『ウルトラ天然』で『ウルトラマイペース』で、『暴走癖』があり、『男女を問わずナンパしたがる』カイザスさんは…そもそも結婚する気があるのかという感じだからね…。

 エレーナが『この世に絶望』したくらい真っ青な顔になっている。


 では、止めをどうやって刺すか…。


 「瀬利亜!冗談だろ?!!冗談だと言ってくれ!!!!」

 遠くからさっき以上にナースチャが必死で駆けてくる。

 ……やりすぎました。どう見てもエレーナよりも『ナースチャの方がダメージが大きい』よね?!


 ナースチャには巧人さんとの仲を『私とアルさんが全力でサポート』すること、『万が一の場合』は『大魔女の魔法を私的に流用』してでも『大丈夫な相手をゲット』できるように動くことで納得してもらいました。


 こうして、クリスマス大作戦は…本当にうまくいっているのだろうか…?


 

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