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ゴメラ VS モンスターバスター  作者: はなぶさ 源ちゃん
第三部 少しはラブコメ要素も投入してみました。
70/140

5 類は友を呼ぶ

 ドクター・フランケンは大阪へ寄った時、財布をスリにすられてしまったのだそうだ。

 そこで慌ててバタバタしているときに助手ロボットミーナちゃんが電池切れになったのが致命傷になった。そう、ドクターは生活の…いや、生きるすべてをミーナちゃんに依存していたため、お金もなく、通信手段他の道具もミーナちゃんの『異次元ボックス』から取り出すことができず、行き倒れてしまうところだったそうだ。

 警察に助けを求めようよ!!…まあ、しばらく前まで完全に『お尋ね者』だったから心理的にそれもできなかったらしい。


 ドクターは無事、私の正体が発覚してから5分後に現れた齊藤警部に保護されていった。…いや、どうして齊藤警部がいるわけ?!後でまた『戻ってくる』よね?!デバガメよくない!


 そして、10分後、イタリアンの個室に通された後、予想通り私と光ちゃんに対する質問ラッシュが始まった。

 あやめさんとおばさまは目をキラキラさせながらあれこれ聞いてきた。

 その際、光ちゃんの正体が『サイバーヒーロー・電脳マジシャン』であることもカミングアウトした。それでないと、私と光ちゃんが結婚に至る理由の説明が破たんしそうだったから。

 なお、三人とも電脳マジシャンの名前すら聞いたことがなかったことに光ちゃんは大きくへこんでいた。

 大丈夫だよ、光ちゃん。私はあなたの活躍と、何より存在価値をわかっているから。

 まあ、電脳マジシャンだからではなく、個人『光ちゃん』が好きなので、仮に引退したところで夫婦という関係は変わらないだろうけど。


 そして、大内先輩は…。

 「くうう!光一!どうしたら、こんなウルトラハイスペックな相手をつかまえられるんだ!!ハーフのものすごい美人で、女子高生で、『無敵のスーパーヒロイン』とかありえないぞ!!」

 「わっはっはっは、日ごろの行いの差や♪」

 二人とも、さっきとやっていることが同じなんですが…。


 「まったく、男どもは馬鹿ね♪」

 あやめさんが肩をすくめながら言う。


 「確かに瀬利亜ちゃんが『無敵のスーパーヒロイン』というのはビックリしたけど、それ以上に瀬利亜ちゃん自体がおもしろすぎるわ♪」

 「そうね、そこがあり得ないくらいかわいいし♪」

 おばさまがあやめさんに同調されている。


 すると、しばらく前からそわそわされていた弥生さんが意を決して立ち上がった。

 「瀬利亜さん、さっきからまともに口もきけずに申し訳ありません!

よ、よろしかったらお友達になってもらえないでしょうか?」

 「もちろんです♪弥生ちゃん、これからよろしくね♪」

 私はニコニコしながら弥生さんの手を取った。

 「私のこともさん付けではなく、名前だけか、ちゃん付けにしてくれるかな♪」

 弥生ちゃんは顔を真っ赤にしながらうんと言ってくれた。


 「うーん、さすがは『バレンタインにチョコ200個をゲット』する、レディキラーぶりは健在やねえ。」

 「いやいや、光ちゃん!そのレディキラーて何?」

 「瀬利亜はんの言動があまりに『男前』なんで、女性ファンがめっさ多いという話や♪例のブログも女性読者が8割みたいやで。」

 「…ソ、ソウデスカ…。」

 「そして、普段めっさ男前なのに、実はむちゃくちゃ『女子力が高い』というギャップが最高やねん♪いわゆるギャップ萌えや!!」

 「く、このリア充が!!」

 「わっはっはっは、日ごろの行いの差や♪」

 …こりゃもう、エンドレスだね…。

 しかし、大内先輩も充分すぎるくらいリア充だと思うのだが。



 そんなことをしながら楽しい時間を過ごしていると、トイレから戻ってきた大内先輩がなんだかうきうきしながら戻ってきた。


 「いやあ、ホールのテーブルに『美女だけの集いの席』があってビックリしたよ。」

 彼女が美女でもやはり気になるものなのだね。

 「日本人と外人さんが半々くらいなんだが、みんなきれいな日本語をしゃべってね。日本女性はレトロ風の衣装を着て、海外の女性もまた華やかなんだよね。」

 ふむふむ、それはぜひ後で見させてもらいましょう。


 「一〇代くらいから二〇くらいの美女ばかりなんだが、中でも金髪で長身の優しい雰囲気の女性はバストも一メートルを超えるんじゃないかというくらい…」

 「隆!この、おっぱい星人が!!」

 あやめさんが大内先輩にヘッドロックをかけるのをしり目に私と光ちゃんは顔を見合わせた。

 「ごめんなさい、ちょっと。」

 と言いながら、部屋を出て噂の『美女テーブル』を探してみると…。


 「まあ、瀬利亜ちゃん、スゴイ偶然ね♪」

 「いえいえ、絶対偶然ではありえないでしょ!!」


 予想通り、アルテアさんと六名様がランチコースをお楽しみ中でした。

ビクトリア朝の衣装のアルさんと、スペイン風のバネちゃん、大正レトロ風の遥ちゃんとちーちゃんまでは予想の範囲でした。問題は…。

 同じく大正レトロ風の土御門美夜さん(地球防衛軍はどうなった?!)、ゴスロリ風の衣装のアナスタシア、エレーナの双子の バザロヴァ姉妹(ロシアがお留守でしょ?!)の三人がいることだ。


 「瀬利亜、われわれの『もてない同盟の誓い』はどうなったんだ?!」

 「アナスタシア!『年齢=彼氏いない歴』同士頑張ろうとは言ったけど、独り身のまま頑張ろうとは言ってないから!!そんなこと言ってる暇があったら、彼氏を探しなさい!」

 「……よさそうな、男性を紹介してくれるか?」

 『見た目はロシア風美少女』のアナスタシアが私に寄ってきて、こっそり囁く。


 「あら、お姉さま。慌てて彼氏をお作りになる必要はないと思いますよ♪」

 清楚な美少女風の妹のエレーナがにっこり笑って私たちを見る。

 「エレーナも納得してくれるような好青年がいたら紹介するね♪」

 目が笑っていないエレーナの恐ろしい視線を躱しつつ、当たり障りのない答を返す。


 私以上に『性格が男前』のアナスタシアもいずれは彼氏ができるだろうが、エレーナは一刻も早く『重度のシスコン』を直した方がいいと思う。


 「せっかく瀬利亜ちゃんの婚約が決まりそうだから、記念に大阪で食い倒れ女子会を開いたの♪」

 アルさん、記念に『見学』に来るなよ!!それから、超A級モンスターバスターの女性陣を大阪に軒並み集めたら、なにかあったときどうする!?


 「あれ、そういえば水音さんだけはきちんと任務をこなされているわけ?」

 「あらあ、当たり前じゃない。それに『千里眼の巫女』だから、わざわざここまで来なくても『バッチリ見える』みたいだし♪」

 いえ、『見ること前提』になっているよね?!



 「ほほお、これだけ美女が揃うと壮観だね。」

 近くの席から斎藤警部の声がするんですが…。しかも、奥様と二人でランチですか?!

 「あら、瀬利亜ちゃん、お久しぶり♪」

 いえ、先週道場で逢っているから、三日ぶりです。この人(香織さん)も斎藤警部と同年齢の四〇代にはとても見えない…。



 「あら、瀬利亜ちゃん、美女集団とお知り合いなの?」

 少し話し込むことになったので、おばさまとあやめさんが様子を見に来られたようだ。


 「こんにちは。いつも瀬利亜ちゃんにはお世話になってます♪

瀬利亜ちゃんの友達のアルテアです。アルテア・リディア・サティスフィールドです。」

 アルさんが立ち上がって、笑顔で挨拶をする。それを見て、ちーちゃんも立ち上がった。

 「瀬利亜さんには本当にお世話になっています。神那岐千早です。よろしくお願いします。」

 おばさまもあやめさんもちーちゃんがかわいらしく挨拶するのを見て、かぶりつかんばかりの勢いになっている。


 そして、錦織家女性陣とモンスターバスターチーム女性陣は意気投合して、そのまま喫茶店で『女子会の延長戦』が行われた。

 そして、あろうことか翌日は全員でUSJをみんなで回ろうという話に発展していった。

 いや、地球防衛はどうするの?!

 え?!アルさんと水音さんの『予知を総動員』して、明日までは世界的に大事件が起こらないことを確認したから大丈夫だって?!

 なんつう能力の無駄使いをしているわけ!?


 なお、翌日は私たちの婚約の話はどこへやら。

 USJでみんなで大騒ぎしながら遊び倒して一日が終わってしまいました。

 おもしろすぎるエピドードもいろいろありますが、今回は割愛します。


☆超A級モンスターバスター一〇星及び、有力候補三人について

 (光一コメント付き スリーサイズは光一の目測)


① 「地球の守り手」   コーザル・ガイア (アフリカ・地球全体)

            一八五センチ 九〇キロ 男性 五〇〇歳

            真面目そうなあんさん。マッチョで美形やね。

            全モンスターバスターのリーダー。


2 「光の戦士」     シャンタナンダ・アバター(インド)

            一七〇センチ 五〇キロ 男性 九〇歳

            インド人のじいさま。温厚な仙人風や。



③ 「大魔女リディア」  アルテア・リディア・サティスフィールド(英国・日本)

            一八二センチ 六五キロ 女性 三五歳   

            ふわふわした雰囲気の金髪超絶美女 一〇八 六二 九二 


4 「千里眼の巫女」   神那岐水音(日本)八〇 五八 七八  

            一六五センチ 五三キロ 女性 三八歳 

       優しそうな清楚な美女。めっさええ人な感じやね 


5 「宇宙からの超人」   マルク(ブラジル)   

            一九五センチ 一五〇キロ 男性 年齢不詳

          ウルトラマッチョなレスラー風。でも、顔は温厚そうやね。



6 「天才陰陽師」    安倍孔明(日本)

            一八〇センチ 六八キロ 男性 二九歳 

       細っこい真面目そうなあんさん。悪人系やないが、気難しそうやな。



7 「魔神戦士」     カイザス・ド・メロービング(アメリカ)

             一七八センチ 七〇キロ 男性 二八歳  

             スマートなチャラ男風。

            男女を問わない恋愛脳80%とか…勘弁してください。


⑧ 「魔神使い」     土御門美夜(日本)八五 六〇 八二  

            一七二センチ 六〇キロ 女性 二六歳

             清楚やけど、しっかり者の美女。

             地球防衛軍副隊長で、世界最強の陰陽師。



9 「不死の騎士」バザロヴァ姉妹(双子)(ロシア)(※アナスタシア&エレーナ)

            一六五センチ 五五キロ 女性 一九歳 

          八四 五九 八三 双子できつめの姉はんとおっとり妹はんや


10「無敵のシードラゴン」 石川瀬利亜(日本) 八八 五九 八三 

             一七〇センチ 五八キロ 女性 一七歳

              基本銀髪の男前の美女やけんど、時々見せる『女子力』が

              大きくアップしてはります!!



※1 「護国刀保持者」    神那岐千早 七五 五四 七六  

              一五三センチ 四〇キロ 女性 一四歳 

             日本人形みたいに可愛らしい美少女。ゆるふわ系や。


  ※2 「異世界の勇者」  バネッサ・日下部・オブライエン 八〇 五八 七八

               一八〇センチ 六四キロ 女性 一九歳

               赤いウェーブのかかったセミロングの髪の長身美女。

               サバサバ系で素朴や。


※3 「大魔女の弟子」 綾小路遥 八一、五九、八二  

              一五八センチ 四九キロ 女性 一七歳 

             おっとりしたお嬢様。美女というより、感じのいい女性。

             しっかり者で、いざとなったらスゴイてきぱきしはる。

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