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ゴメラ VS モンスターバスター  作者: はなぶさ 源ちゃん
激闘 スーパーモンスターズ
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25 会議は遊ぶ

 「では、会議を始めます。」

 アルテアが司会になって、周りを見回す。

 千早、遥、清正、そして、何とか復活した瀬利亜と光一も席に着いている。


 「まずは私から『スーパーマント』のその後についての報告です。」

 タブレットを操りながら、瀬利亜が口を開いた。



 「そうです。『操られていた』間のことはぼんやりとは覚えています。」

 顔にモザイクの入った男が口を開いた。

 マントは羽織っていないものの、胸に大きなSの字の入ったスーツを着ているので、正体は明らかであったが。


 「私、『スニーカーマン』はその日も悪党どもと戦っていたのです。」

 なぜか、セリフ入りのバックグランドミュージックが流れている。

 「弾よりも早く! 力は機関車よりも強く! 高いビルディングもひとっ跳び!!

 あれは、なんだ!イチローだ!ウサイン・ボルトだ!いや、スニーカーマンだ!正義のヒーロースニーカーマンです!世界の正義と真実を守るため、日夜戦い続けるのです!!」


 「…地上を走り回る以外はスーパーマンのぱくりなんやね…」

 ネタに詳しい光一がまだ、青さの残る顔でぼそりとつぶやいた。


 「その日、悪党を倒した際に私の彼女に正体がばれてしまったのです。」

 音声を変えて、モザイクなので少しわかりにくいが、スニーカーマンは酷く落胆しているようだった。

 「彼女はなんと、『空も飛べないダサいヒーローなんて嫌い!』と叫んで、私を振ってしまったのです!」


 「…いやいや、空を飛べるヒーローの方がずっと少数派やから。かつての最高のヒーローのスーパージャスティス(瀬利亜の父)や現役最強クラスのシードラゴンマスク(瀬利亜)やミラクルファイター(齊藤警部)も空を飛ばへんからね…」

 さらに光一がツッコミを入れる。ちなみに光一の変身する「電脳マジシャン」や小早川理事長の変身の「キャプテンゴージャス」も空は飛ばない。


 「…そして、『人間に絶望』していた私は『あの男』に逢ったのです。」


 「彼女に振られたくらいで『人間に絶望』するのはメンタル弱すぎや。とてもスーパーヒーローは務まらへんわ。」


 光一が散々ツッコミを入れるのを聞いて、どうして「モザイクで音声を変えてある」のか、そこにいた全員が理由がわかったような気がした。


 「…ただ、どんな人だったかがさっぱり覚えていないのです。なんとなく、優しそうな雰囲気の人だったような気はするのですが…」



 「今回も参考になる証言はこれくらいね。」

 映像を切ると、瀬利亜が顔を上げた。


 「ちなみに『操作されている間は潜在能力が引き出されて以前より強くなって』はいるものの、元の素材となる人も相当能力は高いみたいね。例えば、例の忍者の人達は約二倍~一〇倍くらい強化されてたみたいだけど、素に戻った今でも全員A級モンスターバスター並みの戦闘力があるのよね…。ちなみに何人かスカウトしておきました♪」

 「うーむ、横綱の人とか、マジ強かったでんね。」

 「横綱さんは素でも私といい勝負できそうなんだけど、性格的に向かないそうなので、残念ながらあきらめました。でも、五人の幹部中二人は内定を取りましたから♪

 ただ、横綱さんもモンスターバスターは向かなくても『スーパーヒーロー』なら行けるかもしれないわね♪ 引き込む策を考えなくては!」


 「あの、瀬利亜ちゃん、話が脱線しかけてるんだけど。」

 アルテアの声に瀬利亜が我に返る。


 「…アルさんと話していて気になることがあったの、まずはこの表を見てください。」

 瀬利亜がタブレットを操作して空中に表を映し出した。


☆超A級モンスターバスター一〇星について


① 「地球の守り手」   コーザル・ガイア (アフリカ・地球全体)

            一八五センチ 九〇キロ 男性 五〇〇歳(共存派)


2 「光の戦士」     シャンタナンダ・アバター(インド)

            一七〇センチ 五〇キロ 男性 九〇歳(中立)


③ 「大魔女リディア」  アルテア・リディア・サティスフィールド(英国・日本)

            一八二センチ 六五キロ 女性 三五歳 (共存派)


4 「千里眼の巫女」   神那岐水音(日本)

            一六五センチ 五三キロ 女性 三八歳 (共存派)


5 「宇宙からの超人」   マルク(ブラジル)   

            一九五センチ 一五〇キロ 男性 年齢不詳(共存派)


6 「天才陰陽師」    安倍孔明(日本)

            一八〇センチ 六八キロ 男性 二九歳 (強行派)


7 「魔神戦士」     カイザス・ド・メロービング(アメリカ)

            一七八センチ 七〇キロ 男性 二八歳 (中立)


⑧ 「魔神使い」     土御門美夜(日本)

            一七二センチ 六〇キロ 女性 二六歳(共存派)


9 「不死の騎士」    バザロヴァ姉妹ロシア(※ 双子 アナスタシア&エレーナ)

            一六五センチ 五五キロ 女性 一九歳 (強行派・中立)


10「無敵のシードラゴン」 石川瀬利亜(日本)

             一七〇センチ 五八キロ 女性 一七歳(共存派)


 「あのう、この表は一体?」

 遥が不思議そうにタブレットから空中に映し出された映像を見ている。

 「敵が内部情報に詳しすぎること、実力的に黄金マントあたりは超A級だから、内通者の可能性を考えて、こうして出してみたのだけれど…。」

 瀬利亜が表を見ながら首をひねっている。

 「自分の利益のためにバスター協会を裏切るメンバーはこの中にはいないのよね。全員私たちに敵意を持っていないみたいだし」

 フーチを操りながらアルテアも難しい顔をしている。


 「美夜はんが、7番目とかおかしゅうないでっか?」

 「数字はA級モンスターバスターになった順だからね。ちなみに数字に〇のついた三人はこの中でもさらに別格だから。特に全モンスターバスターのリーダーでもあるコーザル・ガイアが『地球システム』を使ったら、他の超A級メンバーが単体ではもちろん、複数でも相手にならないと思うし。」

 「そうね。システム内に入っていかない限りそういう戦闘は起きないけどね。」

 光一の問いに瀬利亜が答え、アルテアがさらにあとを継ぐ。


 「…お母さんは実は超A級だったんですね…。」

 「うん。戦闘力は『A級上位並』で、性格も合わせてこの中では一番戦闘向きではないけど、『透視能力・予知能力』は全メンバー中でも桁違いなんだよね。」

 千早の問いに瀬利亜が優しく答える。


 「ガイアさんの五〇〇歳て、普通の人じゃないですよね?」

 遥が不思議そうに表を見ている。

 「ええ、地球という星の守護の役割の超人がモンスターバスターもやってくれている…という特殊な人ですから。不老不死だから、見た目は二〇代後半くらいですね。」

 アルテアが丁寧に説明する。

 「一八五センチで九〇キロということはかなり筋肉質なんですね。」

 「そうそう、かなりマッチョだわ。実際に対戦したことはないから、多分私より少し強いらしいくらいしかわからないけど。」

 遥の問いに今度は瀬利亜が答えた。


 「孔明兄さんがそんな人だったなんて、初めて知った。」

 「キヨマーは先日初めて陰陽師の存在を知ったんだもんね。

 普段はどんな人だったの?」

 「真面目で、気難しくて、神経質な人だけど、根はやさしい感じの人だったかな」

 「従弟には素の顔をちゃんと見せているのね。」

 清正の話に瀬利亜は納得している。


 「スリーサイズは書いてへんのんやね…」

 「…光ちゃんは女性陣はパザロヴァ姉妹以外は会ったことがあるでしょ!」

 「そうや、アルテアはん、全員の映像も出すことはできまっか?」

 「そうですね。その方がよりイメージしやすいですよね。」

 アルテアが水晶球で、一〇人の姿を立体で出すと、光一は持っていたタブレットに素早くいろいろ打ち込み始めた


☆超A級モンスターバスター一〇星について(光一コメント付き)


① 「地球の守り手」   コーザル・ガイア 真面目そうなあんさん。

             マッチョで美形やね。 


2 「光の戦士」     シャンタナンダ・アバター

             インド人のじいさま。温厚な仙人風や。


③ 「大魔女リディア」  アルテア・リディア・サティスフィールド 

             ふわふわした雰囲気の金髪超絶美女 一〇八 六二 九二 


4 「千里眼の巫女」   神那岐水音  優しそうな清楚な美女 

            八〇 五八 七八  めっさええ人な感じやね


5 「宇宙からの超人」   マルク   ウルトラマッチョなレスラー風。

             でも、顔は温厚そうやね。


6 「天才陰陽師」    安倍孔明 細っこい真面目そうなあんさん

             悪人系やないが、気難しそうやな。


7 「魔神戦士」     カイザス・ド・メロービング スマートなチャラ男風。

             人は悪くなさそうやねんけんど、なんか引っかかる気が…。


⑧ 「魔神使い」     土御門美夜  清楚やけど、しっかり者の美女

             八五 六〇 八二  誠也さん、ようゲットされたもんや


9 「不死の騎士」    バザロヴァ姉妹) 美女というより美少女系やね

            八四 五九 八三  きつめの姉はんとおっとり姉はんや


10「無敵のシードラゴン」 石川瀬利亜  いつの間にそんなに成長を!(特に胸)

            八八 五九 八三 所作次第では絶対にモテ期到来や!!


 「こんなもんで、どうや!!」

 「………」

 どや顔をする光一に眉を寄せた瀬利亜がどうツッコミをしようかを考えている。


 「よし、ついでに千早はんとバネッサはんと遙はんのスリーサイズも書き込みや!」

 「「「しなくていいです!!」」」

 三人の体を張ったツッコミで、光一はあえなく撃沈した。




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