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NameLessTRIGGER  作者: あるMAC
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激突

ドン!とかなり鈍い音が 廊下中に響いた。

チャイムが鳴り授業開始の合図と同時に静まり返った廊下にはかなりでかい音のようだ。皆が廊下側の窓を開け、非常階段の方を一斉に見る。そこには非常階段に続くドアが何か大きな物に衝突したかのようなクレーターみたいな物ができていた。しかしそこには人が倒れて居たのだ。


「痛ってーーー!!!」と叫ぶ密がいた。

密は少し頭から血がでており、足がフラついている。


「コラ!! 音無なにごとだ。 お前…なんだドアが壊れてるじゃないか お前がやったのか!?」と体ががっちりとした、男が密に向かって怒鳴っている。この人は密のクラスの副担任 前園 大介 主に日本史を教えている先生だ。


「いや、これには事情があるだよ 先生

響子ちゃんから聞いただろ?」と頭から出ていた血をポケットティッシュで拭き取り少し落ち着いてから話す。


「そのことについては聞いてるが先生は何でこんな事になったかを聞いてるだ!」

がっちりとした体から怒りのオーラの様なものが密には見えた。素直に謝るしかない。そう決心した。


「すみません ちょこっと能力使ったらこの様なことになりました。すみません 居残りは無しでお願いします。今日は観たい番組があるんです。先生今日は見逃してください。」全身全霊で謝り、深々と頭を下げて謝った。すると、前園はあっけなく許してくれた。


「まぁお前も色々あるからなぁ 今日は許してやるでもこのドアは弁償するんだぞ 分かったな?」体から出ていた怒りのオーラの様なものは出ていなくなっていた。


すると非常階段に近い方のドアから真がてできた。


「大丈夫? 頭から血が出てるけど?」

心配そうな顔でこちらを見ている。やっぱりこいつはいつも優しいまるで仏のような存在だ。


「大丈夫だけど 今日は始業式から始まるじゃないの? 何でみんな教室にいるんだよ?」今日は新学期なのに始業式のために皆が体育館に行っていなく、教室で教科書を見ている。この光景に密は疑問を感じていたのだ。


「あれ?言ってなかったけ?今年からは始業式は昼からで朝はテストがあるんだよ 昨日言ったと思うだけど」真は不思議そうな顔と呆れたような顔をしている。


「えっ?ウソだろ…テストだと…ヤベェ全然勉強してねぇよ」ドアに衝突した痛みなど忘れてテストの方が気になっている。


すると真の横から渚も顔を出した。


「音無くん 早く教室に入ってくださいね

じゃないとテストができないから…」

最初の優しい口調から少し怒り気味の口調に変わっていったの密は感じ黙って教室に入った。


何でコイツは学校だと優等生キャラでいるんだよ!!渚のやろう絶対化けの皮剥がしてやるからな!!!と思って渚を睨みつけると、渚がこちらを振り向き笑顔でこちらを見ているただし笑っているのは口だけで目はつり上がっている。少し恐怖を感じた密は直ぐに目を逸らし鞄から筆箱を取り出した。


密の机は窓に一番近い席の一番後ろだこの席は昼は日が当たり最高に気持ちがいい。

すると密の前の席の金髪の男が振り返って喋りかけてきた。ジェームズ・牧野・エクセルだ。


「密、昨日のヒューストンvsアトランタの試合見たか?あの試合最高に熱かったよな」流暢な日本語でバスケットボールの話をしてきた。こいつは去年の夏に留学してきて、俺は直ぐにこいつとバスケットボールの話で意気投合した。


「ああ、見たぜ最後のジェームズのシュート痺れたぜ あのバックステップは芸術レベルだぜ」テストが始まる前だっていうのに俺とジェームズはバスケットの話で盛り上がっていた。


「確かにあのジェームズのバックステップは痺れたけど 俺はやっぱりカイルのあのスリーが痺れたね やっぱりあの人はリーグ屈指のシューターだよ」うんうんと密は相槌を打ちっていると直ぐに担当の先生が来た。


「はい テストを始めるわよ みんな静かにしてね」教室に来たのは響子ちゃんだった。

密は驚きを隠せずに少し声を出してしまった。


「何? 音無くん 何でそんな顔してるの?」


「だって響子ちゃんさっき俺と入れ違いになったばっかりじゃん どうしてこんなに早いの?」


「流石に私一人じゃあの巨漢の男は運べないわよ 所から応援を呼んでその人達にあとは任せたのよ はい そんなことはあとでいいからテストを配るわよ」あっさりと答えられて密は何かひっかかるような気がしたが今はそんなことは気にしていられない、配られたテストを解き始めた、時間は50分長いバトルの開始だぜ。


~昼~


「終わった テストも終わったが俺の追試始まったよ もう終わりだ」げっそりとした顔を密はしている。そこに丸坊主のゴリラの様な男が近寄ってきた。五里だ。


「おい! 密 なんつう面してるだよ 元気だせよ 俺なんかいつも追試だぜ!!

これから一緒に追試頑張ろうぜ!」と肩を叩きながら密に向って大声で喋っている。


「うるせーー 五里お前と俺を一緒にすんじゃねぇ今回はテストがあることを知らなかっただけで、いつもなら余裕で赤点回避だわ 五里お前はいつも追試だろうが!!」少し肩をきつく叩かれたのでキレ気味に反論する。


「まぁまぁ密 落ち着けよ 一回くらいは経験しておくもんだよ 」とジェームズが密を落ちつかせる。そう言われると密は黙って下を向いている。


そこに渚が来た。


「音無くん ちょっといいかしら?」

また優等生キャラですか…と毎度同じことを思っている。廊下に呼ばれる。


「はい? 何よ? お説教は勘弁してくれよ」

気持ちは落ちつているが内心はかなりテストのことを引きずっている。


「今日は直ぐに帰宅してってさっき時雨さんから連絡があったから そういうことで」

さっきまでの態度とは一変して冷たい口調で端的に目的だけを述べた。


「直ぐに帰宅って何で? 今日は何かあったけ? 今日はランキング発表日でもないだろ?」首を傾げながら渚に問う。


「さぁ 私も分からないけど、何か協会からのお呼び出しだそうよ 」


「ふーん 協会からのねぇ まぁいいけどそれって何時に行けばいいの?」


「確か七時には来て欲しいそうよ じゃあ私はちょっと部室の方に顔を出さないといけないら 」と言って直ぐに渚は立ち去った。


「七時ってそんなーーー嘘だと言ってよ

そんな今日はドラゴンJrvs棚巻の試合なのにーー!!!! 今日は何でこんなに運が悪いだよーーー!!」廊下で1人膝を突いて叫んでいる。周りの痛い視線が気になり、何もなかったかのように立ち上がる。すると直ぐに昼休み終わりのベルがなり、皆体育館に向かっている。


長い校長の話を聞き流さしぼっーとしているうちに始業式も終わり。下校の時間だ。


時雨さんに呼ばれているので直ぐに三人で帰宅した。


「ただいまー時雨さん、協会からの呼び出しって何?」密はさっさと済ましてプロレスを見たいのだ。


「おかえりなさい、すみません 詳しいことは聞かされていないので あと皆さん スーツで来てほしいとのことです。」パソコンに届いているメールを見ながらこちらに答えている。


「嘘? スーツ? 私今日スーツ洗っちゃた どうしよう!?」と渚が天パっている。


「大丈夫 制服で行けばいいさ 」と真が答えた。


「でも、協会からのお呼びでしょ?いいのかな?」首を傾げて手を顎に付けて可愛い素振りをしている。何で真に優しいの?

何これ可笑しくない?密は悔しそうな顔をして、真を睨んだ。すると真はハニカミながら頭を少し下げた。


「さぁ皆さん 早く行かないとまた会長さんに怒られますよ!」時雨さんが急かす。


「了解 じゃあ行ってくるわ」密と真は黒のスーツに着替え、渚は学校の制服で言えを出た。

頼む早く終わることであってくれ、密は祈った。


対能力者調査協会 通称 対協は街のど真ん中にあり、高い塀に囲まれており、中には白色のお城がある。密達は今そこ向かっている。密達の家からだと20分もすれば着くだろう。この時間帯だと駅から降りてくる、部活帰りの学生や仕事帰りのサラリーマンがぞくぞくと降りている。その人達を横目にしながから協会へと歩いていく。

密は少し早足だ。


「案外すぐ着いたね もう少しかかると思ったけど」


「あの馬鹿が早く歩くからじゃない!!もう少しゆっくり歩いてよ!」


「うるせーーーー だったら俺の速度に合わさなかったらいいじゃんかよ!」密と渚が睨みあう。真が二人の気を沈めようとしていると、目の前に黒色の高級車が止まった。


「貴方達何をしているの? そんな事してるから何時までも2位のままなのよ!」黒髪のロングの背の高い女性が高級車から降りてきた。


「何だよ 凛音さんか 相変わらずの様子で 」密も言い返した。すると横から背の高い男性がてできた。


「テメェ! 凛音様に向って何を言ってるのだ!」睨みをきかせてこちらを見てるくる。


「…やめて みっともないよ 」凛音の横から背の低いフードを被った女性がでてきた。


この三人組は今もっとも人気の高い調査団Realizeのトップスリーだ。

リーダの成宮 凛音確かに年齢は二十歳だっと思う。その若さでリーダーになってるのだから腕はそうとうたつであろう。

横から出てきた男の名前は進矢 亮こいつは確か十八歳だったと思う。昔凛音に世話になり今はこいつの右腕になっている。

もうひとりの背の低い女の子は 草薙 雀この子の情報はあまり知らないけどNo.3の座にいるのだから強いのだろう。


「凛音さんのお父さんが頑張ったから今も一位の座にいるだけじゃん しかもウチとそっちの隊員数だったらそっちの方が100倍くらいいるじゃん そらそっちの方が仕事をこなす量も多し、俺らが2位にいるのも仕方ないと思うけど?」 プロレスを見れないことを気にしているのか密はまだイライラして、凛音に噛み付いている。


「そっちも あの有名な中之島 夕咲が居たのに この順位なんて恥ずかしくないの?」凛音も負けじと反論する。密は夕咲というワード聞いた瞬間少しプッつんしたのか猛反撃し始めた。


そこに渚と亮も参戦にタッグマッチのような言い争いになっている。


残された二人はため息をついている。


そこに如何にもボスという雰囲気を漂わせた、長いヒゲを蓄えた老人が門の中からやってきた。

協会の会長 東条 秀長だ。


「お前さん達そこまでにしときなさい 周りの人に迷惑ですよ」密達は我に戻ると周りに人盛りができていた。


「すみません 会長さん 見苦しいところをお見せして」真が頭を下げている。


「いえいえ気にしなさんな 若気のいたりみたいなものでしょう」優しく秀長は言い返す。


「会長 今日は呼んだのって何? 今日はランキング発表日じゃないよね?」


「何?貴方達も呼ばれていたの?」

凛音は驚いた顔をしてこちらを向いてきた。


「まぁこんな所ではなんですから 中で話しましょうか」言われるがままに密達は門をくぐり白の中に入っていった。会議室のような部屋に呼ばれた。今までの歴代の会長の写真がズラリと並べられている。


「さぁ本第なのですが 貴方達トップ2の調査団に皆不満を持ってましてね そのことなはついて今日は貴方達を呼んだのです」


「不満? 何か俺達したっけ? つかいつもの言いがかりじゃないですか?」上位の調査団になると、このような言いがかりが尽きない、上位の調査団になると常連の顧客や協会からもいい仕事が回ってくる。それが下位の調査団は不満なのだろう さらに上位の調査団になると隊員数も多くなり、仕事の効率も上がるが一方で皆が頑張っていないのでないかと何時も言われている。

代表例がRealizeだ。もともとRealizeは大手の大企業だったのだか、凛音の親父さんが会社をName持ちを対象にするような動きを見せて、調査団をメインにした企業したのだ。それでも昔のように一応大企業としても動いているで自然と優秀な人材があつまり、それが今は300人近い隊員数に至るのだ。まぁ優秀な人材が多くいて、有名な企業なのだから皆はそちらに依頼をするだろう。


しかし密達の調査団 TRIGGERは昔、有名なName持ち 中之島 夕咲がいたが、今は学生三人と事務員ひとりだ、それなのに上位にいる理由は、皆がやらないような仕事を受けているのだ。他の調査団がやらないような仕事は貰える報酬が良く、貰えるポイントも高い、しかし案の定かなりキツイ仕事なので、受ける人があまり居ないのだ。

それが密達が上位にいる理由だ。


「Realizeなら分かりますよ でもウチは可笑しいでしょ?」


「何を言ってるの現に今不満がある人達がいると言われているじゃない認めなさいよ」自分のことはどうなんだよとツッコミたかったが、その気持ちは抑え会長の話を聞く。


「それで貴方達 二グループには今から本当に実力があってその順位なのか試さしていただきます。こちらへどうぞ」大きなエレベーターに乗り地下に向かった。


「ここでは貴方達の実力を試さしていただきます。ルールは簡単 どちらが先に一番奥の部屋にあるボタンを押せるが勝負ですルートは右のルートと左のルート基本的にはどちらも、難易度は変わりませんよ」


「ちょっとちょっといきなりスギじゃない?対決って負けたら何かあるわけ?」さっきから疑問だらけで頭を密抱えている。


「そうですね ペナルティは負けた方は順位を20下げるということで」簡単にそんな事言ってのけるが、20位下がるとはかなりデカイ しかも、上位の調査団がこんなに下がると何かやらかしたと思われ、嫌な噂も広がる。がしかし密は嬉しそうだった。

今日は色々ついてなかったから、この場で晴らそうと言うのだ。


「いいぜ やろうよ どっちが本当に上のなのか」


「臨むところよ 行くわよ 亮 雀」


「お守りします 凛音様」


「…がんばる」


密達は左のルート 凛音達は右のルートを選んだ。


「私今日は制服なのに 汚れなきゃいいけど」

渚がまたブリっ子している、何こいつ?ハラタツ


「じゃあ今日は二人で渚を守りながら進むということで」真が言う。そんな事言うから渚が調子乗るだろうがーーー!!と思いながら左のルートのゲートの前に立った。


「では 貴方達 行きますよ よーい 始め!!」

掛け声と同時にゲードが開いた。

力比べの開始だ。

久しぶりの投稿です。

久しぶり過ぎて、誤字脱字があるかも…というかあるのであったら教えてください。


それと今回からちょっとしたキャラ紹介をしていこうと思います。第一回目ですので、主人公の密から


音無(おとなし) (ひそか) name持ち 能力は身体強化(スピードが特に上がる。)

武器は銃火器とナイフ 身長は178 髪型はミディアム 色は黒 スニーカー(バッシュ)とバスケットボールとプロレスが大好き 真と渚とは子供の時から一緒 三人とも孤児院出身

今は調査団TRIGGERのボスだか、しかし2人の方がしっかりしいる。ringの色は黒 帰宅部

事務所が家になっている。 渚と真と3人暮らし ボスなのに3人の中で1番権力がない 全体的に軽い


ってな感じで紹介していきます。因みに密かって名前は 前島密からとっているので、某漫画からはとっていませんよ(笑)


では今回はこの辺でまた次回も見てくださいね。感想待ってます。

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