壱兆年の呪い~妖篇~
短編だいぶ慣れてきました。
コメントください。
私の仕事は転生できない幼い魂を守ることです。
そのためには手段を選びません。
親に見捨てられ、神にも見捨てられてしまった彼らを私は幸せにしたい。
私は性別は女です。
でも、性別などは関係ありません。
女を捨てたのです。
男仕事だってします。
「おねぇちゃん。」
「どうしたの?」
「お腹すいたよぉ。」
私は一つ飴玉を渡しました。
その子は喜んでなめ始めました。
私はこの子達にまともなご飯を食べさせられません。
働いても働いても…
どうして彼らはここまで報われないのでしょう。
私達は同じ世界に同じように生を受けたんです。
これは呪いでしょうか?
いくら年月が過ぎても、この子達は報われません。
何故でしょう。
私は今巫女の姿をしています。
白と赤のま新しい服です。
これをうればきっとあの子達にたくさん食べ物を与えることができます。
でも私は今日は一人の女に戻ります。
「妖さん、お時間です。」
「はい。」
適当につくろった名前で呼ばれた。
私は扉の前に立った。
胸元に潜めた短剣が鋭く光っている。
今日これであの子達を見捨てた奴らに罰を与える。
「妖さん、さぁ。」
同じ巫女の格好をした女性はせかす。
待って、まだ心の準備ができてないの…
たくさんの人を殺めてきたが
神を殺めるのは今日が初めてなのよ。
ーイメージトレーニング完了ー
私は目を見開き微笑んだ。
そして、扉に手をかけた…
ありがとうございました。