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強欲の国  作者: くぎら6
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メイヤ先生の教えて異世界教室

僕達は着替えてから宿を出ようと思いカウンターの執事さんみたいな格好の従業員その旨を伝えると朝食も出るらしいのでいただくことにした。


食堂に行くとまだ早いからかお客はいなかったので端の方の席に着くことにした。その際、奴隷ものお決まりの床で食べます宣言があったがメイヤと一緒に食べたいからメイヤが床で食べるなら僕もそうすると言って大人しく席につかせた。


「ご主人様は優し過ぎます。奴隷と食を共にするなどあり得ません。」


「ユウト様じゃないの?」


「あ、あれは少し混乱していたのです。もうおちつきましたので…」


「そう、良かった。でもユウト様の方が僕はいいな。メイヤには名前を呼んで貰いたいんだ。」


「は、はいかしこまりました。ユ、ユウト様と呼ばせていただきます。」


朝から食堂でピンク色の空気を漂わせてると食事が運ばれて来たのでいただいた。


メニューはふわふわパンとアームストロングのステーキと野菜たっぷりの塩スープだった。アームストロングのステーキは日本で食べたどのステーキより美味しかった。筋肉ばかりで固いと思っていたが口に入れると溶けるとはこのことかと言う程柔らかくてビックリした。


「昨日久しぶりにギルドに持ち込みがあったらしくお出しさせて頂きました。最近では余り入荷しませんのでお客様はラッキーでしたね。」


ステーキに舌鼓を打っていたら執事さんが来てそう言った。僕は気になったので執事さんに質問した。


「アームストロングはこの都市の周りの森にも出ますよね?そんなに数も少ないわけじゃなさそうですしなんででしょう?」


「おや?お客様は冒険者ではありませんでしたか?」


「あ、冒険者になる為この都市に来たばかりなんです。」


「なるほど冒険者になる為ですか」


執事さんがメイヤの方を向いて頷いたのでなんだろうと思ったがそのまま僕の疑問に答えてくれた。


「それでは知らないかもしれませんが最近この近辺でダンジョンが湧きました。その為アームストロングを狩ることのできる冒険者の方が皆潜ってしまったので入荷がなくなってしまったのですよ。」


「なるほど色々大変なんですね。」


全然なるほどじゃないけどとりあえずあいずちを打った。


「お客様はこの時期に来たのも運がよろしかったですね。ダンジョンに潜ると一獲千金も夢じゃありません。」


「へぇーそれは本当に運が良いラッキーでした。」


「はい、それでは私はそろそろ仕事に戻ります。では引き続きお食事をお楽しみください。失礼します。」





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