恐怖のメール⑦
敏也から命令をなんでも聞く条件で、可憐を家から出した美香。
赤い靴を履いてくれ、、「・・・」
赤い靴を履いた美香・・透け透けのドレスを着て来い
ドレスを着た美香・・・
髪も下ろして・・はい、、髪を下ろしてた美香・・・
綺麗だな・・・人形みたいだ・・・
美香、仕方なく黙っていた。
そして、美香「私、疲れたわ。部屋に戻ってもいい?]
「だめだ!今日は一緒に寝るんだ・・」
仕方なく敏也に抱かれてままの美香・・・
しかし・・H中・・
敏也「やっぱり可憐と会いたいな・・」
「やめてよ!」その後、少々泣いた美香。
敏也は、美香だけで満足でないようです。
いきなり可憐からメールが来た。
「ママ、大丈夫?私心配だよ。メールください」
「大丈夫よ。心配しないで」
敏也「可憐から?]「違うわ!」
敏也「美香、可憐の家、見つかったぞ」
美香、「可憐と会わないで!]
「自分の娘だ、会って何か悪いか?]
「いいえ、可憐は落ち着いてるし、、静かに見守って」
敏也が可憐と会いに行くと言って車で出かけた。
美香から可憐にメールした。
パパが可憐のとこいくから、早く逃げて!
「わかったわ、ママ、ありがとう」
可憐が逃げた。
敏也が可憐のマンションに着いて、管理者に可憐の父だと話したから
管理者が悪い人じゃないと思って、可憐の部屋の番号を教えてしまった。
また管理者の合鍵をかけて、敏也が部屋の中に入った。
可憐の部屋に彼氏の写真立てていた。
彼氏らしい服も、歯ブラシも2本・・コップもペア・・・
「可憐!どこにいるんだ!」
怒りが異常だった・・
管理者もビックリして、「お父さん落ち着いて下さい。」
管理者「多分娘さん、外行ってると思います、もう少し待ってみたらいかがでしょうか」
「早く可憐を探して来い!」管理者「・・・・すみませんどこにいってるか分かりませんが」
「どこでもいいや、早く探してこい!]
彼氏の写真立てをぶち壊した敏也。
彼氏の服も破った・・歯ブラシも捨てた・
可憐の服も用品ぶち壊したり・・・
異常な怒りを見て、管理者が警察に通報した。
警察が来て「あ、、敏也さんですね。」「そうだ。。」
警察「ちょっと落ち着いて、家に帰った方がいいです」
敏也「だめだ、可憐が来るまで、ここにいるぞ」
困った警察「お嬢さんを探してるんですか」「そうだ、早く探して来い!]
「分かりました、おじょうさんを探しておきますので、1度家に帰ってください」
敏也「だめだ!]頑固して聞きませんでした。
警察から美香に電話をした。
美香が急いで、可憐のマンションに着いて、敏也に説得をした。
「可憐は今、居ないので、また今度可憐と連絡をして、一緒に食事にいきましょう」
敏也「本当かい?]とにかく美香が敏也を落ち着かせた。
やっと落ち着いた敏也を自宅に連れて行った。
「彼氏め!きたないやつめ!可憐は僕の物だ」
「敏也、落ち着いて・・美香がいるからね」
人形を抱いて、わーー泣く敏也・・・「可憐!可憐!」
美香「明日病院に行きましょうね。あなた」
敏也、「僕の病気?何も無いぞ」
美香、「うん、病気じゃないけど、休養のため病院行きましょうね」
敏也は普通だったり、変わってたり。。日変わりのように性格が変わってしまう・・・
次の日、美香は敏也を連れて精神病院に行った。
お医者さん診てくれた後、美香だけを呼んで話してた。
「敏也さんの病気は軽い精神障害です。しばらく様子を見ましょう。
ひどかったら、また来て下さい」
美香「わかりました」
自宅に戻った美香に、敏也父母が「どうだった?]
「やっぱり精神障害のようです。でも軽いみたいです」
「そうですか・・・」美香「お医者さんの話ですと、敏也が小さい時に何か傷ついた可能性もあると
言っていますが、何か心当たりありませんかって。。」
「お母様、お父様、敏也、何かきっかけで病気になったのでは。。教えて下さい」
敏也父母は何も言いませんでした。
美香「敏也、、私のベッドにおいで、一緒に話しましょう」
「美香の部屋?いいよ」言って美香の部屋の中に入り、
一緒にベッドの上でゆっくり話し合った。
そういえば、今まではあまり話さなかったけど・・・
もう少し話してみようと美香は思った。
敏也がまるで子供みたいに・・
美香の肩に寄せて・・・少々眠いようでした。
病院から薬をもらったから、眠いんだろう・・・
美香「ね、敏也、小さい時、寂しかったでしょ?」
「うん・・僕寂しかったよ・・両親冷たかったから」
「え?つめたいの?]
「そうだよ。僕が小さい時、両親が共働きだったんで・・忙しすぎて
なかなか構ってくれなかった・・
僕の好きな物を買ってくれたが、1度も一緒に食事しなかったんだよ」
「え?食事、一緒じゃなかったの?]
「うん。僕がいつも1人で食事したんだよ。お手伝いさんがいたが・・黙って見るだけ・
僕がいつも1人ぽっち、部屋の中でゲームばかりしてたよ。
相手がほしくて、人形を相手にしたんだよ」
「うん。そうだったの・・友達は?」
「両親がね。友達がいなくても人形がいるからっていっぱい人形くれたよ」
「だから、人形にそれぞれ名前も付けたんだよ」
「うん、、」
両親が外国ばかり行って、仕事してたんだから長く留守してた。
年に1-2回くらい帰国して、僕嬉しかったんだよ
でもさ、両親が疲れて、なかなか僕と会話してくれず、食事も別々だった・・
家庭教師も沢山来ていた。勉強いっぱいして親孝行をしようと思った。
大学も行けて、親が喜んで一緒に食事したのがはじめてだったよ。
親の見栄なのか、大学合格した僕にママが僕になんでも甘えていいのよと言ってたんだ。
僕、無理して、いい子してたんだよ・・・
でも、大学を卒業をしてからさ・・急に子供っぽくなった僕。
親が忙しかった仕事が終わり、余裕でてきた母に甘えるようになった僕。
母だけでなく、誰かに甘えたくなり・・誰かを縛りたくなる・・
美香を見つけてから、僕変わってしまった・・
僕のものにしたい! そう思った・・・
美香「うん・・もういいのよ、ゆっくり寝ていいのよ」
もうこれ以上聞きたくなかった美香。
そして、敏也が寝込んでいた。
美香はあんなに敏也のこと嫌いだったのに、最近なんか可愛そうに思えてきた。
しかし、可憐だけは会わせたくない・・・
そうだ・・可憐を外国に行かせよう・・・
美香は可憐に外国に行くように勧めた。
可憐は、彼氏と相談をして、彼氏と外国へ逃げて行った。
敏也がまた可憐の自宅に行ったが、可憐が引越しした事知った。
管理者に尋ねたが、知りませんと言われ、イライラしてきた敏也。
敏也「昔の美香みたいだ。僕を捨てて行ったんだよ」
美香「違うわ!可憐は、母と違うわ!美香は、あなたのいうこと何でも聞いてあげるよ。
でも、可憐はパパを捨てたんじゃなくて大きくなったのよ。無理なのよ。」
可憐のことあきらめて、ね、お願い・・・」
「可憐を探しに行くぞ!]
「待って・・・可憐を探しに行くのなら、私、あなたを殺すわ」と言って
包丁を持って敏也を脅かした。
「待ってくれ、君、おかしくないか」
「おかしいのはあなたよ!私ずっと苦しんできたのよ!
可憐に同じ思いをさせたくないわ!]
「・・・・わかったよ。君可憐に妬いてるんだ?]
美香は可憐のため思ってるけど、うそついて、喜んでくれるため、
うそついた。
「そうよ、私あなたが一番好きだわ、、だから可憐を探さないで!]
「・・・わかった・・ホントか、僕を一番好きってこと」
「本当よ、だから一生まで一緒に居るのよ」
なんか落ち着いた敏也。。
ほっとした美香・・・
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