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詩 童話

染め上げる


汚れた大地に身を横たえ、頭上に広がる空を見つめる。


厚い雲に覆われた空から、雲を細かく千切ったような雪がハラハラと落ちてくる。


汚れた大地は舞い落ちる雪に少しずつ覆われていき、白く染め上げられていく。


雪は大地が上げる呻き声を吸収しながら、深々と降り注ぐ。


雲の最後の一欠片が大地に舞い降りたとき、灰色だった空は雲一つ無い透き通った青に変わった。


汚れた大地も白銀の世界に変わっている。


汚れた大地に横たわった我が醜き肉体も、大地と共に白銀の世界に覆われ白く染め上げられていた。




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