欲の先の闘争
開いてくださりありがとうございます。
即興で思いついた詩を書きました。
欲に抗えずに堕ち行くその様は果たして、愉悦と侮蔑、どちらで見るのが正解なのか
選別されないが故の性別
生まれ出て送り出される 神の餞別足り得ないそれを
人は喜悦でもって迎え そして落胆し軽蔑する
どれだけ願えども戻らず
どれだけ縋れども戻れず
全ては負の幸福に繋がっている
抗いたくばただ眼前の出来事を見 そして戦わねばならない
しかし 逃げるは敗北に等しく 敗北は終了に等しい
希望は藁の如くに細く そして掴む力は赤子の如くに弱い
その糸を増やすも太らすも 全ては己が意思に依る
それでもやはり限りはあり そして現実は残酷である
意思を持てぬ人形は ただ埋もれ消え逝くのみ
数歩先の未来のために 一歩先の未来を賭す
たとえそれが断崖でも 進まねば呑まれ終わる
彷徨うままでは勝ち得ない
揺蕩うままでは勝ち得ない
幸福になりたくば、己が手足をもって戦わねばならない
最後までお読みくださりありがとうございました。