第二十八話 騎士対騎兵 後編
「ベルト大尉の偵察部隊が敵と遭遇、戦闘状態に入りました!」
ベルト大尉が送り出したオーギュストがベルトの偵察部隊と、フランス軍主力部隊の中間地点に陣取る軽騎兵隊の指揮官、ミュラの元にたどり着いてそう報告した。彼の馬は発汗してその栗毛の馬体を白く輝かせている。
「敵の数は?」
「四騎ほどでした」
「ベルトの隊の半分だな。この戦いの最初の勝利はやつのものか。運のいいやつだ」
五十騎ほどの部下を連れているミュラはオーギュストの報告を受けて陽気に笑って見せた。それにつられて部下たちの笑い声が青空に響く。
「よし。大尉の活躍ぶりを見に行くとしよう。一応主力部隊のボナパルト司令官に伝令を出せ。『我、敵と遭遇。これを撃破せり』とな。オーギュスト。ベルト大尉の所まで案内するんだ」
ミュラの隊から一人選ばれた伝令が後方へと馬を走らせ、残りの者はオーギュストに先導されて先に進むこととなった。誰一人、フランス軍の勝利を疑う者はいない。
「なんだこれは……」
目印となる大岩目指して進んだミュラとフランス兵たちはそこで想像もしていなかった光景に出くわすこととなった。あたりに血をまき散らして倒れている馬が三頭、道のわきの草原に散らばっている。あたりの草は荒れており、蹄を付けた馬が走り回っていたことを示している。兵士たちにとって嗅ぎなれた、火薬と血が混ざった匂いが兵士たちの鼻腔を満たす。
戦闘があったのはわかる。だが、死体は? ベルトの部隊はどこへ?
ミュラの常に自信に満ちて少し上がっている口元がへの字を描いて、彼の心中を表現した。
「うっ……! ミュラ隊長、あれを見てください」
部下の一人が驚愕の声を上げてミュラの注意を引いた。その指の指し示す先には、地面に立てられた木の棒に括りつけられた四つの死体があった。着ている服装からして、間違いなくフランス兵である。
ミュラは死体に駆け寄ると馬から降りて、その顔を一つ一つ見た。
「ベルト、やられたのか」
死体の一つに知った顔を見て、ミュラは全身の血が沸騰するのを感じた。ベルトの喉元には鋭利な刃物のようなもので貫かれた痕がある。ベルトが接近戦で負けるはずはない。これは矢で射られたものだ。それも敵の射手は相当な技量を持っている。ミュラは素早くそう判断した。
「隊長……」
オーギュストは仲間たちの死に愕然とした。
「ルイ、シャルル、アンリ……」
仲間たちの名前をつぶやくが、彼らは力なく重力にひかれてうなだれ沈黙を保つ。
返事が返って来ることは永遠にない。
力なくその場に座り込んだオーギュストの横でミュラは別のことを考えていた。死体は四つ。ベルトの隊はオーギュストを除けば九騎。残りの五騎はどこへ行ったのか。逃げ出せたか、あるいは捕まったか。逃げ出せたのなら俺たちのほうへ逃げてくるに違いない。パニックを起こして明後日の方向に行ってしまったのかもしれないが。捕まったのなら、敵は捕虜を連れてそう遠くまでは逃げられないはずだ。逃走方向が分かれば追い付けるかもしれない。死体をこれ見よがしに棒に括り付けたのは、俺たちへの脅しのつもりか。この場所で交戦したというのも気になる。
「オーギュスト、敵はお前らと不意に鉢合わせしたのか?」
「いいえ。数百メートル先から、互いに存在を確認していました」
「だよな。こんな見晴らしのいい場所で不意打ちを受けるわけがねえ。ってことは、敵は人数で不利なのを承知で突っ込んできたわけだ。よほど腕に自信があったのか。それとも何かがあったのか……」
ミュラは副官に命じて地図を持ってこさせて広げた。
「ここから一キロも行けばサオレ河の支流の橋だ。そこで待ち受ければ人数の差をカバーできるだろうに、わざわざこんなだだっ広い平野で、倍の敵にわざわざ突っ込んだ理由はなんだ?」
倍の敵でも勝てた、というのは結果論に過ぎない。普通の指揮官ならわざわざ倍の敵と積極的に交戦しようという気など起こさないだろう。何か理由があるはずだ。単なる蛮勇か。あるいは。
「時間稼ぎ……か?」
「時間稼ぎ?」
副官がミュラの言葉を復唱した。
「橋だ。すぐそこにある。俺たちに橋を焼くのを邪魔されないようにするための時間稼ぎだよ」
敵軍の進路を妨害して時間を稼ぐのは戦いの常套手段である。特に今回、ボナパルトの軍がこの世界の常識よりも早い速度で行動を開始した。クルーミルが軍勢を集めるのに時間がかかっているように、敵方も同じように時間がかかるだろう。本格的な戦いに備える時間を稼ぐ必要がある。敵としては、橋を落として時間を稼ぎたいはずだ。
「では……」
「見ろ。橋の方向から煙が上がってねえ。まだ橋はあるはずだ。ここでぐずぐずしてりゃ敵の思うつぼだ。全員、前進用意。橋を確保するぞ」
ミュラはとりあえず棒に括り付けられているフランス兵の亡骸を降ろさせてから全員で橋を目指して前進しはじめた。なるべく急ぎたいので馬に鞭打って全速力で走りたいが、橋のたもとで敵と戦う事を思えば、馬に無理をさせるわけにはいかないので馬が疲労しない程度の速度で、しかし確かな足取りで前進した。
暫く行軍し、ミュラの一隊はサオレ河の支流に架かる橋――地元の人間はサオ・ザオ橋と呼んでいる――をその視界に収めた。川幅が狭まり、三十メートルほどもなく、流れが少し速まってはいるが、それでもゆったりとした流れの河で、水量も平均的な人間の腰ほどの高さしかない。やろうと思えば対岸まで歩兵や騎兵は河に入って渡りきることができるだろう。それでもフランス軍はこの橋を無傷で確保する必要がある。歩兵や騎兵は通れても、彼らに必要な大砲や、物資を満載した馬車は河に入って渡るわけにはいかないからだ。橋を通る必要がある。
ミュラの予想通り、橋の付近には十騎ほどの騎兵と三十人ばかりの兵士が居り馬車から干し草や枯れ枝、油が入っているであろう壺を降ろして橋を焼く用意をしていた。しかし捕らえられたであろうフランス兵の姿は見えない。
どこかで監視していたのか、もしくは蹄の音と土埃で感づいたのか、敵は作業の手を止めてミュラたちを待ち受けている風だった。数の上ではミュラの方が勝っていたが、彼らに引き下がる様子はない。
「居たぞ。剣を抜け!」
「応っ!」
ミュラがサーベルを抜いて合図する。副官が二十騎ばかりを引き連れて敵から見て左手に駆けてゆく。ミュラは残りの三十騎を引き連れて右側に回り込む。敵が橋を渡って逃げていくならそれでよし。守ろうというなら、左右から挟み撃ちの形にできる。
敵騎兵は二手に分れたフランス騎兵を見て、騎兵は集団でミュラのほうへ、歩兵は馬車に背を預けて背中をとられないように守りを固めた。
向かってくる騎兵をミュラは鋭く捉える。槍持ちが一騎。残りの九騎は弓を持っている。馬上で使うに長けた短弓だ。おそらく鎧を着込んだ騎兵には効果が薄いだろうが、布と、良くて革で身を固めているフランスの猟騎兵には十分命とりになる。ベルトもあれにやられたのだろう。
「的を絞らせるな。散れ!」
ミュラが合図を下すと猟騎兵たちは巧みに馬を操ってさらに二手に分かれた。各々距離を保ち、十分にひきつけて騎兵銃を撃つタイミングを測る。
フランス騎兵が二手に分かれたのを見て『斧打ちの国』の騎兵も分かれて一騎が一騎に対応するように散る。馬の俊敏さは彼らのほうが勝っていた。たちまちに狙いをつけて接近すると矢を放つ。馬上から矢を放つ騎射は熟練の技が必要で、一朝一夕に身に着く技能ではない。彼らがよく訓練されている証であった。
ミュラの元にはまっしぐらに槍を携えた騎兵が突進する。グレートヘルムによく似た兜を身に着けており顔は見えない。
「なるほどな。こうやって散らせてお前が一撃するって戦法か」
向かってくる騎兵にミュラもサーベルの切っ先を向けながら突っ込んでいく。槍とサーベルでは長さで槍に有利があるがミュラは全く問題にしなかった。
速度を乗せて突き出される、胸元目掛けて狙いすました一撃を馬上で身をそらして避けると、突き出して無防備になった敵の右手に滑らかにサーベルを走らせる。手首から先を持っていけると確信したが、しかしサーベルは甲高い金属音をたててミュラの右手に硬質な衝撃を返した。ならば。とそのままサーベルを腕に滑らせて肉を削ぎ落しながら肋骨の隙間を切り裂こうとする。しかしそれも硬い、金属に阻まれる。
「野郎。布の服の下に鎧を着込んでやがるな!」
すれ違いざまの一撃に失敗したミュラは速度を殺さないようにそのまま馬を走らせる。
『斧打ちの国』の騎兵はサーベルや槍、弓といった攻撃に備える防具を着込んでいるのだ。かつては、フランスの騎兵たちもそのような防具を身にまとっていた。全身を輝くプレートアーマーに包んでランスを構え、敵部隊目掛けて突進していたのだ。しかし、銃火器の発展がそれらを無意味な、あるいは著しく割に合わないものに変えたのでフランスの騎兵は鎧を脱ぎ棄てることとなる。
「そりゃそうか……」
ミュラは苦笑した。この世界には鉄砲も大砲も無い。サーベルと弓が武器なら当然鎧は有効である。有効なら当然身に着ける。
「追いかけるな! 集まれ! 集合だ!」
ミュラはサーベルを高く掲げて部下に合図を送って集合を促した。どうやら個々の技量も馬の質も敵のほうが上らしい。弓を射掛ける連中もさっき打ち合った槍持ちと同じように鎧を着込んでいるに違いない。ただでさえ馬の質の差で追い付けないのに、おいついたところでサーベルの一撃は致命傷にはならんだろう。ならばむやみに追いかけさせるのは得策ではない。集合して騎兵銃を撃ち掛ける射撃戦に持ち込むほうが良い。
三十騎の部下が集まり、副官が率いていた残りの二十騎も銃撃で掩護できる位置で集まり、的を絞らせないようにするために速歩でぐるぐる回りながら射撃で敵を仕留めようとする。フランス騎兵の二つの塊の間を取り囲むように『斧打ちの国』の騎兵が駆け回りながら矢を射掛け、外側の円と内側の円がぐるぐると回って土埃を立てた。
いかに練達の射手といえど動きまわる騎兵に矢を当てるのは簡単な話ではない。その上フランス軍の騎兵銃は発射と同時に煙をまき散らして射線を遮る。敵も味方も狙いが不正確になるが、それは『斧打ちの国』の騎兵側にとってより不利に働いた。流れ矢が腕に刺さったとして、即座に戦闘不能にはならない。しかし騎兵銃の一撃は腕に当たればたとえ防具を身に着けていても骨を砕いて戦闘不能に追い込む。矢玉の数も弓のほうが不利だった。矢はかさばる。
とはいえ、フランス騎兵も射掛けられる矢で傷つき、流血する負傷者の数が増えて徐々に戦闘力を削がれつつあった。
「臆病者め! そうやって巣穴に潜む兎のように寄せ合わないと戦えないのか! 勇気があるなら一騎打ちしろ!」
高い、女のような声が『斧打ちの国』の騎兵から発せられた。
「なんだ。なんて言ってやがる?」
ミュラは集合した騎兵の内側を走りながら通訳を呼び寄せた。クルーミルがボナパルトの元に派遣している精霊との交信者である。
「罵っています。臆病者と」
「なに!?」
ミュラは通訳の言葉に反応した。
「安い挑発文句です。言わせておきましょう」
副官が宥める。
「文句を言ってるのはあの槍持ちか?」
「そうです。一騎打ちを求めています」
「受けてやろう!」
「閣下! 閣下に万一の事があれば部隊をどうします」
「馬鹿。俺が負けるわけないだろう。俺はジョアシャン・ミュラだぞ」
「存じています。ですが……」
「通訳! 受けて立つと言え! 奴らの作法で叩きのめしてやる!」
「閣下!」
「このままでは埒が明かんからな。矢を射かけられて負傷者も増えてきた。敵の援軍があるかもわからん。一気に勝負を決めてやるさ」
それは奇妙な光景であった。
先ほどまで激しい銃撃と矢の応酬を繰り広げていた二つの軍隊は今やそれぞれ整列し、真ん中に進み出たそれぞれの指揮官を固唾をのんで見守っている。
一方には豪奢な深緑の下地に金の刺繍が贅沢に施された肋骨服にペリースを左肩にかける、目立つが防御力は見込めない衣装に身を包んだミュラが。もう片方には土色の下地に鮮やかな朱の縁取り、そして下に鎖帷子や鉄板で補強された鎧をまとった槍を持った騎兵が立つ。
「我が名は槍のサオレ。サオレデュラの領主!」
槍を持った――サオレと名乗った――人物は名乗りを上げたが、ミュラはその言葉を理解できなかった。
ただ、なんとなく戦いの前の宣言のように聞こえたので、サーベルを垂直に掲げ、捧刀の敬礼を施した。
「名乗らぬか。作法を知らぬ無法者よな。参るぞ!」
『槍のサオレ』が槍先を向けて馬を走らせる。ミュラも応じて馬を襲歩で進めてすれ違いざまの一撃を狙う。斬りつけるのでは防がれる。ならば。
十分に距離が詰まり、サオレから槍の一撃が放たれる。練達した一撃はミュラの心臓を正確に狙う。直撃すれば死を感じる暇もなく息の根が止まるであろう一撃はミュラは常人には信じられないような身のこなしで、上体を逸らして避けてみせた。双方の兵士たちの間で、感嘆の声が漏れる。それはもはや美しさすら感じる動作だった。槍の穂先を躱して見せたミュラは、馬がすれ違うほんの瞬きの一瞬で身体を起こすと、その勢いのままサーベルをサオレのヘルメットに叩きつけた。ガキンと火花が散るような激しい音が立ち、サオレは槍を取り落としてふらふらとよろめいた後、姿勢を崩して馬から落ちた。
両軍の間を驚愕の沈黙が満たす。一瞬して、フランス騎兵たちの間で雄たけびが上がり、『斧打ちの国』の騎兵たちはその光景を信じられないといった様子で見守った。
ミュラは賞賛の声を上げる味方に満面の笑みで答えて手を振った後、優雅な足取りで落馬したサオレに駆け寄った。どうやら、生きてはいるが激しく頭を打ちつけたせいで足取りがおぼつかないらしく、立ち上がることもできずにうなだれていた。
「よう。俺の勝ちだな?」
通訳に自分の言葉を訳させ、へたり込むサオレに勝者として寛大な手を差し伸べた。
「うぐ……あ……見事な、一撃だ、った」
サオレはヘルメットを脱いだ。深紅の血に見紛う見事な三つ編みの赤毛が溢れ出る。額からの出血で赤く塗られたその顔は、間違いなく女の顔だった。
「お前、女なのか!」
「それがなんだ」
「そうだと知ってたら、絶対に頭を狙ったりはしなかったろうに!」
ミュラは得意満面の表情を一気に曇らせて、まるで悪さをして親に叱られた子供のような顔になった。
「なぜだ」
「女の顔に傷をつけたなんて、なんたる不名誉だ!」
「変なことを言うやつだな。お前……」
「変? 変だと……」
「騎士に男も女もあるものか。お前は戦う相手にいちいち男か女か聞いているのか?」
「いや……」
「お前の勝ちだ。約束通り降伏する。近いうちに身代金を家の者に届けさせるが、しばらく貴殿の虜囚となるろう。ところで名はなんと言ったかな……」
「……ジョアシャン・ミュラ」
「そうか」
ミュラは呆気にとられた。一騎打ちを承諾したのは自分だが。まさか本当に降伏するのか。
「二つ聞きたい。俺たちの前にいたフランス兵。あれを殺ったのはお前の手勢か?」
「いや。あれは短槍のカールノンタル殿だ。先刻、この橋を渡って都に引き上げられた。貴殿のふらんす兵?とやらを何人か連れていた」
「捕虜になってたのか。もう一つ、なぜ兵を棒に括り付けた。あんな見せしめにする必要があったのか」
「見せしめだと? あれは戦士の弔いの作法ではないか……」
「弔い? あれはお前たちのしきたりなのか」
「何を当たり前のことを聞くんだお前は。……クルーミルは『日の住む大河』の向こうから来た兵を従えていると聞いていたが、向こうはよほど道理を知らん国のようだな」
「…………」
「ジョアシャン・ミュラ。貴殿の馬の乗りこなしは見事だった。さぞ名のある名家の生まれなのだろうな」
「名家? もちろん。俺は立派な宿屋の息子だとも」
「宿屋だと! 領主ではないのか。貴族ではないのか」
「そうだ」
「そんな人間が馬に乗って、戦うというのか。なんということだ……」
「そんなに変か?」
ミュラはサオレ河の支流に架かる橋を確保し、四十人余りの『斧打ちの国』の兵士を捕虜とした。
これが名を大陸軍と改めたボナパルトの軍の最初の戦果らしい戦果だった。
大人しく武器を捨て、捕虜となる『斧打ちの国』の兵士たちを見ながら、オーギュストの心には晴れないものがあった。彼らは自分の仲間を殺し、傷つけた者たちであり、ほんの先ほどまで殺し合いを演じていたのではないか。それが、ひとたび武器を置けば何事も無かったかのように平然としている。
「納得いかんか。オーギュスト」
ミュラが小さな酒の小瓶を片手にオーギュストに話しかけた。
「はい。俺たちは、殺し合いをしていたはずです。仲間も殺されました。なのに、割り切れるものですか?」
「そりゃ割り切れないさ。俺たちは戦争してるんだよ。道端で小悪党が喧嘩してるのとはワケが違うんだ。武器を捨てて大人しくしてる連中を切り刻んで河に放り込むか? そんな真似、俺は嫌だね。それじゃただの殺し合いだ。戦争ってのは、勇敢な兵士たちの魔術めいた煌めきでなきゃ……なんていうか美しくなきゃいけないんだ。俺にとってはな」
「俺にはそんな風には思えませんよ。俺は。戦争ってのは、俺にはなんの救いも、輝きも無いんです。見たでしょう。ベルト大尉の亡骸を。俺には戦争はあんな風に見えるんです。平然としているあなたや、他の兵士たちが、俺には理解しがたい……」
「飲めよ。オーギュスト。それでいい」
ミュラは酒の小瓶をオーギュストに手渡した。
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