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屋敷にこもって色々作ります。錬金術と魔法があれば旋盤、溶鉱炉いらないじゃん

初めての投稿です。よろしくお願いします。

 俺は3日間の休暇をもらった。中小企業精密機械メーカーのプロジェクトリーダーで、数か月に渡る業務をこなしし、やっと納期に間に合った。他メーカーの建築機械の制御装置を動力系に伝達するユニットを設計する困難なプロジェクトった。俺の名前は 高野 祐二 35歳独身 俺の母が教育ママで3歳から強制的にピアノを習わされて、すごく嫌だったけどなんか慣れた。高校に入りロックに目覚めたとか言ってクラッシックから何とか逃げられた。大学は中堅理科系大学で、ゼミが面白かったので修士まで行って就職かなと思ってたら、大学の友達に誘われてやったサバゲーに大嵌りしたので4年で卒業した。そして、なぜか陸上自衛隊に入隊してしてしまった。歩兵になってバトルしたかったのに、配属は特科(砲兵)穴掘りばっかりしていた記憶しかない。4年でやめた。上司がうるさく曹候、幹候と言ってきたけど、公務員体質の組織に嫌気があった。

大学の先輩に紹介されて入った今の会社は仕事が面白く休みも多い、趣味が忙しいので助かるのだが・・・ただ女性には全く縁がない、だれか紹介してほしーい。


 今日は休暇初日、午前2時、愛車のバイクに装備を積み込み、キックで単気筒エンジンを目覚めせた。

今は10月、房総方面にアオリイカ釣りで廻る予定だ。チョークとアイドリングスクリューで調整しながら愛車は徐々に安定した排気音に近づいてくる。住んでいる場所は住宅が密集しているので、吸排気系はノーマルで静かな排気音だ。

 服装は釣り用長靴、パンツはイカリマーク漁師御用達の定番で、その下に男性用タイツを履いている。上着はこの時期に合わせて軽めの釣りウエアーだ、ライダースウエアーと釣りウエアーはなぜか相性が良いと感じている。 

 今着ている釣り用上着はゴアテックス製で雨具兼用である。フードが無ければ常用したい。

 装備は一人用ドームテント、オールシーズン寝袋、焚火セット(最近野焼禁止場所が多い)LEDランタン、軽めで定番の保存食、マットとか椅子とか持っていきたいけどバイクにはかさばって積めない。釣り装備があるからね、

 釣り装備はスピニングリール3、すべてにPE2号を巻いてある。先糸はフロロカーボンの4号、そして宝物の「エギセット」(エビや魚の形をした疑似餌)、保冷剤を入れた小さめのクーラー、ロットは本格的な二段継ぎを使いたいのだが、バイクなので妥協してコンパクトな振り出しロット2本、そして振り出し玉網をバイク横にゴムで括り付けている。


 エンジンが温まってきたので出発だ、ジェット型ヘルメットをかぶり、革製手袋をつける。

バイクにまたがりギアーを入れ、クラッチをつなげる。小気味よい排気音がアスファルトを薙ぎ払うように響く。


鹿浜から環七に出て、京葉道路を目指して走る。夜風が少し寒い。


京葉道路から高速に乗り、最初の目的地、保田海岸を目指す。今日も田村さんチヌ釣ってるかな?


鋸南保田ICで高速を降り、山間を走り海岸を目指す。国道127号線に出ればもうすぐだ。


小さなトンネルを越えてすぐ右折すると目的地・・・田村さんいるかな?


トンネルに入ると・・・「えっとなんか真っ白・・・」


エンジン音も聞こえないって、なんか浮いてない?



^^^^^^


「あなたは死にました」


「へっ?」


「安全運転だったし、いつもの道で・・・田村さんの軽ワゴンも止まってたじゃない!」


乳白色に包まれた世界に私と妙齢な女性と対面しています。


女性はなんかローマ時代的なドレスを纏い、なんかふざけてる感じです。


「一時停止だってタイヤが5秒以上止まらないとって、切符を切られて以来守ってるんですよ!ゴールド、ゴール免許です。」


「あなたは不慮の事故に巻き込まれ”魂”のみここに運ばれました」









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