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2話

リクはその声に言葉に聞き覚えがあった

そうさっき聞いた言葉だった

なぜ?そんなことを考えていると頭に無機質な声が響く


(ユニークスキル【死に戻り】によって死に戻りました。死に戻り時の経験値によってレベルが1上がります。また初期死に戻りなのでリスポーン地点を適当に設定しました。次回以降は自分で設定してください。)


そんな声が流れるとリクははっとして自分の体を見る

さっきばらばらになったはずの体が元通りになっている

今までどうりの普通の体だった


「おい!無視すんじゃねえよ!」


ハートに思いっきり殴られた

殴られたことによって少し頭がスッキリする

だがまだ完全にこの減少を理解できたわけではないので少し反応が遅れたが

さっきどうりの道順でボス部屋までたどり着き僕たちは死んだ



「おい!リク!もたもたしてんじゃねぇぞ!!」


この声でリクはまた目をさます

今度ははっきりと分かる戻ってきたと

死に戻りのスキルを初めて実感する

このスキルはおそらく自分の思っている以上に危険極まりないスキルだ

そんな事を考えているとまた無機質な声が響く


(ユニークスキル【死に戻り】によって死に戻りました。死に戻り時の経験値によってレベルが1上がります。リスポーン地点の選択をしてください。)


リスポーン...聞き慣れない言葉だがこの無機質な声は一般的には女神の声とされており

この声の言うとうりにしておけば大抵のことは間違いがないので頭の中で リスポーン地点設定 と言ってみる


(リスポーン地点を設定しました。なおリスポーン地点は複数設定できます、この設定を保存しますか?)


保存...?はて?一体なんだろうか?でもとりあえず保存をしておく。何度もいうがこの声に間違いはないのだ


そんな事を考えているとハートに殴られた。さっきと同じだ、また死ぬのか


僕は死んだ


何回死んだのだろうか、おそらくもう50回は死んでいる気がする

50回も死んでたら少しはチャレンジしようとする気持ちが芽生えてくる


レベルが上がり身体能力が上がったのか毎回僕を殺してくるあいつ、まぁ黒鎧とでも仮称しようか

やつの動きが少し見えるようになってくる

ヤツの攻撃は素早い大剣の大振りがメインだ

シャレにならないぐらい早い他のパーティーメンバーの体を一瞬で粉微塵になるぐらいは早い

だからヤツの大剣の間合いに入ってはいけないがヤツは重そうな大剣と鎧をしているくせに

凄い足が速い

それも一瞬で間合いを詰めてくる

だが何度か躱すことに成功した

そのときにわかったのだがヤツは移動したあとその直後の移動は遅い

おそらくスキルか何かで移動しているのだろう

なので一回躱したあとヤツを一撃で葬り去らなければいけない

幸い死ぬたびに僕は強くなれる

何度も死んで強くなろう





あれから300回は死んだ

死ぬたびに毎回1レベル上がるので現在のレベルは350ぐらいだろう

大体100レベルで歴代の勇者の中間ぐらいと聞いたことがあるので相当強くなったはずだ

今ならやつを殺せるはずだ


まずはパーティーメンバーたちがバラバラにされていく

ここまではいいどうせ助けても僕なじゃまになるだけだろうから

黒鎧が猛スピードで突進してくる

これをギリギリで躱す

そしてヤツの勢いが途切れた瞬間に

思いっきり拳でヤツの頭を叩き潰してやった


やつの体は蒸発したように消えていった

その瞬間また聞き覚えのある声が聞こえる


(『業のダンジョン』のボスモンスターを討伐しました。称号として業の踏破者を得ました。

スキル【暴食】によってスキルを吸収します。ユニークスキル【瞬速】を得ました)

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