変態
ショウは昨日、一睡もしてなかったので休憩中に眠ってしまった。
「ぐぎぎ…お、重いよなんで鎧外さないの?」
ショウを背負っているハピーが弱音を吐く。
「ハピーは魔法が使えないんだから筋力で補わないと戦えないでしょ…くっ、火炎!!」
マナが放った火炎は同時に4個展開され魔物に飛んでいく。魔物は最低ランクFの魔物の中にrank1~rank5対象の物とrank5~rank10の冒険者が戦う少し強い魔物がいたのでマナには、余裕が無かった。
「そういえばこの道をまっすぐ行けば村があるからそこで休めばいいよ。」
ハピーは限界を感じたのか真面目に提案する。
「そうね。私だけではいつかやられそうだから休みましょうか。あと、寝ているショウの頬に頬をスリスリするのはやめなさい!ショウは私の…じゃなくて、ショウが可哀想でしょ!」
ちょっと本音を言いそうになったマナだったが、変態を止めることに成功する。
「あれ〜、もしかしてマナ、ショウのことが…」
「な、な〜に言ってんのよ!そんな訳ないでしょ。別にあんなことやこんなことを…ぐふふ。したいとか思ってないんだから!!」
どちらも変態でした。