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異世界に住んでいる女騎士はギルドに行ってお小遣いを稼ぐ!!  作者: 葉月 いつか
バレンタインストーリー
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チョコレートを作ろう

バレンタインのお話が復活しました!!

今日は母さんと一緒にある物を作っている。


『そうそう、上手ね。スフィア』

『んーなかなか難しいなー・・・』


そう、今日はバレンタインデーだからチョコを作っているのだ。

日頃お世話になっている人に感謝をしたり、好きな人にあげるイベントだ。


私は友達にチョコをあげたく、母さんに作りかたを教えて貰っている。


『出来たー!』

『あら、とても可愛らしいチョコが出来たわね』

『日頃の感謝の気持ちを伝えるなら、やっぱりこれが一番だよね』


私が作ったのはハート型のチョコレートだ。

おしゃれにミックスチョコを振り掛けているからとても可愛らしい出来となった。


初めて作った割には上出来だろう。

まぁ、母さんのおかげだけど・・・。


味の保証はちょっとだけ不安だったが、母さんがつまみ食いをしたら『とても美味しいわ』と微笑んでいたから大丈夫だろう。


私はチョコレートを人数分のラッピングに入れて家を出た。


『気を付けてね、スフィア』

『うん! 行って来ます!』


私は友達の家にチョコを配りに出掛けた。



まずはギルド会場に行き、レイクさんとソーラさんにチョコを渡した。


『ハッピーバレンタインです! 日頃の感謝の気持ちを込めて作りました。受け取ってください』


『ありがとう。スフィアちゃん』

『俺にもくれるのか? ありがとう』

『それではこれで失礼します。 エリナ達にもあげるから帰ります』


スフィアちゃんがギルド会場を出たのを見計らい、俺は抑えていた感情を露わにした。


『やったああああ!!! スフィアちゃんからの手作りチョコレートだぜええええええ!!!!!』

『すげー喜んでいるなお前』


隣で見ていたソーラにめっちゃ引かれた。



次は喫茶店に入った。


『いらっしゃいませー・・・ってスフィアじゃない!』

『やあ、アーナ。こんにちは』


そう、アーナがいる喫茶店に来たのだ。


日頃から美味しいハーブティーを飲ませてもらっているからそのお礼だ。

アーナにチョコレートをあげようとすると、カウンターに座っていた女性に声を掛けられた。


『あれ? その声はもしかしてスフィア?』


振り向くと、黒いフードコートを身に付けている褐色肌の女性だった。

と、言うよりもダークエルフのフリシアだった。


『フリシア! どうしてこんな所に!?』

『さっき遊びに来たのよ。 ふふ、驚いた?』


フリシアが遊びに来ていたのは驚いたがこれは丁度良い。


実はフリシアの家にも行こうと思っていたからチョコレートがあるのだ。


だから私は二人にチョコレートを渡した。


『今日はバレンタインだからチョコレートを作ったんだ。良かったら貰ってくれないか』


『えっいいの! ありがとうスフィア!』

『私の分も作っているなんて、スフィアはやっぱり良い人ね。ありがとう』


二人に感謝をされた後、ハーブティーを飲んで寛ぎたかったが喫茶店を後にした。



次に向かったのはアインとネイの家だ。


『誰かいますかー?』


ドアを軽くノックすると、姉のアインが出て来た。


『やあ、アイン。こんにちは』

『スフィアじゃない! こんにちは』


アインが私に気がつくと、部屋の奥から妹のネイも姿を現した。


『スフィアだー! 今日はどうしたの?』


私はショルダーバックからラッピングされているチョコを二人に渡した。


『今日はバレンタインだろ? だからチョコを作ったんだ。 二人にあげるよ』


『わぁーハート型のチョコだー! 可愛いー!』

『ありがとう。スフィア』


二人にチョコを渡したから帰ろうとすると、アインとネイもチョコを作っていたらしく、

『出来たらスフィアに家に届けるわ』と、アインが言ってくれた。


うん、とても楽しみだ。

最後に私はエリナの家に向かった。



『エリナー。いるかー?』


ドアを軽くノックすると、エリナの母親が出て来てくれた。


『あら、スフィアちゃん。こんにちは』

『こ、こんにちは!』


エリナの母親がとても美人なので、少しだけ緊張してしまった。

エリナと大人バージョンと言って良いほど似ている。


きっと、エリナが大人になったらこんか感じになろだろうと思っていると、母親がエリナを呼び、玄関に呼んでくれた。


『スフィア!? 家に来るなんて珍しいわね。今日はどうしたの?』


『今日バレンタインだろ? だから、これをあげるために来たんだ』


ラッピングされているハート型のチョコレートを渡すと、エリナの顔が真っ赤になっていた。


『バ、バレンタインのチョコ!? えと・・・も、もしかして告白?

嬉しいわ、やっと私の事を恋人にしてくれるのね。

お礼にチューをしてあげる・・・え? それだけでは足りない?

物足りないなら私を抱いても良いわよ。宿屋に行く?』


私はエリナにツッコミを入れてあげた。


『遠慮します』

『えー』


こうして、なんとかバレンタインのチョコを配り終えて帰宅した。


『ただいまー』

『あら、おかえりなさい』


リビングに向かうと、チョコレートケーキがテーブルに置いてあった。


『わぁ美味しそう! どうしたのこれ!』


母さんに聞くと、いつものように優しい笑顔で話してくれた。


『今日はバレンタインだもの、

母から娘への感謝の気持ちに作ったのよ』


そう言うと、母さんが優しく抱き寄せてくれた。


『いつもありがとうね、スフィア。貴方は私の自慢の娘よ』

『ううん、私こそありがとうね。母さん・・・』


物凄く照れくさかったが、1年に一回は感謝の気持ちを伝えるのも悪くないな。


今日は最高のバレンタインだ。

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