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(番外編)ビーナを観光

ワイバーン討伐後のお話になります。

『やっと着いたわー!』

『そうだな、やっとビーナに着いたよ』


そう、今私はエリナと一緒にビーナの町に来ている。


この前ビーナを観光したかったが、

到着する前にワイバーンを討伐してしまい、

行けなかったからエリナを誘って来ちゃいました。


町を見渡すと、風情があってとても良い町の予感がする。

レンガの建物が綺麗に並び、赤、緑、黄、青、白色など、

一つ一つ建物の色が違うのだ。


まずは何処から行こうかな?

エリナと相談をしながら町を歩いた。


初めに入ったお店は衣類屋だ。

珍しい服があるかも知れないと思い、真っ先に向かった。

色々と服を探していると珍しいのがあったが、

この町でしか着られないような感じだった。


例えばこのワンピース。

縦線の色が赤、青、黄という順番に塗ってあり、

目が痛くなりそうなデザインだ。

他の町なら派手過ぎて着れないだろう。


服だけではく下着も派手だ。

これはこれで履くのが恥ずかしいかな?

店内を見ているとエリナが目が疲れてきたから、

出ようと言って衣類屋を出た。


この町はなぜこんなにカラフルに拘るのだろうか?

まぁ、観光をするなら楽しいけど。

次に向かった所は喫茶店だ。

何かを飲んで一服する事にした。


お店に入ると店内は落ち着いた感じの雰囲気で安心した。

私達はテーブルの席に座り、

二人共珍しくコーヒーを注文した。


注文してから数分後にコーヒーが届き、

私達はカップを持ってコーヒーを一口飲んだ。


『ふー、落ち着くわー・・・』

『だな、目がチカチカして疲れていたよ・・・ 』

『スフィアも?私も目が疲れたわ』


おっと、これはもう観光が終了しような予感だ。

このままではまずいので、この喫茶店でゆっくりとしよう。

私達はこの喫茶店に何時間も楽しく会話をして、

店員に注意をされるほど居たのだ。


申し訳ないことしてしまった。

喫茶店から出ると、

相変わらず目がチカチカする建物が並んでいた。

そして、お腹が空いてきたので今度は飲食店を探した。


『何処の飲食店が美味しいだろうか?』

『んー、分からないわね・・・私、誰かに聞いてみるよ!』


そう言ってエリナは優しそうな女性に声を掛けて、

お勧めの飲食店を尋ねていた。


お辞儀をして帰ってくると、笑顔で私に報告をしてくれた。


『スフィア!左側の四件先にある飲食店がお勧めみたいだよ!』


エリナが指をさした建物を見ると、

黄色いレンガのお店があった。


私は黄色いレンガのお店に入りに行った。

お店の前の看板にはピザのイラストが書いてあり、

どうやら人気が高いとの事で二人でピザを注文した。


待つ事数十分後、ピザが運ばれてテーブルに置かれると、

焼けているピザからとても良い匂いがして、湯気が上がっていた。

これは食欲がそそる。


切れてあるピザを一つ手に取り、

口に運ぶとそれはもう絶品だった。


『『美味しい!!』』


ここのお店を教えてくれた女性に感謝をしないといけないな。

美味しいピザを食べ終え、お会計を済ましてお店を出ると、

外は夕焼けになっていた。


さっきまでは目がチカチカする町をだったが、

夕焼けの時間帯になるとカラフルな町はとても風情が出て、

素晴らしい町並みを観れる事が出来た。


『わぁ・・・凄いね、スフィア・・・』

『ああ、綺麗だな・・・』


ずっと観ていたい程綺麗だったけどこれ以上いると、

ウィリックに帰る頃には外は真っ暗になってしまうので、

馬車に乗って帰る事にした。


今日、気付いた事があった。

ビーナに来るなら夕方の時間帯に来るのが一番良いと思った。

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