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ごめんなさい予約投稿失敗しました。
一度消しました。
次から試しに主人公変えて見ます。
数ヵ月を支配のスキルレベルアップと身体能力の強化に費やした。
しかしfateにはというより元々のゲームであるルナティックムーンにはキャラレベルが有り、スキルレベルとは、そのスキルの強さ出しかない。
現実となったこの世界では、鍛練やスキルの反復でも多少キャラのステータスが上がってる様だけどやはりキャラレベルのアップには、魔物の討伐経験値が美味しい。
ちなみにこれはゲーム知識だけでは無くて、この世界の知識でもある。
支配のスキルは、本当に隠密行動に向いている。
今の私のスキルレベルは、恐らくゲームのシエラのスキルレベルと同等かそれ以上になっている。
集中的に使ってたとはいえ、高々数ヵ月で追いつくとは、どれだけ使ってなかったのだろうか?
自分の能力や才能を神殿に見てもらうのが五歳なので最低五歳からは、意識的に使おうとした筈だ。
魔法学園二年生ということは高校二年生と同じ年齢だから17歳くらいで10年以上が数ヵ月で追いたって事は恐らくスキルを自覚する前には闇の精霊王と契約している。
支配のスキルは、有益である。
普通は、有用であろうとなかろうと自身のスキルを知ればとりあえずスキルレベルを上げようとするだろう。
それを上げなかったということは初期の支配の有用さよりも更に使い易い力を持っていた。
恐らくその力が闇の精霊王の加護だろう。
私は、まだ闇の精霊王とあってすらいない。
これは、不安要素であるけどプラス要素もある。
支配で短時間人を操れるようになったのでこの世界の常識、情勢、その人がどう思ってるかやその人物の中の真実も知れる様になった。
更に人の無意識にイメージを刷り込む事にも成功している。
例えば、何もしなくても私をゲームのシエラと同じイメージを与えられている。
それに私が部屋で過ごしていたというイメージを与えて、別の場所で過ごすという実験をすると侍女は部屋で過ごしていたと思っていた。
しかも無意識にイメージを刷り込む方は、一度かければそう信じて疑わないため魔力を使わず魔力を使うのは新しいイメージを与える時だけしかもいくらでも同時に掛ける事が出来た。
人を操る方は無理して10人が限界だけど魔力が増えれば更に操れる人数は増えると思う。
強制的に真実を知れて、隠す事すら許さない。
しかも相手には嘘の情報を問答無用に信じこませる。
もし元のシエラが私の知識を持っていたらもしくは闇の精霊王の加護を得る前に支配のスキルレベルあげていたらヒロイン詰んでたんじゃないのかな?
私に着いている侍女達には密かに支配を掛けてある。
これで城を抜け出してもバレる事はない。
そして今日冒険者ギルドに登録して来たのだがそれだけでバテてしまった。
別にお約束の冒険者に絡まれたわけではない。
城から冒険者ギルドに登録し変えるまで常に支配を使い続けた1000人近い人間に私を屈強な親父に見える支配を掛けた為登録した時にはもう大幅に増えた魔力が半分以下になり城に戻った時には尽きかけていた為だ。
何日かは簡単な依頼を受けて魔力を使わず町を歩き回り暗示を掛けて行った。
そして私は順調にキャラレベルを上げていき、王都からはそこそこ離れた場所にある帰らずの森にひっそりと拠点を作って行く。
支配のスキルは、建設にも有用だった。
何処かの主人公の様に問題を起こす事もなくコツコツルーチンを繰り返す事一年半。
私は五歳になり、冒険者ランクはAに、拠点は無人の街に変わっていた。
更にスキルは支配を使って間接的に操っていた物を直接操れるスキルを手に入れていた。
これにより圧倒的そう正に圧倒的といえる魔力を持ちながら効率的な魔力消費に変わり魔力切れを起こす事もほぼ無くなっていた。
五歳に神殿で受ける洗礼は、新たに発生した隠蔽で隠しきれた。
闇の精霊王は影も形も表す事はなかった。
このまま闇の精霊王の事以外シナリオが始まるまで誰にも気づかれる事も無く順調に進められると私は思っていた。
私が知ってるのは主人公が知れる範囲の事だけでシエラの魔法学園までの人生を知らないのに、周りを偽ったとしても私が変わったという事実がある以上知ってる事以外が起こっても不思議ではないのに愚かにも私は油断していた。
これにより、私の人生にゲームには出てこないモブキャラが関わって来ることになる事をこの時の私はまだ知らなかった。