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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep12-4 聖域国の圧力

ナギ達は城塞都市領主の居室に、案内された。

領主から発せられた言葉は、ナギの想定とは

全く異なるものだった。


城塞都市領主はため息をつき、

「誠に申し訳ないが、即刻領外に立ち去って

頂きたい。」


ナギの表情が凍りついた。

キサラが代わって答えた。

「王家に対して、発して良い言葉とは思えま

 せんが。」


領主は、頭を抱えながら

「我々も領民、領地を守らないといげません、

 聖域王に睨まれている、スモールレイク国

 と関わるわけにいかないのですよ、御理解

 ください。」


ナギは、厳しい表情になり、

「我が国が敵になっても良いという覚悟で

 よろしいか?」


領主は、

「そうおっしゃるなら、やむ得ません。」

と頷いて言った。


ナギは、領主の机を拳で叩いて、

「憶えておけよ!!」

と言って席を立った。


アリス姫は、微笑んで、

「精霊も連れて行っちゃうけどいいかな?」


領主は立ち上がって、

「精霊様は我らを見捨てるわけがない!」

アリスに対して怒りを顕にした。


ナギ達はひと息つけると思ったのも束の間で、

城塞都市から追い出される羽目になった。


アリスは門から出ると、

「行くぞ、地霊3号。」

と、精霊に声を掛けたが、

『え?ここを動くわけには行かない⋯ですが。』


アリスの頬がピクッとなった。

「おまえ、出来ることはやるって言ったよな?」


精霊は、しまった〜。という顔をして、悩んだ

挙句、

『ちょっと待って下さい、話ししてきます。』

といって、人化した部分が走って行った。


1時間後、精霊が戻ってきた。

アリスが、精霊を睨んで

「どうだった?」

『どうもこうもないですね。人は精霊のありがたみを忘れたみたいです、自分達がしてきた恩を忘れたのかとか言ってたので、ちょっと痛い目に会った方がいいのかもしれません。』


グレンが、精霊に苦言を呈した。

「悪いが、痛い目くらいじゃ済まない、全滅するぞ。悪いことはいわない内輪揉めはやめた方がいい。」


精霊が肩を落としていると、グレンが、

「お前はお前の役目を果たせ、我々は先に

行く。」

「そうですね、先生。私達はこんな所で足止め

されるわけには行きません。まずは、スモール

レイクの人々をみつけないと。」 


グレン達はそう言って城塞都市を後にした。

その様子を見ていたのは黒衣の男だ。

「あれが、スモールレイクの王族御一行様か、

ここが終わったらあいつらかな?」


「精霊⋯ね。何の精霊かわかれば怖くない

んだよね。へへへ。」

黒衣の男は、精霊の城壁になにやら差し込み

そこから液体を注入した。


『あれ?力が⋯入らない⋯どうしたんだろう。』

黒衣の男は高笑いで、

「ざまーねーな。」

と言って城壁を蹴り飛ばした。


「ほら!お前等行ってこい。」

人外が次々と城塞都市に突入して行った。

「あ〜、やっと入れたよ。俺は一眠りでも

するかな。」


城塞都市内では、あちらこちらで悲鳴が聞こ

えていた。

軍隊や警察も出動したが全く歯が立たな

かった。


「領主様大変です。聖域生物が侵入し、人民

が餌食になってます。」

「なに!精霊さまは?!」

「いるようなのですが、沈黙しているみたい

です。」

領主は青ざめ⋯呟いた。

「スモールレイクを見放した、報いなのか?」


『た⋯助けて。助けてキサラ様。』


グレン達は次の目的地を目指して進んでいた。

次の目的地は山の上にある城ということだ。


ミアが愚痴っぽく、

「なんで、山の上に城とか作っちゃうのかな、

あ〜遠い。」


それを聞いたツイストは思わず、

「馬車に乗ってるだけなのに、愚痴多くねぇ

か?」


「キサラの腰巾着のクセにうるさいわよ」

と、ミアに叱責された。

その時、アリス王女とキサラの耳に精霊から

の悲鳴が届いた。


アリス姫とキサラが同時に、

「城塞都市が襲われている!!」

と皆に知らせた。 


グレンとゼノンは振り返り城塞都市の方向

をみると煙が上がっていた。


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