ep11-8 あらたな大陸
グレンは、辺りを見渡してみたが、見た感じ
ジャングルの山の上にいる様にしか
見えなかった。
エルがナギをチラっと見て、
「道案内⋯」
ナギがエルをキッっと睨んで、
「そんなもの出来るわけ無いだろう!幼少の
頃に、しかも物資の補給の為に寄っただけの
大陸だぞ、わかるわけない。」
ナギが意地悪そうな顔で、
「お得意の機械でどうにかしたらどうなんだ
機械おばさん。」
と、エルを口撃した。
エルは、やれやれといった感じで、カレンに
声を掛けた。
「周囲5kmには原生生物しかいませんが、20km先に集落がある様です。」
エルが全員に声を掛け、
「行くしか無いだろ!』
と、やけっぱちの様な号令で、とりあえず
その集落まで行くことなった。
とりあえず、女子は馬車、アリス姫は駄々を
こねたので空中機動兵器に乗せて運ぶことに
した。
とはいえ、周りはジャングルで原生林、
馬車が軽快に進めるはずもなく、ほとんどが
ゼノンがおおまかな道を作り、細々とした
ところを他の面子で綺麗にして、道をつくる
ていう感じで進んでいた。
「なんなの?こんなんじゃ、いつになっても
つかないわよ」
という感じで、ほぼ1日中ミアが愚痴をいら
いらしながら七大貴族達は道を作っていた。
アリス姫は1人快適に過ごしていて、1人とは
いえ通信機でコミュニケーションをしていた
ので全員といつの間にか馴染んでいた。
アリス姫と一緒にいた兵士は、洞窟の崩壊と
同時に成仏していった。
アリス姫の話では、あの空間にいってから
暫くして少しづつ死んでいき、最後の兵が
死んでアリス姫が1人になった時に、どこ
からともなく亡霊兵たちがやって来たと
いう話だ。
アリス姫は、最後の兵が成仏して消えた
後、涙を流しながら
「貴様たちの忠義、一生忘れん、我が宝だ」
と、言った時は七大貴族は、皆感謝の意を
述べた。
その日は、それでも10kmくらい進んだので
流石はゼノン重機とグレンが褒め称えていた。
「グレン!それって全然褒め言葉になって
ねぇからな。」
その夜は、野生生物の襲来に備えて、
グレンでゼノンとヘイズで後退で警戒に
当たった。
もちろん、ナギやキサラもどうしても
やらせてくれと言って来たがどちらかを
やらせると他も言って来るからやめてくれ
とお願いした、。
全く野生動物がでないことはなかったが、
想定外の様な大物は出てこなかったので
むしろ、食料が確保できたということで
こちらは助かったという感じだった。
「おはようございます。グレン様」
ナギが一番早く起きてきた。
「やあ、早いね。」
「どうでしたか?」
グレンは、毛皮を指差し、
「熊5頭、虎2頭かな?ゼノンが一番多くてね
自慢してたよ。」
ナギは既に毛皮と肉に解体されている手際の
良さにちょっと引き気味だったが、
「やっぱり、出るんですね。」
「でも、人外に比べたら全然遅いから稽古
にもならないよ。」
とグレンは少し残念そうに話した。
「ナギ!グレン様となんで仲良さそうに
話しているの!」
いきなり、ミアが乱入してきた。
煩いのがきたから、ゼノンに押し付けよう
かな。
「お〜い、ゼノン。昨日の武勇伝を2人に
聞かせてやれよ。」
単細胞ゼノンは喜んで走ってきた。
「おう。任せろ!」
ナギは顔を引き攣らせながら、
「いや〜私はいいかな?」
しかし、ミアに腕を掴まれて、聞きたくない
ゼノンの武勇伝を聞く羽目になった。
グレンはその隙に、その場を離脱し、空を
見上げながら、
「今日は、大陸初の人にであえるかな?」
しかし、その集落はその時、人外に襲撃を
受けていて壊滅状態となっていた。




