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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep11-7 ループ

キサラの状態が落ち着き、

アリス王女とようやくまともに話せる

状態になった。


エルが本題のこのエリアを抜け出す方法

について、アリス王女に聞いた。

「このエリアなんですが、抜け出すには

どうしたらいいのですか?」


アリスはニヤリと笑い、

「知ってたら、こんな所にいる馬鹿は

いないわ!

ただ、場所は知ってるが、そこはどうしても

通れない様になっているんだ。」


エルはちょっと考えたが、頸を横に振って、

「考え込んでもわからないから取り敢えず

案内して下さい。」


アリスの案内で、山の奥にある洞窟に行った。

そこに着くと、アリスが指差し

「あの光の先が、お前等の目指す大陸に繋

 がってるはずじゃ。」


ツイストがそれを聞いて、

「よし、俺が一番乗りだ!」

そう叫ぶと光の先まで行くと、消えたかと

思ったら後ろからやって来た。


アリスは、ウンウンと頷き、

「こうなるんだよ。だから出られないという

ことなんだ。」


エルが、カレンを見て

「今のモニタ出来たか?」

「はい。物質転送の様なものだと、思われ

ます」

「恐らく、出口付近にある見えない壁が様な

反応が出てます。」


エルとカレンが出口の手前まで来て、

見えない壁を調べ始めた。

「周辺に発生装置や電源の類はないですね。」


エルが小石を投げ入れてみる。

難なく通過した。

「小石は大丈夫なんですね。」

カレンが不思議そうに壁を観察する。


「おい、ツイスト!こっちこい。」

ツイストが躾けられたイヌの様にエルに

駆け寄る。

「ここに、手を入れろ。」

その場の雰囲気は、『御愁傷様』って感じ

だったが、ツイストはちょっと抵抗した。

「いや、でも。これヤバくないですか?」


エルは厳しい顔でツイストを睨みつけ、

「ヤバくない!お前しかできない。」

ヒソヒソ。

『お前しかじゃなくて、犠牲にできるのは

 お前ぐらいの間違いじゃないのか?』

小声で話していた、ブラットとクリフが

エルに睨まれた。


ツイストが涙目でエルに手を差し出すと、

エルは遠慮せずに手を掴み見えない壁に

ツイストの手を突っ込んだ。

すると、壁はツイストをするっと呑み込み

後方100mくらいのところに吐き出した。


エルはカレンにモニタを確認させた。

「今の結果は、どうなっていた!」

「お母様!魔気です。量はそれ程大きくない

ですが魔気を使って物質移動をしている

ようです。」


「ハハハ。魔気か!!それなら、ここは突破

出来たも同然だ。ゼノン、魔気を振りかけて、

やりで壁を貫け。」


「よし、わかった。」

ゼノンは、小瓶の魔気を槍に振りかけ壁を

神速の振りで、一閃した。

槍は壁に当たった瞬間に粉々に砕け散った。


エルは顔を引き攣らせながら、

「ほう。中々の防御力じゃないか(汗)」

「次、グレン!!魔法剣でそいつを吸い取れ!」


グレンは、「え?」って顔をして、

「これって、人外じゃないでしょ?無理でしょ」

エルは怖い顔して、

「いいから、やるんだ!」


グレンは、ため息をついて、

「はいはい。やりますよ、やればいいん

 でしょ」


グレンは、魔法剣を構えて、気を集中させ、

魔法剣を見えない壁に近づけた途端、

火花が上がり弾き飛ばされた。


グレンの剣士の本能が壁を斬れと命じていた、

グレンは、その本能のままに上空に跳躍し、

真上から壁を真っ二つにした。


すると、洞窟だったものが壁が粉々になった

のと、同じ様に崩れていった。


エルは残念そうに粉々なった壁をかき集めて、

袋にいれた。

「あ〜あ。馬鹿が粉々にするから大発見が

水の泡だよ。」


カレンが目を輝かせて、

「でも、その粉を再生すれば、凄いことを

実現できるかもしれません!」

と熱弁した。


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