表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

85/112

ep11-5 囚われのキサラ

キサラは、古びた4階建ての隅の部屋に

閉じ込められていた。

グレン達は、そこから500m以上離れた

ところから、状況を、監視していた。


「何となく、捕まってみたけど何も

してこないところが不気味ね。」

コツン。コツン。ゆっくりとした足音が

こちらに近づいてくる。


ギィー。バタン。

キサラが、閉じ込められている牢屋は、

二重扉になっている。

外側の扉を開けて誰かが入って来たようだ。

身なりの良さそうなキサラと

同年齢(10代後半)位の少女がゴツい兵士を

従えて入ってきた。


少女は、キサラを睨みつけて、尋問を始めた。

「何故、お前等は警告を無視して侵入してきた?」

キサラは、少女の様子とゴツい兵士の様子を

確認しながら、取り敢えず、虚偽言わず、

不必要なことは言わずに答えることにした。


「我々は、目的の為に引き返す事は

できないため、警告には従えなかっただけで

無視をしたわけではない。」

少女の顔が引きつり、歯ぎしりが聞こえた。

キサラの答えが癇に障ったのかもしれない。


憤りを抑えた口調で、少女は尋問を続けた。

「我が地を荒して、お前等は何処へ行く気だ?」

キサラは、凛とした表情で

「我々は、サウスウェストを目指している。」

と言った。


少女は頸を傾げて、

「あの様な未開の地に何をしに行く?」

「我等の故郷は海に沈んだ為、我等の新天地を

求めてます。」

少女は驚きを隠せずに左右の兵士に確認した。


「お前は何処から来たのだ。」

少女は、先程からの高圧的な態度から

一変して、懇願するような態度に変わった。

「サウスイーストのスモールレイク国ですが⋯。」


少女は下を向き、拳を握りしめ、

「⋯っとか。やっときてくれたのか。

開けよ、牢から出すのだ。」

キサラを牢から出し、キサラの手を握りしめ、

「待ってたぞ。スモールレイクの民よ⋯

待ちすぎて何百年待ったかも忘れてしまったぞ。」


キサラはまだこの少女の言うことを

鵜呑みにはしていないが、隣りにいる

兵士たちの存在が薄くなって今にも消えそうだ。


モニタ越しに、キサラたちの話を一部始終を

聞いていたグレン達は困惑していた、

約2名を除いては。

「不味いな。」

「そうね、問題だわ。」

エルとヘイズが腕組みをして悩んでいる。


それを見た、ミアが

「あんた達、何か知っているの?」

と、疑いの目で見ながら言った。

2人は目を閉じたままだんまりを決め込んだ。


その様子を見たナギは、2人に対して苦言を

呈した。

「そういう態度は年長者として如何なものか

と思うぞ。」


エルがその言葉にカチンときたのか、反乱した。

「事は、国の存亡に関わること軽々しく口を

挟んでもらっては困る。」

と言ったあとに、し、しまった⋯相手は

ナギ王女言だ⋯不味いな。


ナギはちょっと苛立ちを見せながら、

「ほう、国の存亡と聞いては聞かないわけには

行かないな。」


エルはヘイズをチラっと見て、

ヘイズは頷いて、

「もう隠しても仕方ない。」

エルは、一呼吸して、話し始めた。

「実は、ナギ王女の母君から隠密の国家

プロジェクトを託されていてその結果が

キサラなんだ。キサラは実は機械人形ではなく、

核は人のクローンで周囲に機械人形に

みせるための各種センサがとりつけられている。」


ミアは首を傾げて、

「別に隠すこと無いでしょ。」

と言ったが、ヘイズがそれに対して

「クローンは禁じられていて、しかも

行方不明の王族っていうところに問題がある⋯

しかも今回はどうも本人の様子だ。」


「キサラのオリジナルってこと?」

2人は大きく頷いた。

カレンが話に加わり、

「と、いうことは、ナギ王女の血縁の

クローンが、キサラさんですか?」

2人は大きく頷いた。


ツイストが、ニヤつきながら言った。

「なんか、先天的に偉そうなところ

あったからな、なんか納得するって

感じだな。」


ナギが微妙な表情でボソッと呟いた。

「御先祖のクローン?なんかやり辛いな。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ