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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第1章 サウスイースト大陸編

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ep9-2 十六夜の動揺

キサラとツイストは、ブラックナイト州に

視察のため来ていた。

ブラックナイト州はすっかり復興していた。


「キサラ殿、ブラックナイトはすっかり

復興したみたいですね、正直驚きました。」

キサラとツイストは、ヘイズが居る出城に

向かった。


ヘイズは呆れ顔で、

「来るなら来ると言ってくれれば準備もで

 きましたのに。」

「気は使わなくていい。」

と、キサラは頸を振って言った。


「今回は何用でしょうか?」

「視察とノアの扱いについての相談に来た。」

ヘイズは天井を見上げ、

「ノアですか⋯彼女には申し訳ないが、

 こればっかりは王女次第なので、

 私にはなんとも。」


「そうか⋯。では伝えてくれ、戻る気が

 あるのかないのか、それ次第で、ノアの

 教育の仕方が変わる。」


ヘイズは、笑みを浮かべ

「御自分で言われたらどうですか?」

キサラは俯いて、

「すまん。勘弁してくれ、今はまだ無理

 なんだ。申し訳ないが、よろしく頼む。」


キサラはまだ、キールの件で王女とは

話せる所まで至ってないことを告げ、

帰路に就こうとしていた。


ヘイズは力を抜いた声で、

「元気そうで安心した、活躍を祈ってる。」

「お父様のお陰です。感謝してます。」

振り返らずキサラは歩いて行った。


人外から襲われた、グレン達は、

情報収集を終える偵察機の帰りを待っていた。


ミリネが蹲っている十六夜の傍に行き様子を伺うと、急に剣を振り降ろし斬りかかろうとしたが、

咄嗟に懐の短刀で防いだ。


「い、十六夜!」

グレンは間髪入れず掛けよって、十六夜を

抑え込んだ。

「離れろ、ミリネ。」

「先生に害成す奴は私が殲滅する。」


グレンは、十六夜の顔を掴み、顔を近づけ

「俺はここにいる!見えないのか、

 正気に戻れ!」

グレンは、十六夜の目をじーっと見て⋯。


どこかで見たような目だな。

十六夜は、顔を掴まれた瞬間正気に戻ったが、

あまりにも距離が近すぎて赤面しながら

気絶してしまった。

「あら?気絶してしまったな。」


グレンは、十六夜を抱き上げ、

日陰で休ませることにした。

グレンが十六夜を見守っている傍に、

機嫌が悪そうなミアがぴったりくっついていた。


「グレン様、この子夢見が悪いだけですわ、

きにしなくても平気じゃないですか?」

グレンは、頸を捻りながら、

「夢見が悪いだけで斬りかからないだろ。

まずは事情を聞かないと。」

 

ミアは、十六夜を睨みながら

『こいつやりやがったな』という顔をしていた。

暫くすると、十六夜が起き上がったため、

事情を確認した。


ミアの言う通り夢見が悪く、連日悪夢に

魘されていると言っていた。

「でも、単なる夢だろ?」

と聞くと、十六夜は夢見の能力者で

間違いなく具現化するらしい。


「どうすれば、楽しい夢が見れるかな?」

十六夜は、難しい顔をして、

「小さい時、父に絵本を読んで貰ってる時は

楽しく寝れた気がしますが⋯。」

「それだ。」


一堂⋯。何がそれ?

「オレが何かさ、話してやるよ。寝る前に。」

十六夜は真っ赤な顔で。

「い、いや。そんな、申し訳ないです。」


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