ep8-4 7大貴族集合
スモールレイクの王城の謁見の間には、
クリフ、ブラット、シープ、ドリの4名が
既に来ていた。
まずは、シープが口火を切った。
「なんで集められたのですかね?
そろそろ最前線投入ということ
なんですかね?」
ブラットが、大きく頸を振って
「何言ってんの、私は偵察専門だから、
最前線なんて無理無理。」
クリフが慌てて、
「何言ってるんですか?偵察は私の専門
なんだから取らないでください。」
ドリが話を合わせる様に、
「私は装備職人だからね⋯戦闘しろって
いわれてもね。」
みんなの目線がシープに集まる。
「え?私だって千里眼くらいしか
使えないから諜報ぐらいだよ⋯
グレンやゼノンみたいのは無理。」
そんなガヤガヤしているところに、
ノアとキサラが入ってきた。
キサラが、
「皆さん、お静かに!」
と、一喝した。
全員の視線がノアに集中する。
ノアの緊張がピークに達する。
チッ。キサラの舌打ちとともに、
ノアの足に激痛が走る
ノアの血走った目が一堂を威嚇する。
「み、皆のもの、大義であった。
今日は今後の作戦について指示をする、
詳細はキサラから頼む。」
ふぅ⋯終わった。
「クリフ、シープ両名に先行して、
ブルー・シー国に入って頂き、
態勢が整った時点でブラット、ドリ両名と
合流して、ブルー・シー国の反抗勢力の
殲滅とブルー・シー国の制圧。」
ブラットが頸を振って、
「機械人形が我等に命令する気か?
いい加減にしてもらおう!」
キサラが1枚の紙を突き出した。
紙には特級命令書とあり、国王の捺印が
押されている。
スモールレイク国において、特級命令書に
異を唱えることができるのは国王のみ、
即ち不可避の命令書異を唱えた時点で
国家反逆罪である。
「全ては、国王の意。私は読み上げてるに
過ぎません。」
キサラは涼しい顔で、ブラットに言った。
4人は肩を落として、王城を後にした。
「キサラさん、カッコイイですね。」
ツイストは、顔を引きつらせて
「俺は夜道に気をつけた方がいいと思うぞ。」
「心配には及ばない。逃げ足は速いから
平気だ。」
と言って、キサラは自室に戻った。
ノアも部屋に戻ったが、前の倉庫の件が
気になってしょうがなくなっていた。
気がついたらキサラの部屋の前にいた。
カチャ。
キサラがビクッとしていた。
「来ちゃいました。」
ノアの目には、1人の男の動画映像が拡大で
映し出されたもの見えた。
「これは?」
キサラは、その映像を見て、
「コイツは、世界一馬鹿な男だ。」
ノアは、その言葉に戸惑って、
「え?なんでですか?」
「こいつはね。私みたいな、
機械人形のために犠牲になったんだ。
私の恩人だね⋯馬鹿な男だよ。」
ノアには、キサラの目に光るものが
あったようにみえた。




