ep6-6 以外な相性
王女の部屋中では、ノアがそわそわしていた。
と、言うのも朝突然ヘイズがやって来て
要望のリストの中の貴族の子息について
調整が出来たから連れてくるということだった。
外がなんだか騒がしい。
「お前ら!僕にこんなことをしてただで
済むと思うのか。」
ヘイズが涼しい顔で、
「許可は得てます。」
と、言った。
ヘイズに付き添われて1人の男が入ってきた。
ノアが自然に頭を下げると、
男は後ず去りして、
「なにを企んでいるんだ…
いつもみたいに罵倒しないのか?」
ヘイズが一歩前にでて、
「ツイスト様を連れてまいりました。」
ツイストが勢いよく、ノアに向かってきた。
「お前が、拉致させたのか!」
「拉致?ちょっと何を言っているか
わかりませんけど?」
ツイストは、俯いたまま呟き始めた。
「そうだった…、お前らってそういう
奴らだったよ。自分たちのやったことを
棚に上げて、『それがどうかいたしまして?』
とか言いやがるんだよ、あ〜あ、やだやだ。
で、俺になんの用なんだよ。」
ノアがヘイズを手招きして呼んだ。
「話が違います。」
「れっきとした七大貴族の御子息です。」
ノアは考え込んで、
「じゃあ、テストをしましょう、暫くは
わたしの身の回りのことをやって
もらいましょう。」
ツイストが割り込んできて、
「全部聞こえてるけど、何のための
テストだ?」
「それは、私のハーレムに入れるか
どうかの
テストですわ。」
ツイストは、引きつった顔て、
ヘイズに耳打ちした。
「王女ってこんな奴だったか?
前会った時と別人だぞ。」
結局、ツイストはノアに四六時中
付きっきりで、色々な愚痴を聞く役目
になってしまった。
1週間後、ヘイズはノアに状況を聞くと、
「う〜ん。そうね、いないよりはマシ
ぐらいかしら。」
いないよりマシか…、とりあえず合格
なのかな?
本人は…いたいた。
「どうだ。状況は?」
「いや、なんか労働者って感じなんだけど…
資料読んで、理解させて、代筆して…感じで、
使用人だな、俺なんかじゃなく
使用人の方が優秀だと思うが…。」
ヘイズは頸を振って、
「君がいいらしい。」
ツイストは不服そうに、
「そうなんだ。愚痴言われても、
愚痴をかえすだけなんだけどな。」
と呟いた。
一方、オアシスの出城では、サンドダスト国の
監視が続いていた。
キールが十六夜にすれ違いざまに、
「ここ、いつまでいる気ですか?」
と聞いた。
十六夜は、振り返って、
「不安が…消えるまでかな?」
「例の件ですか…、それじゃ全世界周るまで
かえれませんよ。」
十六夜は笑って、
「それでも、いい。」




