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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第1章 サウスイースト大陸編

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ep5-6 王女、戦場に入る

リーン♪リーン♪

リーン♪リーン♪

「グレン様、通信機に着信が…。」


「これ、鳴るんだね、初めて知ったよ。

誰からだろ?はい。グレンです。」

『ヘイズだ。え〜、君のところに幹部兵と

兵員を送ることになった。よろしく頼む。』


「了解で〜す。」

グレンは通信を切って、キールに話しかけた。

「増援だって、幹部兵も来るらしいよ。」


キールは首を傾げて、

「おかしいですね、兵も将兵も

枯渇しているはずなのに…

投入するならブラックナイト国の方になる

と思うのですが、しかも幹部兵って

誰ですかね、まともな人材は、

いないと思いますが。」


グレンとキール達はサンドダスト国の

オアシスの目前まで来ていた。

「増援はいつ来るんでしょうか?」

「さぁ?でももう送ったみたいな感じ

だったから直ぐ来るんじゃないのかな?」


エルが空を指差し、

「何か来たぞ。」

「ははは。空から来ちゃうんだ。

台無しだね、キール?」

キールは顔を引きつらせて、

「話しをつけてきます。」


キールは怒りの表情で、着陸した飛行艇に

向かって行った。 

周囲を警戒していたキサラが戻ってきて、

「グレン、人外がやってくる。」

「数とタイプは?」

「まだ、10体程度だと思う。

ブラックナイト国にいたのと同じ感じ。」


「じゃ、オレだけで大丈夫だな。」

そう言ってグレンはオアシスの方に

走って行った。

キールは、飛行艇を見てますます不審に

思っていた、飛行艇が近衛隊のもので

しかも王女直属の守備隊の機体だったからだ。

飛行艇から1人の人物が降りてきた。


「グレン家に配属になりました、

十六夜と申します。」

キールは、肩をガックリと落とし

「何をしに来たんですか?王女様」

「な、なんでバレた?」


キールは頭を抱え、

「お手伝いします。」

王女は俯いて、

「スマン。」

と言ってキールの指示に従った。


グレンがオアシスの方向へ走っていくと

人外が5体程固まって動いているのが見えた。

グレンは魔法剣を抜き、

いつもの様に魔法剣の気を人外に向けて

放つと無数の矢となり、人外を吸収した。


「う〜ん。剣もレベルアップするってことか?」

剣の柄の方に目を向けると、

柄の形状が前と変わっていた。

棒状だったものが丸になって

いくつか点在している。

そのうちの一つが半分黒くなっている。

「これが今回の成果かな?」

グレンは残りの5体を始末すると、

一旦、戻ることにした。


キールは、王女に説教じみたことを

言っていた。

「いいですか、戦場は遊びに来ていいもの

じゃないんです、

しかもここは最前線で人外もウヨウヨ

いるんですよ、気が済んだら帰って下さい。」


まったく、グリーンスネークは、

説教臭くていかんな。

「これでバレないかな。」


ニコニコする王女を見て、

キールは頸を振って、

「パッと見ですよ。たぶんキサラ達には

生体データベースでバレるし、

エルは知ってるんですよね、わからないのは、

グレン様だけです。」


王女はニコニコしながら、

「それで十分だ。」

キールは、顔を引きつらせて

「こいつ…絶対グレン様目当てで来たよな」と

思いながら、

どうやったら帰ってくれるのかと

頭を悩ませていた。


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― 新着の感想 ―
テンポが良く読みやすかったです! 星5!! ゼノンについてなんですが、化学元素のキセノン〈Xennon〉と関係しているのでしょうか? それとも、哲学由来? ギリシャ語によると、「よそ者、異質なもの…
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