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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第1章 サウスイースト大陸編

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ep5-5 影武者と王女

ノアは、王城に着くと、

ヘイズに泣きそうな顔で、

「死刑って痛いんですか?」


ヘイズは首を傾げて、

「さぁ?…あっ、お前の話か、

死刑は書類上の話だから直ぐ侍女が

来るからそれに従いなさい。」


ヘイズは、走って去ってしまった。

馬車を降りて暫くすると、

侍女らしきものがやってきた。

ノアは俯いたまま、お辞儀をした。


侍女は不機嫌そうに、

「なに、挨拶もできないの!」

と言ってノアのフードを剥ぎ取った。


ノアも少し苛立っていたので侍女を

睨みつけたら、侍女は、フードを直ぐ離し、

ガタガタ震えて、土下座した。

「も、申し訳ごさいません、

姫様とは思わず御無礼をお許しください。」


尋常じゃない震え方だ…。

王女様ってそんなに怖い人なんだ。

ノアは侍女の肩をそっと触った途端、

「ひッ!鞭はご勘弁を。」


鞭?持ってないなけど。

そうか、王女様は鞭を持っているんだ…

怖いな。

侍女の後ろからヘイズがやってきた。


「やっぱり…無理だったか。早く、

謁見の間に連れて行け。」

と、言ったが侍女は動けずにいたので

仕方なく、ヘイズが謁見の間に連れて

行った。


ノアが現れると、王女は立ち上がって

ノアの近くまできて、ジロジロ見ると

「ビックリだ。鏡を見ている様だ。

これなら大丈夫だな。」


ヘイズは頸を振り、

「礼儀作法、知識、その他諸々足りない所

だらけであります。」

ノアは恐る恐る、2人の様子を伺うように

口を開いた。


「あ、あの〜、私って何をするんですか?」

王女はヘイズを一瞥し、

「なんだ、そんな事も話してないのか、

私の代わりにここで国政を担うのだ。」


ノアは目を白黒させて、頸を激しく振って

「無理無理、無理で〜す。」

ヘイズはノアの肩を叩き、

「すまんが拒否権はない。やるんだ、

やるしかないんだ。」

と、目を見開いて凄んだ。


「二週間で礼儀作法、職務、

所作を覚えてもらう、所作が一番難関だな、

鞭も覚えないとダメだからな。」


ヘイズが手を叩くと侍女達が大勢やってきて、

ノアは侍女達に連れて行かれた。

王女は、連れて行かれたノアを見て、

「しかし、二週間で平気か?」


ヘイズが苦虫を噛み潰したような表情で、

「とりあえずです。全然顔を出さないと

怪しまれますし、今は戦時下いらない噂も

飛び交ってしまいます。」


王女は少し笑って、

「10才の時を思い出す、先生の道場が

なくなって王位を継ぐための教育だとか

で拉致同然に連れて行かれたな。」


王女は、肩越しに

「これからは、ナギではなく十六夜と名乗る、

決して身分がバレぬように計らえよ。」


ヘイズは苦笑いして、「気が付かないのは

多分グレン殿くらいじゃないかな。」

と思いながらもあえては口にしなかった。


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