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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第1章 サウスイースト大陸編

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ep5-4 影武者って

『そんなこと、可能なのか?』

王女はすがる様な目で、

エルの話に食いついた。

「影武者をつかえばいい。細い段取りは、

ヘイズにやらせればいい。

そういう糞みたいな知恵や人脈はあるからな。」

エルは、そう言って通信を切った。


エルは、カインの頭を撫でながら、

「これで私達は後ろから優雅に

観戦出来るってもんだ。」


「いいの?お母様、そんな感じで。」

「そもそも、我々は巻き込まれた

だけだから、そんなに入れ込む

必要はないんだ…心配はキサラだな。」


リーン♪リーン♪

ヘイズは、通信機からの着信にビクっとした。

え〜。また、王女からだよ。

今度はなんだろう。

「はい。ヘイズです。」


『エルから、お前に伝言だ。

私の影武者を探せということだ。

で、私は先生のところまでいくから

後の始末を頼む。』


ヘイズは慌てて、

「ちょ、ちょっと待って下さい。

動くのは影武者を立ててからで

お願いします…あと王女の装備とか

護衛とか…」


王女は、

『装備、護衛は不要だ。既に準備済みだ。』

と、今まで見たことのない笑顔で言った。

ヘイズも笑顔に押し切られ、渋々承諾した。


ヘイズは数人の兵を連れ、

スモールレイク国の東のはずれにある

リトルリバー村に来ていた。

国の宰相が来たということで

村は大騒ぎになっていた。


ヘイズは、村長の家に通され、

村長と話をすることにした。

村長はビクビクしながら、

「御用向きはなんでしょうか?」


ヘイズはちょっと考え込んで、

「実はこの村の劇団の…ノアとかいったかな、

その…王女陛下に酷似していることを

いいことに、それを利用した劇で王女を

愚弄した振る舞い、王女陛下の耳に入ったら…

っと思ってな、来てみたというわけだ。」


村長は青ざめ顔で、

「ど、どうすれば、村は救われますか?」

はぁ。すっかり悪い役人じゃないか、これじゃ。

「ノアを引き渡して貰えれば良い。」

「え?それだけですか?」

「あとは、このことは他言無用だ。」


ま、多分ダダ漏れだろうけど。

そう言った、10分後、ヘイズの前に

ノアがあらわれた。

ヘイズは条件反射の様に膝を着き頭を

下げてしまった。


「これは、似てるとかのレベルでは

ないですな、村長。本人と瓜二つです。」

ノアは膝をガクガクさせて、

「わ、私はどうなるのでしょうか?」


ヘイズは一瞥して、

「まずは、私と王都に来てもらう、

話は移動中にしよう…時間がない。」

ヘイズとノアは馬車に乗り込むと馬車が

急発進した。


ノアがヘイズにすがる様に、

「やっぱり死刑なんですか?」

ヘイズは頷き、

「ある意味そうかもしれない。」


ノアは怪訝そうに、

「ある意味ってなんですか?」

と、ヘイズを覗き込む様に言った。


「ノアとしては死刑とし、王女の妹として

王宮に入り、暫くは王女の影武者として

生きて貰うことになる。」

「え、え〜!!」


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