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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第1章 サウスイースト大陸編

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ep4-6 キサラの困惑

スモールレイクの王城では空気が張りつめていた。

「なぜ、何の報告もない!」

パシン。

王女が持つムチが唸りをあげる。

「キサラを呼び出せ!!」

リーン♪リーン♪

『はい、お呼びでしょうか?』

「状況は、どうなっている。」

し、しまった…。軽視しているわけではないが…失念していた。

『あっ!申し訳ありません。急を要する模様だったので、各部隊への新アイテムの配布を行い、効果があったと報告を受けてます。』

「ほう。私への報告をせずに…馬鹿者!!まぁいい、戦況は好転しているのだな。」

モニターに、ブラットが現れ

「王女!たった今、人外の全戦力の殲滅完了しました。」

「今まで何をしておった?」

空気が凍りつき、恐る恐るブラットが、

「申し訳ありません…シェルターに…。」 

答えると、王女の顔は怒りで真っ赤になり、

「逃げておったと?…」

王女はムチでモニターを破壊した。

「奴は降格じゃ、代わりはヘイズにやらせろ。不愉快じゃ。」

グレンは、奇しく落ち込んでいるキサラを見て、

「奇しいね。何かやらかした?」

「報告モレだ。今回の件、王女に報告してなかった。」

グレンはちょっと考えて、

「ハハハ。オレなんかいつもだけどな、むしろ報告する方が奇しい。機械人形でもミスって発生するんだ。」

キサラは頸を振って、

「お前と一緒にするな。」

そう言われてみればそうだ、いままでミスなんてメモリー上に記憶されてない、私はどうしたんだ一時的に過負荷状態に陥ったのか?

キールがキサラを手招きして呼んでいる。

「なんだ。」

と、キサラがぶっきらぼうな表情いうと、

キールは慎重な面持ちで、

「サンドダスト国の状況を探る必要がある。」

「偵察機を飛ばすということか?生憎、この前の奴で手持ちは最後だ。」

キールは顎を触りながら、

「そうすると、誰かいかないと駄目か…リスクが高いな。」

カレンが恐る恐る手を上げて、

「あの〜。私作りましょうか?」

「どのくらいかかる?」

カレンは腕組みをして考え込んで、

「スペックしだいですが、小一時間もあれば…。」

「速いな。お願いする、スペックは前のと同じ程度でいい。」

キサラはヘイズに連絡をしていた。

「ヘイズ様、私故障しているかも知れません。」

『どこか、調子が悪いのかい?』

「ミスがありました。今までこんなことはなかったのできっと故障です。」

『ハハハ。聞いたよ、王女様怒ってたね。でもね、僕もボンクラじゃない、君たちのモニタリングは常にしている。故障じゃなく、成長または進化かな?そのままで問題なしだ。』


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