ep4-4 人外の攻勢
「キサラです。キールが重傷です。ヘイズ様のところで、施術を、お願いします。」
『ヘイズに対応させよう。先生は無事か?』
「はい。意識もしっかりしてます、一部記憶が欠落しているみたいですが、影響なさそうなので問題ありません。」
『本当に大丈夫か?』
しつこいなぁ。
「直接話しますか?」
『ば、馬鹿か。そ、そんなこと出来るわけないだろ。』
暫くすると、ヘイズが直接来てこの村で施術すると
言い出した。
「大丈夫なんですか?ブラックナイト国の防衛は?」
「ははは。そんなの見張り番だからね。僕がいる必要ないのさ、機械兵士がやってくれるよ。」
ヘイズは端末を見せて、
「こんなにいるから平気だよ。」
と、言ったが、次々と消えていく様に見えた。
「これって攻撃されていませんか?」
「え?そんなことは…。攻撃されてるね。」
その頃、ブラックナイト国の防衛ラインでは、
「ヘイズめ!何処にいるんだ、今度あったら殺す。」
ドリがあらゆる兵器で人外を防御しているが、
ジリジリと後退せざるを得ない状況になっている。
ヘイズは画面を見ながら、
「これは帰らないとドリに怒られそうだね。じゃ、この子置いていくからヨロシクね、施術は終わったけどあまり無理させちゃ駄目だよ。」
と言って去っていった。
メガネをした小柄な女の子がおいていかれた。
じー。
「あ、あの。そんなに睨まないで下さい。」
女の子はオドオドしながら、いった。
キサラが追い詰めるように、
「あなた、何が出来るの。とても、キールの代わりが務まるようにみえないけど。」
「あの〜。戦闘は無理です。得意なのは物作り・発明です。」
キサラは首をひねりながら、
「それってなんか役に立つの?」
キサラの肩をグレンが叩く。
「厳しすぎ、小姑じゃ無いんだから…。」
キールも頷いて、
「ちょうどよかった。君に頼みたいことがあったんだけど、その前に自己紹介してもらっていいかな?」
女の子は照れながら、
「カレンと申します。お役に立つものを作りますが頼みたいことってなんでしょう?」
「グレン様の剣から発せられる邪気を何かの道具にできないだろうか?グレン様しか人外を倒せない状況をどうにかしたいのだよ。」
カレンは腕組みをして、
「まずは、その剣を見せては頂けないでしょうか?」
グレンはカレンに剣を渡すと、カレンは小瓶を取り出し剣から出ている禍々しい気を小瓶に入れたが直ぐに小瓶が割れた。
「ほぉ。面白いですね、これは。」
とキラキラした目でグレンを見た。
「そ、そうなのか?」
それから、カレンが空き家を使って実験をし始めた。




