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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第1章 サウスイースト大陸編

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ep2-5 ホワイトストーン侵攻

オレとキサラは出城に入って行った。

出城にいた家臣達はみんなピリピリしていた、

此処に来る直前にキールが本国の衛兵に

捕らえられ連行されたからである。


キサラはそんな雰囲気の中で自由に

出城の中を動き回っていた。

「グレン殿、こんな素晴らしい出城が

あるのになぜ出兵なさらないんですか?」


「いや、だからさ。

 この先はブラックナイト国だよ、

 知り合いもいるし、穏便にと思って…。」


キサラは、にっこり笑って、

「そうでしたか。…、知り合いと

 王女の命令どっちが大事なんですか?」

来たよ…。あ〜あ、キールみたいに

責められるのかな?

「どっちにもカドが立たなきゃいいなとね。」


キサラは、オレに詰め寄り、

「王女の命令は絶対です。

 他の何よりも優先して下さい。」

オレは頷いて、

「分かったけどさ、キールが居ないと

 部隊が動かせないから、キールを呼び…。」


最後までオレが喋り終える前に、

「大丈夫です。私がやります。」

「でも…みんなついてくるかな?」

キサラは、頸を振って、

「ついてこないものは、構いません。

 本部から増援させます。」


マジか…。ま、それでもいいか。

結局、キサラの傍若無人ぶりに1割程しか

残らなく、殆ど新兵なので戦力にはならない。

「じゃ、本部から応援来るまでは待ちだね。」


バシン。

キサラに頭を叩かれた。

「何を言っているんですか?夜明けまでに

 ホワイトストーンを落とすんですよ。」

は?こいつ頭がおかしいのかと思う。

「そんなことしたら、ブラックナイト国の

 本体が来てひとたまりもないって。」


キサラはオレの胸ぐらを掴んで、

「やったんですか?やってませんよね、

 わかりませんよね…貴方なら出来るはずです。」

こ、こいつオレを最前線で1人で戦わせる気か?


「オレ1人でやるの?」

「いえ、私もいるから2人です。

 まずはホワイトストーンに出城を

 作りましょう、

 出城は新兵たちでも作れるでしょ。」


オレは剣を眺めながら、オレの最期も意外と

近いのかもと思わざるを得なかった。

ホワイトストーンだって、

兵士は1000人以上いるよ1人500以上倒すの?

あっちだって結構訓練してたよ。


夜中まで仮眠取って…。

zzz。

バキ。

「いたた。」

「やっと起きましたね。行きますよ。」


オレは剣を背中に担いで、キサラの後に

ついていった。

国境ではゼノンが警備してた。

ゼノンがオレとキサラを見て、

「え?グレン、真夜中デート?やるな。」


バキ。

オレは思わずゼノンを殴った。

全くこっちは、1000人の兵士と

戦わなきゃいけないのになにがデートだ。

ゼノンは、グレンとキサラの後ろ姿をみて、

「ミアをどうする気か、あいつ考えてんかな?」


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