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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep15-2 地下街の秘密

カレンがモニタを見ながら、グレン達の

現在地を確認している。

「グレンさん達は無事に港町に入った

 ようです。」


「どれ、どれ。」

エルがグレン達の動きを確認している。

「カインとレムが動いてなくて、ツイストと

ヘイズとディーが一緒か、あとグレンと

ナギが街中を動いているみたいだね。」


ゼノンが、エルに話し掛けた。

「あのさ、なんで一人一人の細い動きが

分かるんだ?ひょっとして発信器が

付いてる?」

「無論だ。」


マジか、怖すぎだろう。


ミアがエルとカレンに詰め寄る。

「ちょっと待って!おかしいでしょ。」

「なにがだ。」

「この動きどうみても、デートでしょ。」

⋯。

食べ物->洋服屋->屋台->雑貨屋->酒場。

⋯。

「そう取れないこともないな。ま、証拠が

あるわこじゃないから。(汗)」

程々にしろよ、王女。


「カレン!音声は聞こえないの!」

ミアが、カレンに無理難題をぶつけてきた。

ゼノンが間に入って、

「無理言うなって、そんなこと⋯。」


「出来ますが⋯やっていいんでしょうか?」

「私が許す。」

と、ミアが言う。

なんの権限をあっていっているかはよく

わからないが、その場の空気がそれを許して

しまった。


カレンがスイッチオン。

「先生!今日は本当に楽しかったです。」

「そうか⋯それは良かった。」

⋯。

カレンはこれ以上は不味いと思い、オフにした。


ミアが、ため息を一つついて。

ゼノンは耳を塞いだ。

「こんなの完全でしょ!なんなの!?

あ〜、やってらんないわ。」

バキ、ドカ。

ミアはその辺のものに当たり散らしていた。


エルがそのドタバタの中、カインと話を

していた。

「カイン、どうだ。不都合はないか?」

『不都合といえば、レムぐらいかな?』

「そうか、それはどうにもならんな。(汗)」


レムがモニタにアップで映り込む。

『ババア元気か?』

エルの顔が引き攣る。

「相変わらずのクソ野郎だな。」

『ババア程じゃないぞ。』


エルが怒りで震えている所をノアが割って

入って、

「ツイストは元気かしら?」


『う〜ん。なんだろ、少し元気ないかもな⋯

 あ〜、酒場行く前に、ノア今頃なに

 やってるかなって寂しそうな顔してたかな?』


ノアは急に赤い顔になって、その場を

立ち去った。


「カイン君は、酒場には行かないのですか?」

『どうせ、絡まれるだけだから、

 ここで待つよ。』


「じゃらまた連絡します。」

『はい、どうも。』


キサラが徐ろに入って来て耳打ちをする。

「はい、わかりました。」

「私は次の方を探る。」

「お願いします。」


キサラが立ち去ろうとした時、ゼノンが

キサラの腕を捕まえ、

「お前、何をしているんだ?」

「私はお前等の様に遊んでいる暇はないんだ。」


「独断は許されないぞ!」

と、ゼノンが言った。

キサラはゼノンを睨みつけ、

「独断ではない、今は母様の依頼で動いている。

 あと忘れるな、上官は私だ。お前に私の

 行動を制限する権限はない。」

と言って去って行った。


「チッ。王家の方々は気が強くて叶わんな。」

と、ボヤきながらカレンの元に行った。


カレンは微妙な作り笑いをしながら、

ゼノンを迎えた。

「う〜ん。一体何してるの?」


カレンはペコペコ謝り、

「ごめんなさい。メンバを厳選しろと

言われまして⋯1番口が硬い方に頼みました。」


「いや、それはいいんだけど、何してる

 のかなと思って。」

カレンは固まってる。

⋯。

そうか、言えないのか。


「じゃ、俺に出来ることってある?」


う〜ん。俺ってあまり戦力に思われて

ないのかな?

なんなんだ、やることが6階層の片付けって。


「お母様、ゼノン様には本当のことを話した

方が良かったのではないですか?」


エルは頸を振って、

「あいつは、イマイチ口が軽いし、人を安易に

信用するからだめだね。」


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