ep15-1 港町ですることは⋯
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グレン達は、港町の入口まで来ていた。
特に何の支障もなく来られたのがちょっと
不気味なくらいだ。
「先生!なんだか活気があって楽しそう
ですね。ブルー・シーもこんな感じ
だったのかもしれないですね。」
と、ちょっと寂しそうな感じでナギは
グレンに話し掛けた。
「う〜ん。まずは宿を取ってから、街に
でてみるか。」
ナギとリンクが宿を探しに行ったが⋯
ちょっと組み合わせ的に不安だな。
「何言ってんの、そんなに贅沢は
できないの!」
「馬鹿をいうな!そんなところにタウ様を
泊まらせられるか!」
何だ何だ、もう揉めてる。
「おい、揉めるなって。」
宿屋の主人が引いている。
困ったもんだ。
「せ、先生。こいつが、スイートじゃなきゃ
ダメだなんて言いやがるんですよ。」
俺はチラっとタウを見た。
「僕は何でも大丈夫です。」
「じゃ、大部屋2つお願い。とりあえず
1週間で。」
宿屋の主人は安堵した顔で、
「はい。まいど。」
リンクがさっきから俺を睨んでる。
「な、何だ。タウが何でもいいって⋯
言ったぞ。」
「そうじゃない。部屋割はどうなるんだ。」
ナルホド⋯意外とそういうのは気にするんだ。
「男女で別れればいいのではないか?」
「ダメだ。私はタウ様を護衛しないと
いけないのだ。」
「じゃ、タウをそっちに連れて行けば?」
「そ、そうか。そうだな。」
何だ?良くわからん反応だな。
ツイストが浮かない顔で、部屋の中で横に
なっている。
「どうした?浮かない顔して。」
「いやぁ~。向こうの部屋楽しそう
だなって。」
グレンは思わず吹出したが、
「行ってくれば、いいじゃないか。」
「いやぁ~。袋叩きになるのは嫌なんで、
やめておきます。」
そんな話をしていたら、ナギが部屋に
飛び込んできて、
「先生!街に行こう。」
「そうだな⋯ツイストどうする?」
「いやぁ~。俺は少ししたら酒場に行って
ますよ。」
グレンは頷いて、
「じゃ、あとで合流するよ。」
といってグレンは出ていった。
「いいな、楽しそうで。今頃ノア何してる
かな?」
そんなことを言いながら、ツイストは酒場に
繰り出した。
グレンとナギは、街を歩きながら街の雰囲気
を見ていた。
「先生!見てください。あんなお店があります、
あれ、おいしそうです。」
⋯なんかはしゃいでないか?
グレンが見た感じでは、表向きは海産物を
中心に経済が発展しているが、貧富の差
も激しく奴隷商が、昼間なのに普通に商売
している。
治安は一見良さそうだが、自警団だよりで
軍人は全くいない⋯自由な市場なんて
こんなものなのか?正直なんでもありの
商人の街という感じだ。
「先生。どうしましたか浮かない顔を
して⋯。」
ナギが青ざめて、
「ひょっとして、私とだと楽しくない
ですか?」
こいつ、何言ってるんだ?
「は?この街のことを考えてたんだ。」
ナギは、ホっとした表情で、
モグモグ。
「そうれすね、たのひいとこみょ
おおいれすけろね。」
⋯
「食べ終わってから、喋ってくれ。」
ナギは赤い顔をしてペコペコ謝った。
「そんなに悪い街に見えませんが何か
気になりますか?」
グレンは首をひねりながら、
「衛兵がいないのにこの治安が維持され
てるのがまず不気味だ。人は集まれば
揉め事が増えるのが普通だ。」
ナギはあまりピンと来ない様で、
「そんなものですかね。」
といって、裏路地の方に目をやった。
「それより、裏路地の子たちが、怯えて
表通りに出てこないことが気になります
けどね。」
グレンもそれには同意し、
「もうちょっと、調べた方がいいかもしれ
ないな。」
といって、屋台で購入した飲み物を
ガブ飲みした。




