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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep14-2 地下街潜入

エル達は、早朝から出発の準備をしていた。

エルは、馬車を見て、

「カレン、馬車少し大きくしたのか?」


カレンが困った顔で、

「そうですね、人が増えましたからね⋯

街に行くたびに増えるんでしょうか?」


暫くすると、全員起きてきて、食事を済ま

せると、女子達は、馬車に乗り込み、その他

の者は馬車を警護しながら、進んだ⋯アリス

姫は空中機動兵器で行きたいということなの

でそうした。


ツイストが、ゼノンに次の目的地について

聞いた。

「次の目的地って安全なんですかね?」


ゼノンは半笑いで、

「んなわけ、ねーだろ。」


ツイストはガックリと肩を落として、

「でも、あんな怖い奴は出てこないです

よね?」


ゼノンが、グレンに視線を送ると、

「全くわからん。行ってから情報収集だな。

無用な戦闘は避けたいな。」


馬車が山を完全に降りると、前方に巨大な

山をくり抜いたダウンマウントの街が

見えてきた。

エルが、馬車から身を乗り出して見ると

「これは、結構な規模の街だね」

と言って、感心していた。


リーン♪リーン♪

アリス姫からの通信だ。

グレンが通信機を取ると、

『アリスじゃ、私は高度を上げて上から

見ている。中には入らんからお前等で

なんとかせよ。』

と言って、一方的に通信は切れた。


「全く、勝手なお姫様だな。」

と言ってグレンは通信機を置いた。


馬車の中では、ミリネがディーに声を

掛けていた。

「ディーってエルフなんでしょ?近くに

エルフの街ってあるの?」


「私達の街は、聖域生物にやられ、全滅

した。生き残りは私だけだな。」

シ〜ン。気不味い雰囲気になった、その

重苦しい空気の中、ナギが口を開いた。


「聞きたいことがあるのですが、聖域生物

とは野生で動きまわっているのですか?」

ディーは頸を振り、

「いや、聖域生物は聖域で管理されてる。

私達の長が聖域の要求に従わなかったから

報復を受けたらしいわ。」

悔しそうに、下唇を噛みながら話した。


ディーは、ナギを見て、

「あなた達は、なんで聖域に目をつけられ

てるの?」

ナギは、言いづらそうに、

「あ〜。なんた、つまり⋯」

ミアがニヤついて、

「親玉をボコったのよ。」

と言った。


馬車は、地下街の入口まで来ていた。

カインとカレンが、馬車から降りて門番と

話しをしている。


「お前等は何処に行くんだ?」

「港町まで、商品の買い付けです。」


幽霊城の司祭に、怪しまれないように商人に

扮した方がいいとアドバイスを受けていたが、

正直怪しさ満点だろう。


「お前等本当に商人か?個性が強そうな感じ

だから旅芸人みたいな感じだぞ。」


それには、ちょっと門番の意見に同意した、

その方が良かったかな?


「そっちのごっついのはなんだ?」

恐らく、俺とゼノンのことだろう。


カインとカレンが、固まってしまったので

俺は、一歩前に出て

「傭兵だ、金で雇われてるだけだ。」


門番達は、ヒソヒソと話して

「商人は通って良し。傭兵はこっちに来い。」


俺とゼノンは手錠を掛けられ別室に連れて

行かれた。


馬車の中では、ナギが口を押さえられ、

ディーに精霊術で動けなくされていた。

「もご、もご。」

「はいはい。静かにね。」

ミアは、窓から外を見て、グレンとゼノンの

様子を心配そうに見ていた。


エルは隣りの馬車で、ナギを抑え込んでいる

事を聞いて、

「全く、お嬢は常識を知らなすぎだね。

あんなとこで騒ぎを起してどうするつもり

だい。」

と、嘆いていた。


連行されて行ったグレンとゼノンは、別室

に入るとすぐに取り調べを受けた。

「何処から来た?出身は?」

正直に言うわけにもいかないし、適当に言う

にもこっちの地理も知らないしな⋯。


「南の村だ。」

「南?あのジャングルの?」


なんとか、信じてもらえたみたいだ。

「お前等を街に入れるには条件がある」


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