表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

103/120

ep13-7 ミント出兵禁ず

謁見の間で、ミントは頭を下げ、ひたすら

カーチスが来るのを待っていた。


「全く、律儀だな。1時間も頭を下げ続ける

とは⋯ビックリだ。」


ミントが更に深く頭を下げる。

「恐悦に存じます。」

カーチスが玉座に深く腰掛けると、

「今日は、なんだ?」

と、ミントに問いかけた。


「はっ。本日は、失態の報告と謝罪に参りま

した。」

カーチスが失態という言葉に眉がピクっと

動いた。

「我が部下、ダイスが最重要任務であるナギ

王女の奪還に失敗した件でございます。」


カーチスは頷いて、

「あれか、あれには多きは期待してなかった

からあんなものではないか?」


ミントは頸を振り、

「それでは、他の者への示しが⋯ここは、私

自ら、」


その言葉に、カーチスは激怒した。

「たわけ!ここで万が一柱の1人が失われたら

示しどころの騒ぎではない。」

ミントはその言葉に驚愕した。


陛下は私が万が一でも、負ける可能性があると

考えている。

それ程の者たちなのか?

有りえん、ミントは下唇を強く噛んだ。


カーチスはため息をついて、

「我等が、奴等の戦力を軽くみすぎたのは

否めない事実だ。ま、ある程度の戦力を見れた

ということにしておいてやる。」


ミントは食い下がり、

「しかし、このままでは⋯。」


カーチスはミントを睨みつけると、

「ジッタに協力を仰げ、以上だ。」

と、口端に微笑を浮かべた。


ジッタだと⋯あの愚鈍で愚劣極まりない奴に

協力を仰げということは、跪いて懇願しろ

ということか⋯屈辱だ、最大の屈辱だ。


ミントがその場を退こうとした時、カーチス

から声を掛けられた。


「あ〜。お前の部下、ダイスだったか。

混合体になった挙句、ザコキャラに頸を落と

されて終わったらしいな、最後までどうしよう

もなかったな。」


ミントは、拳を強く握りしめ、

「ま、全く困ったものです。御迷惑かけ、申し

訳ありません。」


「ダイス⋯バカタレが。」

ミントはそう呟くと、その足でダイスの自宅に

向かった。


ダイスの自宅では、こども達が自由に遊び

回っていた。


そのうちの一人が、ミントに近づいて声を

掛けてきた。


「おじさん、お客さん?」

「ああ。お母さんを呼んできてくれるかい?」

「うん。わかった。」


こどもは家の中に走っていって、女性を連れて

きた。

ダイスの妻とは合ったことがなかったがたぶん

あれがそうなんだろう。


ダイスの妻がミントを見るなり、

「ミント様⋯。あの人は⋯。」

膝から崩れて、下を向いて暫く動けなく

なっていた。


それを見ていたこども達がが、ミントに殺到し、

「お父さんは?死んだのか?」


ミントは頸を振って、

「かなり遠い所に行ってもらった⋯君達が会えるのは大人ななってからになってしまうね。」

というと、こども達は落ち着いて、

「そんなのいつものことだよ。」

といって遊びに戻った。


ダイスの妻が、ミントに

「亡骸は⋯。」

と聞いたが、ミントは頸を振って

「見ない方がいい、混合体になってしまった

みたいだから⋯。今は出来ないが必ず敵は

とる。」


ダイスの妻は頸を振って、

「どうせ、ロクな死に方しないと思ったので⋯」


ミントは去り際に、

「困ったら私を頼ってくれ。私には、それ

くらいしか出来ないからな。」

と、言って去っていった。


「さっきの人、誰?」

ダイスの妻はこども達に答えた。

「あの、青いお城で一番えらい人よ。」


こども達は、一斉にどよめいた。

「ミ、ミント様?」

ダイスの妻は感じた様子で聞いた。

「よく、知ってるわね?」


こども達は得意満面に、

「だって、4本柱のミントってめっちゃ

有名だよ!」

と、答えた。


ダイスの妻は、ちょっと意地悪そうに、

「将来、ちゃんとしてれば来ていいって

言ってたわよ」

というと、子どもたちは、

「よし、絶対いくよ!」

と、雄叫びを上げた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ