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暴君姫と7人の勇者  作者: 礫(レキ)
第2章 サウスウエスト大陸編

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ep13-5 襲撃

グレン達がミスト達にあっている間に、幽霊城

の街では、人外の襲撃を受けていた。


「出てこい!ナギ王女!!出てこねぇと皆殺し

だぞ、いいのか!!」


幽霊城から、その様子をクリフとシープが

見ていた。

「もう人格崩壊してますね、近づきたくない

タイプですね。」

と、シープが呟いた。


「でも行くしかないでしょ、今は我々しか

いないんだから。」

と、クリフに言われシープも渋々ダイスが

騒いでいる広場まで行くことにした。


ドリが試作品の武器をクリフ、シープ、

ヘイズに渡した。

この試作品は、グレンの魔法剣と同等の機能を

果たすはず⋯ということで各人に渡して闘い

ながらデータをモニタする。


ダイスが近づいてきて、

「ナギ王女を連れて来い!」

ダイスが放った人外をヘイズがすかさず吸収

した。


ドリはモニタの前でガッツポーズをした。

予定通りの機能を発揮した。


ダイスが放った人外を尽く吸収し、街中に放

った人外も、吸収され、いつの間にか一掃

されていた。


こ、こいつら雑魚のくせに何なんだ⋯このまま

じゃ、俺の家族が殺される、やるしかねぇ。

人外に自分の首を喰わせた。


「気でも触れたか?」


「うぉ〜!!グォ〜!!」

ダイスは、人格と同化し、巨大化した。


「巨大化しても吸収するだけだ!」 

クリフが、そう叫んで吸収しようとしたが

出来ない。


「ドリ!こいつ吸収出来ないぞ。」

ドリは、

「吸収出来ない場合は、武器で討伐するんだ!」

と、指示を出した。


クリフとシープは半笑いでドリを見て、

「俺達に出来ると思うお前の頭がイカれてる。」


ヘイズが孤軍奮闘しているが、如何せん

スピードがないので相手の懐に入れない


ダイスは巨大化した体をフルに利用し、ヘイズ

に打撃を与える。

ヘイズも毒による攻撃と魔気を帯びた剣の攻撃

をしているがトカゲの尻尾のように切っては

生え切っては生えしていてキリがない。


グレン達は、ミリネ達を助けに戻っていた。

「ふぅ。やっと自由になりましたね。」

ミリネ達はやっと動ける様になって安堵した

笑顔になっていた。


ゼノンは、ツイストをジーっと見ていた。

「な、なんですか?」

「お前、動けたよな?今まで何してたの?」


ツイストは、下を向いて硬直してしまった。

ノアが近くに来て、

「こういう奴なんですよ。どうしていいか

分からずにずっとオドオドしてました。」


ゼノンは頭を掻きながら、

「シープの息子だよな?大丈夫か?継げ

 るか?7大貴族だぞ?」


そんな話をしている最中に、ディーが空間に

穴を開け元の空間への入口を開いてくれた。


入口から出るとグレンがツイストに話し掛けた。

「お前、得意技はなんだ?」

ツイストは言いづらそうに、

「せ、千里眼です。」

横でノアが笑いながら、

「それが、全然ダメで5間眼くらいなんですよ

笑えますよね〜。」


「そうすると、10mいかないくらいだな。」

「何の役にも立たなくて、のぞき見する

くらいにしか役に立たないですよね?」


グレンはちょっと考えて、

「応用出来る技はないのか?」

と、ツイストに聞いた。


「う〜ん?手品みたいに見えるのならあります

けどまた馬鹿にされるだけですから⋯。」

グレンは頸を振って、

「いいから見せてみろ。」


ツイストがパチンと指を鳴らすと、10m先に

移動した。

「え?な、何が起きたの?」

ノアは初めて見るツイストの技に目を丸くした。


「違う⋯瞬間移動ではなく、超高速移動だ。

ツイスト⋯これはとんでもない技になるぞ。」

ノアが頸を振って、

「グレン様でも、速く動くだけですよね⋯大したことないんじゃ?」


グレンは頷いて、

「確かに速く動くだけなら、俺でもナギでも

できるが、コイツには全く気を感じないし、

動きを読むことが出来ない。

だからスゴイんだ。」





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