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自作小説がコミカライズ:『部活の先輩の、三つ編み眼鏡の美少女さんが、ネットスラングに興味を持ちすぎてツライ』の場合  作者: 雲居 残月


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第1話 コミカライズ始動

小説家になろうで書いた小説がコミカライズされた体験記です。

■ コミカライズのお知らせ


 『小説家になろう』で書いていた小説が、コミカライズされることになりました。


 2025年5月31日からピッコマにて連載が始まります。めでたいです。


『楓先輩がHなネットスラングに興味を持ちすぎてツライ』

漫画:古鳥ろく

原作:雲居残月

(URLは後書きにて)


 原作は下の小説です。連作短編のラブコメです。


『部活の先輩の、三つ編み眼鏡の美少女さんが、ネットスラングに興味を持ちすぎてツライ』

https://ncode.syosetu.com/n9324by/


 262話、121万字ほどあります。日刊総合ランキングで最高7位でした(連載中ではなく、連載後に一度バズった)。多くの人に読んでもらえました。


 さて、せっかく貴重な体験なので、宣伝もかねて記録を残しておこうと思います。こうした体験記は貴重だと思いますので。



■ コミカライズのオファー


 2024年(去年)の7月25日に、株式会社ヒナプロジェクト(「小説家になろう」の運営会社)から、1通のメールが来ました。「企業様からのご連絡」というタイトルのメールです。


 『「○○株式会社 △△」様よりお取次ぎのご依頼がございましたため、ご連絡いたしました。』という内容のメールです。メールには引用として、依頼の内容が付いていました。内容はコミカライズの打診でした。


 最初にメールが届いたとき、手の込んだ悪戯か、誤爆かなと思いました。原作の初出が2014年で、コミカライズの問い合わせが2024年です。そりゃあ、疑問に思います。


 ただ、本当だったら嬉しいので、半信半疑で返信をして編集の方とリモートで打ち合わせをしました。


 打ち合わせで私が尋ねたのは「どういう経緯でこの話が来たのか」でした。このタイミングで、なぜ話が来たのか、まったく分からなかったからです。半信半疑だった最大の理由はここでしたので。


 理由は「ファンタジーではない現代物を探していた」「現代物のコメディーの総合ランキングを1つずつチェックしていって作品を探した」ということでした。


 非常にありがたいことに「今人気があるからコミカライズ」という話ではなく、「作品自体を精査してコミカライズ」という話でした。


 打ち合わせでは、その他の話もしました。


 私は、ビジネスの仕組みを聞くのが好きなので、コミカライズの流れや仕組み、お金の動きなどをいろいろと教えてもらいました。


 また、コミカライズを担当するマンガ家の方についても、口頭で説明がありました。マンガ家の方との相乗効果を考えて、現代物のコメディーを探していたようです。


 ちなみに打ち合わせは編集の方だけで、マンガ家の方とは顔合わせはなかったです。


 マンガ家と原作者に接点を作らない形態は、コロナ以降なのか、それ以前からなのかは、ちょっと分かりませんでした。人間関係のこじれを発生させないためには、その方がよいのかもと思いました。



■ 私の中での方針


 リモートの打ち合わせで話を聞き、私の中で方針が決まりました。


1.マンガ家の方の利便を最優先にする

2.マンガの質を上げるための提案はするが、我を出すための提案はしない


 1つ目の「マンガ家の方の利便を最優先にする」ですが、「先行して半年分書いてから連載が始まる」という話を聞いたことが大きいです。これは、アプリ系のマンガでは、ちょくちょくネットに書かれている話です。


 若い人の人生の半年を、私の書いた原作に賭けてくれるわけです。年寄り側の人間としては「マンガ家の方の作品として、悔いのないように描いてほしい」と思うわけです。


 私の中では既に完結した作品で、小説とマンガは別のジャンルの表現です。マンガとして最高に面白くしてくれれば、マンガ読みとしても満足です。


 2つ目の「マンガの質を上げるための提案はするが、我を出すための提案はしない」は、「マンガはマンガ家のもの」という考えから来ています。


 基本的に、誤字脱字の確認、フキダシの台詞の改善提案、流れが悪いところの改善提案を中心に、原作者チェックをしています。そして、自分の主張などはしないようにしています。


 そもそも、コミカライズのレベルが非常に高く、解釈違いみたいなことは一切発生していないです。


 恵まれているなと思います。


(次回「マンガの監修」に続きます)

2025年5月31日からピッコマで読めるそうです。

『楓先輩がHなネットスラングに興味を持ちすぎてツライ』です。

是非読んでください。


作品紹介ページ

https://digicata-pub.jp/c019101/

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