表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

崖っぷち受験生、どうにかしたい

初投稿です。見つけてくださってありがとうございます!

短い話になりますので、気楽にお付き合いください。

彼は、参考書を広げた机の前でため息をついていた。


コロナ禍で外出を制限され、家の中で無駄な1日を過ごし、その終わりに自分の現状を憂うというのが、彼の最近の習慣となっているのだった。


東京大学。

言わずと知れた我が国の最高学府を目指す受験生である彼は、学力が低いという致命的な状況に置かれながらもやる気の出ない自分に対して、諦めにも似た絶望を感じていた。


考えれば考えるほど、受かる未来が見えない。そしてその考える時間すらも、自らを不合格の3文字へと近づけているというのは、皮肉な話だ。


「まずは現状の把握。そして改善点を洗い出した後は努力するだけだ。まあそこが1番の問題なんだけどな。」


スマホの画面を見ながら、そうひとりごちた。

彼にも自分の状況を理解することはできていた。数学と理科、東京大学の理系学類を受験する上では必須となる2科目において、平均を大きく下回っている。明らかな改善点を見つけているのにもかかわらず、することといえば現状を憂い、ため息をつくことだけ。


「なにかのきっかけがあれば変われるのかな。

半年の努力さえ決心できれば、後は楽な話なんだけどな。」


そしてふと、なにかを思いついたように彼はスマホのメモ帳を立ち上げた。


「ここに、書いていこう。これからの事。受験勉強の様子だとか、そういったことを書いていけば、何かに気づけるかも。」


常に自分を客観視できるような状況を作り、やる気ベースでない努力を目指そうという魂胆だ。


そして、この何気ない思いつきが、たいした努力もせずに現実から目を逸らし続けてきた彼の人生を大きく変えることになるのだった...


こんな感じです。筆者も受験生なので、かなりリアリティのある内容になってると思います。

受験勉強しろ!という声がどこからともなく聞こえてきたので、勉強します。

ちなみに、彼の人生が本当に変わるのかどうかは、筆者にもわからないのですが、大言壮語にならないよう、彼と二人三脚で努力していきたいと思います(笑)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ