アダムス・ファミリー
『アダムス・ファミリー』
○監督
バリー・ソネンフェルド
○公開
1992年
○出演
アンジェリカ・ヒューストン
ラウル・ジュリア
クリストファー・ロイド
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初めてこの映画を観た時のインパクトと言ったらありません。なんて不気味。なんてはた迷惑で素敵。
この作品が劇場公開された当時はまだ二本立てで映画が観れまして、もちろん二本続けて観たのですが「アダムス・ファミリー」の印象が強すぎて、もう一本は全く記憶に残らず、帰り道はずっとあのテーマソングが頭の中で流れて離れませんでした。(確か車のCMにも使われていました)
不気味な屋敷の不気味な家族。ナンセンスで残酷で、ご近所からは大不評!(それには尤もな理由があるんですけどね)だけれど、そんな変わった一家よりも強欲で邪悪な人間がいるのもまた事実。
この物語はアダムス家当主ゴメスの実兄で長年行方不明だったフェスターが「発見」されアダムス家に帰って来たことから展開していきます。
まるでお化け屋敷のようなアダムス家の屋敷に足を踏み入れれば摩訶不思議なものがいっぱい!大抵「さわるな危険」なものばかりなんですが、それでも触ってしまう気持ち、よく分かります。命の保障をしてくれるなら探検したい!特に書斎は外せませんね。
四六時中アモーレ状態の当主夫妻をラウル・ジュリアとアンジェリカ・ヒューストンが演じているのですが、これがもう嵌まり役です。特にアンジェリカ・ヒューストンのモーティシアは「妖しく・怖く・色っぽく」の三拍子揃った怖イイ女で、ゴメスがベタ惚れなのも納得です。笑えないいたずらばかりする子ども達(クリスティーナ・リッチ演じるウェンズデーも可愛い)と、ぐつぐつ煮えたぎる大鍋が似合いの頼れるおばあちゃん、寡黙だけれど気は優しく力持ちの執事のラーチ、そしてそしてみんなのアイドル、小回りのきくハンド君はその名の通り手!こんな家族、なかなかいないでしょう?
ハンド君、実は一番のお気に入りです。手がこんなにも表情豊かだなんて思いもしませんでした。それにとっても働き者で頼れるやつなんですよ。
シュールでヘンテコ、でも確かにこの家族には愛があります。愉快に(彼らにとっては不愉快が愉快なのですが)暮らす一家は微笑ましいものですが、だからと言ってご近所さんになるのはごめんですけどね。