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リトル・マーメイド

『リトル・マーメイド』


 ○監督

 ジョン・マスカー

 ロン・クレメンツ


 ○公開

 1991年


 ○出演

 ジョディ・ベンソン

 サミュエル・E・ライト

 パット・キャロル


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「シェイプ・オブ・ウォーター」の時に取り上げると書いたくせに、とばしてしまいました。「リトル・マーメイド」です。天下のディズニーアニメですね。「リメンバー・ミー」も観に行きたいなぁ。

「白雪姫」「シンデレラ」「眠れる森の美女」(「眠れる森の美女」の世界観、かなり好みです)など、従来のお姫様像とは違う(原作のアンデルセンの「人魚姫」ともかなり違う)、好奇心に満ち行動的なアリエルはとても魅力的なキャラクターだと思います。もちろん、相手役のエリック王子も海を愛する爽やかな男っぷり(海が好きと言うだけで、個人的にポイントはだだ上がりです)と、ロマンチストな性格がまた良し!時代の変化もありますし不思議なことではありませんが、前述した三作品より王子様のキャラクターへの肉付けもしっかりしている印象を受けました。

 そして何より、お目付け役の宮廷音楽家(!)のカニのセバスチャンや、のんびりやのフランダー、とんちんかんなことばかり言うカモメのスカットル(そしてそれを真に受けるアリエル)など愛すべき脇役の可愛らしさと言ったらありません。特にセバスチャンが音楽家としての実力をたっぷりと披露する名曲「アンダー・ザ・シー」や、アニメーション含め美しい「キス・ザ・ガール」などいつ聞いても楽しい曲がたくさんあって、それもまた嬉しい!アリエルが地上への憧れを歌った「パート・オブ・ユア・ワールド」は個人的に大好きな曲です。

 脇役だけでも充分楽しい面子ですが、忘れちゃいけない悪役のアースラは血色のわるーいタコ型魔女。(どっしりとしたボディもまた魅力的)どどーんと派手な暴れっぷりは大迫力で、これまた良し!ディズニーのヴィランズの中でも特に好きなキャラクターです。でも悩みがあっても相談はしませんけどね!(契約書に判子もサインもしちゃダメ、ゼッタイ)手下のウツボ、フロットサムとジェットサムの唆しっぷりも悪どくてヒラヒラ泳ぐ姿と光る目がとっても印象的です。水族館でウツボを見つけては勝手にフロットサム、ジェットサムと呼んでいました。(語感も何だか楽しくて好き)

 アリエルとエリックのもだもだしたロマンスも可愛らしくて良いですが、個人的にはセバスチャンの食うか食われるかのスペクタクルが大好きだったりします。(何せ陸には危険がいっぱいですものね!)




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