【回想シーン】うのっちの心の声
菜須よつ葉side
クリスマスイブをお佳の家で四人でパーティーをして、お佳の提案でお泊まりをして楽しく過ごした。
翌日お昼少し前にお佳の家を出て、紅羽と竣とファミレスで食事をして帰ることになった。
お佳も来たら良いのにと思わないではないが、帰宅途中の事だからしかたないと思う自分もいる。
紅羽と竣のふたりは、もう俺やお佳がお節介をしなくても自分達のペースで前へ向かって進んでいると思う。
メニューを見ながらまるで夫婦のように自分の意見を持ちつつ互いの意見にも耳を傾けている。
俺、ここにいても良いのか?
まあ、そんなことは気にしてはいないが。
「食うぞお!」
「宇野、メニュー決めてからにしろ」
「おぅ、だなぁ!」
結局、竣たちに混ぜてもらうような形になったが、仲間だからできる色々頼んでシェアして食べることに。
食べて飲んで喋って盛り上がっていた。ドリンクバイキング全種類飲むぞ!と公言していた俺は、美味しさに手助けされ全種類飲んだ!
そろそろお開きかと思うと帰る前にトイレに行くことにした。席に戻ろうとしたとき、ある風景を見かけた。
紅羽が鞄から何かを取り出しモゾモゾしていた。きっと竣に何やら渡したいんだろうと思って席に戻らず見守ることにした。
深呼吸をして何やら自分に気合いを入れたような紅羽が竣に何かを渡した。そしてそれを嬉しそうに受けとる竣。
きっと、俺がいない時を待っていたんだろうな。
無事に渡し終わったみたいだな。
そろそろ席に戻るか。
席に戻り、少し喋って、そろそろ帰るか!となり、三人で会計をして店を出た。
みんなそれぞれ前に向かって歩き出している。
俺は、いったいどうしたら良いんだろうな。そんなことを思いながらも俺らしくいくしかないなぁと思い直したうのっちだった。




