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未来へ繋がる絆  作者: 香月 よつ葉
大学1年生
35/160

紅羽のバイト

菜須よつ葉side

新しいパソコンが欲しいから、そろそろバイトを始めたいなぁ。と思い始めていた。


駅周辺が良いなぁ……とか募集条件などを見て紅羽は2ヶ所で悩んでいた。


ひとつ目は、イタリアンレストランの【「La Violleta」(ラ・ヴィオレッタ)】のウエイトレス。制服も可愛くスタッフも明るい雰囲気だった。


もうひとつは、駅前の書店。


以前書店でバイトをしていた友人が、書籍発売日は忙しく品だしや商品整理が大変とか運ぶの重いし辛いと言っていたのを思い出した。


紅羽はバイト先を「La Violleta」に決め、お店に電話をしてみることにした。


「お電話ありがとうございます。「La Violleta」でございます」


「アルバイト希望なんですが」


「ありがとうございます。それでしたら面接を受けに来ていただけますか?」


「はい」


紅羽は、緊張していたけど優しそうな雰囲気の対応をしてもらってすこしだけ肩の荷が下りた気がした。


面接は明日のお昼のピークが終わった15時にお店に来るように伝えられた。


当日、緊張からか少し早く家を出てバイトの面接に向かった。「La Violleta」の前に着き時間を確認すると面接時間の20分前。少し時間を潰してから行こうと思っていた。その時


「紅羽ちゃん」


声のした方を見ると後藤先輩が紅羽の方へ歩いてきていた。


「後藤先輩」

「紅羽ちゃん、誰かと待ち合わせ?」

「いいえ、バイトの面接です」

「何処の?」

「La Violleta です」

「そうか、頑張って」

「はい。ありがとうございます」


約束の面接時間8分前になっていた。紅羽は、後藤先輩と別れて「La Violleta」の入り口を開けて中に入る。


「いらっしゃいませ」


社員さんなのか、立派な挨拶で迎えてくれた。


「バイトの面接に伺いました。一条紅羽です」


少し緊張していたけど、しっかりと受け答えをしたと思う。


「はい、こちらへどうぞ」


そう言われて後ろをついて歩く。


奥に通されお店独自の履歴書を渡され記入をするよう言われる。用紙を受け取り記入し始める。


<氏名> 一条紅羽

<大学名・学年> 鳴治館大学・1年


他にも数問の問いかけがあった。そしてバイトの内容を話てもらい面接は終わりました。結果は後日連絡することとなっているようだ。


数日後、「La Violleta」の店長より採用との連絡が入り紅羽の初めてのバイト先が決まった瞬間だった。





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