19/160
帰り道で……
菜須よつ葉side
サークルが終わり帰宅途中に今日の事を振り返っていた。
部長の書く純文学かぁ。ふふっ、どんな作品を書かれるんだろう?
副部長の小仲先輩の恋愛モノの小説も読んでみたいなぁ。と思い返していた。
大学の正門辺りで、うのっちが紅羽を待っていた。
「紅羽!」
「あっ、宇野君。今帰り?」
紅羽は、うのっちがいることに疑問も持たず普通に返事を返していた。
「おう。すっげー設備もいいし、名作揃いで観たいのが迷うくらいある」
得意げに紅羽に語って聞かせる、うのっち。
「へぇ、今度の空きコマで行ってみようかな?」
うのっちが、あまりにも楽しそうに興奮して話すから紅羽もLL教室への期待がひしひしと湧いてきた。
「紅羽サークルは、どうだった?」
うのっちが、紅羽がサークル内でやっていけるのか心配をしていた。
「うん、色々な学部の人達がいてね、みんなとても素敵な作品を書かれているの」
紅羽は興奮気味で話している。
紅羽の話に耳を傾けている、うのっち。
駅構内まで、うのっちと一緒に帰ってきた。
ここでうのっちと別れ、紅羽は学生寮まで帰ってきた。




