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未来へ繋がる絆  作者: 香月 よつ葉
大学2年生
158/160

教育採用試験 ~一次試験の合否発表~

菜須よつ葉side

挿絵(By みてみん)





 教育学部生にとって4年間の集大成でもある教育採用試験の一次試験を受け結果が本日の午前10時に発表される。


自分の受験番号を再確認して、4人順番にそれぞれの教育委員会のホームページ画面で合否結果の確認をする。まずじゃんけんに負けた紅羽から確認する事となった。


「緊張する。 えぇーっと………あったぁ!」


「紅羽おめでとう」

「おめでとう!」

「おめでとう紅羽!」


「ありがとう」


続いてうのっちが確かめる。残りの3人も息を殺して画面と受験票の番号に集中する。


「おぉ! 受かった!!」


「宇野君、おめでとう」

「宇野、おめでとう」

「うのっち やるときはやるのね!」


「ありがとう。お佳、お前なぁ……」


和気あいあい、いい雰囲気の中で竣が合否確認をする。


「竣、おめでとう」

「まぁ、当然の結果だよね」

「うんうん」


最後残ったお佳が確かめる。いくら見直ししてもお佳の番号は無かった。一次試験不合格。


「自信あったんだけどなぁ」


「正規採用は無理としても、大学卒業で教員の資格はもらえるから講師として働けるから教授に相談したらいいと思う」


竣は冷静に次を見据える発言をする。さすが4年間ハッキリとは明言してはいなかったが、竣がリーダーとして引っ張ってきたような形だった。


紅羽、うのっち、竣が教員採用試験の二次試験に進むことになった。お佳は、一次試験で不合格をもらいこれからの事を担当教授と話し合う事となるが、絶望することはない学部であることに安堵した。



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