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未来へ繋がる絆  作者: 香月 よつ葉
大学1年生
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初講義

菜須よつ葉side

「教科書購入日」や「健康診断」などの行事もなんだかんだと過ぎていき、今日は「初講義」。



(いよいよ、今日から夢に向かって勉強が始まるんだなぁ……)


紅羽は学生寮を出て大学へ向かって歩き出した。



◇◆◇◆◇◆



「早く来すぎちゃったかなぁ……」


指定されている講義室に向かう入り口に設置してあるカードリーダーに学生証を通して出席申請をする。


「やっぱり紅羽は早いな」


紅羽は、声のした方に顔を向けると笑顔で声をかけてくれる竣がいた。


「竣、おはよう」


「おはよ」


席は自由なため、紅羽は竣の隣の席に着き講義の準備を始める。


何気ない会話をして過ごす二人のもとに……


「紅羽、竣。おはよー。二人とも早いね」


カードリーダーに学生証を通しながら佳が、声をかけてきた。


「お佳、おはよう」


紅羽も声をかける。


「おはよ」


竣も佳に声をかけた。


佳は、紅羽の後ろの席に荷物を下ろして座り二人に声をかける。


「いよいよ講義だね。「教育概論」かぁ」


佳が、「教育概論」の教科書をペラペラ捲りながら呟いた。


「おー、みんな早いな。おっはよう!」


宇野君が元気よく講義室に入ってきた。


「宇野君、カードリーダーに学生証通さないと欠席扱いになるよ!」


慌てて学生証をカードリーダーに通す宇野君。


「紅羽、サンキュウー」


宇野君が学生証をしまいながら、その後ろで佳の隣に座り荷物を置いた。




暫くして教授が入室され講義が始まった。


教授の講義はとても解りやすく学生に興味を湧かせる講義だった。


何故、人間に教育という営為が誕生したのか? と言う問いに始まり、教育学の基礎理論を踏まえながら、現代の教育改革をめぐる動向や教育課程を丁寧に教えてくださった。



はじめての講義は、あっという間に過ぎていった。




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