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未来へ繋がる絆  作者: 香月 よつ葉
大学2年生
134/160

茉莉との約束に……

菜須よつ葉side

 挿絵(By みてみん)





 課題を仕上げるための資料を閲覧しに大学の図書館に来ていた紅羽。


(やっぱり鳴治館(ここ)の図書館って凄いなぁ)


紅羽はお目当ての参考書を手にフリースペースの場所に腰掛け参考書のページをめくる。


「あれっ? 紅羽ちゃんだぁ」


突然に自分の名前を呼ばれて振り向くと


「茉莉ちゃん!」


教育学部・幼児教育学科の友人、茉莉がいた。


「ここ座っていい?」


「もちろん!」


「紅羽ちゃん夏の予定とかは?」


「特に無いよ。バイトくらいだもん」


「じゃあ、一緒にプール行かない?」


「ふたりで?」


「うん、そうだよ!」


「いいよ」


「はい!決まり!!」


日程や場所などを決めていると何処からか


「俺も参加する!」


振り向くと、うのっちが笑顔で立っていた。


「宇野君!」


「お邪魔しま~す」


こうしてうのっちが参加してのプール女子会?が開催されることになった。



◇◆◇◆◇◆◇◆



何故か集合場所に一番乗りしているうのっち。


「おぉ、きたきた。ここだよぉ」


茉莉ちゃんに手を振る。


「おはようございます。宇野さん早いんですね」


「おはよう。まさか遅刻はできないからね」


「いつもはギリギリって紅羽ちゃんから聞いてたから今日もそうかと思ってました」


「うわっ、ひでぇ~。ってか紅羽余計なこと言うなよぉ」


「本当のことじゃない」


「うわっ、びっくりした。急に現れるなよ」


「紅羽ちゃん、おはよう」


「茉莉ちゃん、おはよう」


「紅羽、俺もいるんですけど」


「うん、そうだね。おはよう」


「なんか、適当じゃね?」


「もう、ほら行くよ!」


こうして何だかんだ会話も弾み、プールに向かって歩き始めた。



◇◆◇◆◇◆◇◆



「わぁ、やっぱり夏休みだね」


「うん、混んでるね」


「大丈夫、チケット二枚もらってたの!」


「茉莉ちゃん、凄い!」


「宇野さん、私たちこのまま入園できるんですけど宇野さんは……」


茉莉はもらったチケットで紅羽とプールに行こうと誘っていたときに、うのっちが現れて強引に参加する事を約束していたのだった。


「俺、チケット買って来るわ。待ってて」


急いでチケット売り場に急ぐうのっち。


「ごめんお待たせ」


「更衣室いこ!」


こうして女子更衣室と男子更衣室に別れ着替える。着替え終わって待ち合わせ場所に集まる。


「暑いね。焼けそうだね」


「日焼け止めバッチリだから大丈夫だよ」


「それもそうだね」


「俺、なにもしてないかも」


「良いじゃない男子だから(笑)」


「流れるプールで流されにいこ!」


茉莉ちゃんの提案で流れるプールで流されに行くことになった紅羽たち。


「わぁ、冷たいね」


「流される~~」


「流れるプールだからなぁ。紅羽」


「うるさいなぁ……」


「宇野さんて、女心わからないですね」


「えっ?!」


「居るよねぇ、こういう人」


何だかんだ会話が、うのっちのことになる。


流れるプールを堪能し、お昼には三人で軽く食事をして再びプールで遊び始めた。


時間を忘れプールを楽しんだ三人。


「そろそろ帰ろうか?」


紅羽の提案で、更衣室へ行き着替えて集合となった。女子会だったはずが、何故かうのっちが参加することになって、何だかんだ言って楽しい夏休みを過ごしていた。




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