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未来へ繋がる絆  作者: 香月 よつ葉
大学2年生
132/160

前期試験

菜須よつ葉side

挿絵(By みてみん)





「前回の試験が終わったばっかな気がするのに、あっという間に前期試験の日程が発表されて、何だかんだで最終日だよ」


うのっちがひとりブツブツ文句を言っている。


「ってか、前回の試験って1年の後期試験じゃないの?」


紅羽が、うのっちに突っ込みを入れる。


「そうだけど……」


「宇野君、もう2年生なんだからいい加減自覚持たないと」


紅羽に注意される、うのっち。


「おぅ」


教授が入室されて最後の試験が始まった。



◇◆◇◆◇◆◇◆



「夏休みの予定は?」


「バイトだな」


「ピアノ部の合宿ある」


「そう、頑張ってね。お佳」


「ありがとう紅羽」


「そろそろ成績発表じゃないか?」


「あっ、そうだね。みんなで確認だっよね」


それぞれが持参しているノートパソコンを取りだして、大学のホームページの個人ページに、ログインをする。学籍番号とパスワードを打ち込み、個人ページを開き成績のページを開く。



「お前は相変わらずだよな。安定の成績だな」


うのっちが竣のページを覗き込んで言う。


「そういうお前はとうなんだ?」


竣がうのっちに語りかける。


「俺?」


「うーんと、ほぼB単位とC単位。そしてたまにA単位。マグレでS単位ひとつ」


お佳がうのっちの成績を発表した。


「うわっ、お佳はどうなんだよ」


うのっちが反撃した。


「えーっと、ほぼA単位とB単位。S単位がちらほらってところかな」


紅羽が公表する。


「紅羽はどう? 聞くまでもないと思うけど、一応ねっ」


お佳が紅羽のパソコンを覗き込む。


「うわっ、S単位とA単位かぁ」


「いつもの通りだな」


「安定の成績だな。羨ましいよ」


前期試験の結果をみて一息入れる。


「全員安心して夏休みを過ごせるな!」


竣の一言で無事夏休みを迎えられるのだった。



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