プロローグ
今作が私の処女作となります。今後読みづらい部分や分かりにくい部分などがあれば是非とも指摘してください。この作品を書くことで色々学んでいきたいと思っておりますので、荒れない程度になら批評もして下さって結構です。
不定期にですがそれなりのペースで更新していこうと思いますのでよろしくお願いいたします。
とある冬の一日。地域によっては寒さも抜け始める時期。一人の少年が雪の降り積もる中、白い息を吐きながらとある建物の門をくぐる。
「今日は入試の結果発表だ・・・合格してればいいなあ」
と、少年は呟く。彼が居た中学校は別に進学校でもなんでもなく、進学校であるこの高等学院を受験した者は他におらず、彼は一人でこの場に来ている。
「よし、番号あったぞ!友達に自慢のメール送ろう」
舞い上がった気持ちで友人にメールを送信する彼。そんな彼、村雨 裕二はきっと、この先出会う学院の生徒たちと命のやり取りが行われることをきっと知らないのであろう。きっと平和な学園生活を望んでいた彼は、何も知らぬまま家路へとついた。
彼が何も知らぬのも無理はなかった。なぜならこれから彼らの身に起こるのは、これまで前例のなかった事件だからである。