第085話 「あれが魔族の手にでも渡ったなら問題だけど」
どうも~月影ミケ乱で~す。
今日はラジオの日。
すこし待ちどうしいデスね~w
では続きを
王都のフォーレスト家の一室、俺が王都に来るときはいつも使う部屋だ。
あの後、問題なく王都へと帰還した。
ギルドにはグレンオーガの報告と討伐証明部位を提出してある。グレンオーガは下手をすればSランクの魔物だ。
ギルドでも王家でも色々と問題になって、今は会議で色々と審議中だったりする。
一時金として、レッドオーガやオーガの賞金をもらっている。
普通の冒険者でも5年は遊んで暮らせる程の金だ。グレンオーガの予想金額はその倍にもなるとか。
「マスター、それはたしか「門」の鍵では?」
「ああ、そうだよ。地獄門の鍵の一つ「ラースの欠片」だ」
俺の目の前に透明なガラスで出来た箱に、ピンポン玉位の大きさの赤い宝石が入っていた。
強力な封魔結界を施された箱。しかも、どんなにしても壊れないように箱は強化されている。
SSO時代だったらそのまま持ち歩いても問題ないが、今は現実の世界だからどんな影響を受ける分からないから用意した。
「ラースの欠片」を魔物に近づけただけでも、凶暴性と強化性が発動して襲いかかって来るほどだ。
実験に使った魔物は、Fランクの「フラッフラビット」と言う最弱なノンアクティブの魔物だ。
そんな魔物が、一気にDランク近くまで強化されてアクティブな魔物になった。
しかも進化までしていた。「フラッフラビット」の上位魔物「ブラッドラビット」と進化した。
「まさか、封印しないといけないとは。バッグよりインベントリーに入れて置かないと影響あるし」
「マスターの「ホーム」でも同じ感じのがあります。出る前に封印はしておきました」
「さすがに「大罪の欠片」シリーズはなかっただろう?」
「欠片はありませんでしたが、「大罪武器」はありました」
「アレがあったのか?だが、欠片がなくアレがあるのはちょっとおかしいな」
「大罪武器」は「七大宝石」から作られる。その素材が「七つの大罪」を冠する魔宝石だ。
その「七大宝石」や使う素材とかも、全て地獄でしか手に入らない物だったりする。
宝石はある魔族が持っているのだが、今は関係ない話になる。
「ですが、あの武器は地下に封印されてますよ。しかも、当時のマスターの封印以外にも私とドラゴン達の封印魔法で」
「なら問題ないな。あれが魔族の手にでも渡ったなら問題だけど」
もし一本でも魔族に渡ったら、国一つくらい消滅しかねないからだ。
それだけ暴力的な攻撃力をもっている。それに、呪いもあるのでプレイヤーが扱う時でも注意が必要なほどだ。
「憤怒の炎剣」の場合、破壊力と貫通力が上がるけど知性や運気が激下する。
欠片で変異した「ブラッドラビット」も、一時的に知力が低下していた。
「あのグレンオーガは知的だったんだ?普通は「ラースの欠片」で知力が衰えるはず」
「意識的に力を抑えていた?」
「それも可能性の一つだ。あのグレンオーガが元々魔法剣士だった可能性もある」
この世界では職業は人が決めた枠であり、冒険者やプレイヤーはその枠から外れている。
だから、魔法戦士や拳闘神父とかがある。
無限の可能性を秘めているから、プレイヤーの多くは複数職業を取得できている。
この枠外に魔物がいたら、プレイヤーと同じ複数職業を得る可能せもある。
SSO時代も、後半になれば複数の職業を持った魔族や魔物がでてくる。
「まさか、こんなに早く複数職業はありえないかもしれない」
「神も予測不可能になっていると?」
「かもな」
「ラースの欠片」をインベントリーに入れておいて、ゆっくりと椅子により掛かる。
膝の上で陽気に眠っている白竜を撫でながら、生ぬるくなった紅茶を飲む。
今おきてる事を考えると、本当に近い内に「ホーム」に行かないと。
だが、問題も多々ある。
「シーリアン達だな・・・・」
「さすがにホームの場所を教えるのは出来ないのでは?」
「問題ないだろう。ホームには神の結界があるし、入るにも俺の了承が必要だ」
「それに普通では無理ですからね。私も簡易転送石を使いましたから」
「簡易転送石」はその名の通り転移できる魔導具だ。ただし、場所指定は町か村の一つだけ。
殆どの場合は緊急脱出用に使われている、作るのは簡単だが一度登録した場所以外は登録が出来ない。
「ほかの大罪も出てくる可能性もある、戦力は必要になるから」
「マスターが決意したのならば、私はなにも申しません」
「近日中に船で出かける」
「了解しました」
「ホーム」で待ってるみんなに会うのが久しぶりだ。ルンみたいな事にはならないだろう。
不安もあるけど、今日はゆったりとする事にした。
つづく
SSO劇場「ルンと白竜物語」
ル「久しぶりに仲間に会えるわね」
白「ミャ~?」
ル「ん?そうね。白竜ちゃんは初めていくものね」
白「ミャ!」
ル「今度行くのはマスターの持っている「ホーム」って場所よ」
白「ミャ~ミャ?」
ル「いいえ、マスターと両親のいる家じゃないの。実家とは別な場所にあるのよ」
白「ミャミャミャ」
ル「そうね、私が居た場所でもあるわ。それにあそこにはあなたの先輩もいるのよ」
白「ミャ~」
ル「あなたの事を気に入ると思うわよ。でも、あの子達が君を鍛えるかもよ」
白「ミャ!!?」
ル「マスターに仕えるのだから、ある程度鍛えないといけない!とか行って」
白「ミャ~~~~~ン」
ル「でも、あなたはまだ子供だから大丈夫でしょ。たぶんだけど」
白「ミャ!!!!!!!」
(その後、なぜかベッドでガタガタと震えてる白竜が見つかったとか。チャンチャン)




