第079話 「俺もびっくりだよ」
どうも~月影ミケ乱です。
時間が出来たので更新~
では続きをどうぞ~
戦争は色々な事をもたらす、戦利品は増えるが不足する物も増える。
今市場では大半の素材は安くなっていた、多くの冒険者たちが大量討伐を請け負ったからだ。
だが、そんな中でも高くなっていくのもある。
食べ物と鉱石類だ。原因は戦争と緊急討伐だったりする。
遠征に使われた物の補充で少なくなり、冒険者の討伐で腹を空かした奴らが大量に食べられる。
王都以外でも食料の減りが早くなっている、不足分は魔法で作物を急速に成長させているみたいだ。
そんな市場調査兼物資調達をシーリアン達に頼んでいた、市にいけばそれなりに揃うはずが少量しか買えなかった。
物が少なく物価が上がりすぎて、シーリアン達に預けていた予想金額より上まっていた。
ギルドから戻って来た俺と合流して、今は馬車へと向かっていた。
「まさかの食材不足があるとは、俺もびっくりだよ」
「そうですね。どこも在庫が少なくて、場所によっては滅んだ村もあるとか」
「どうせ、貴族達が苛税している場所だろう?」
「ええ、あとは例年より不作があった村とかです」
馬鹿な貴族は自分たちだけしか考えていない、村が滅んでも補充すればいいと考えてる。
しかも分からないように補充したりするのが多く、王国でもあまり把握できていない。
滅ぶ村が増えすぎると国として問題になり、下手をすればその貴族の爵位を下げられるからだ。
それに神々から罰が落ちる事も、過去に3件ほどあまりにひどいために罰が落ちた。
貴族の場合は一族の加護が受けれなかったり、一時期身体麻痺状態になったと言う文献もある。
「マスター、荷物のチェック終わりました」
「ミャ~!」
「お疲れ~在庫はどれくらいだ?」
「はい、今のところ行きに問題はありません。ですが、帰りの分を入れると足りないです」
魔改造馬車に乗ると、和服メイドのルンと少し大きくなった白竜が待っていた。
ルンと白竜には在庫をチェックしてもらった。元々ルンは管理業務が得意なため、こう言う仕事を与えてる。
白竜の管理もルンが見ている、たまに俺から魔力を与えて躾ける程度だ。
最近は食事も出来る程に成長はしたが、まだまだ子供みたいに甘えてくる。
今も頭を撫でろ~って、俺の手に自分の頭をすりつけてくる。
「肉類は豊富ですから問題はないです、野菜類や果物はあと一週間くらいですね」
「ほかはどうかな?」
「ポーション類はまだ在庫がありますが、武器や防具の修理用品が少ないです」
「そちらも手に入れて置かないといけないか、今回の仕事が終わったら一度町に戻らないとね」
「値は張りますが、王都にも販売していますし」
「セフィー殿、私達が買ってきましょうか?」
「ん~一緒にいけばいいよ。ルンと白竜はまたお留守番だけどね」
「はい」「ミャ~」
馬車を出てそのまま市場に向かう。物価の高額でかなり制限はされている。
数件を歩きながら野菜と果物の必要量を買う、アイテムバッグを使った事でかさばる事はない。
修理用品を仕入れるために歩いてる、向かう方向から罵声が聞こえてきた。
「こんなボロい剣があってたまるか!」
「しかしですね、その剣はフォーレスト家が収める町で購入したものです」
「あそこの剣がこんな貧素なものか!!同じ鉄の長剣でも切れ味も耐久力も一味違うぞ!!」
いきなり家の名前を聞いた俺は、その方へと視線を向ける。
大声で怒鳴ってる露天のおっさんと格好からして行商人らしい人がいた。
周りのいた他の店の人や客が野次馬化している、そんな事お構いなしにおっさん達は話してる。
「今のフォーレスト家の町は発展してるんだ、武器の質もかなり向上してるぞ!!」
「なんと言おうと私は嘘は言ってません!!」
さすがに二人の口喧嘩だけで済みそうにない、なにより家の名前が出たのが気になる。
「その話ちょっとまった!」
「なんだ?君は!?」
「おう、ガキが口を挟まないでくれ!」
「いいや、挟ませてもらう!家の名前が出たからにはな!」
「家だぁ?」
「フォーレスト家の者と言えばいいか?」
俺の事を驚愕したように見つめる、行商人は少し顔色が悪いようにも見える。
「剣を見せてもらっても?」
「おっおう」
剣を受け取るとじっくりと見る、質の悪い数打ち品の1つみたいだ。
素人打ちよりマシな剣って感じで、家の町では盗賊達以外は使う事もない。
家の町で店を構えるなら普通以上の腕以外はいない、しかも弟子でもここまで悪い剣は作らない。
1つだけ家の町で作られたと見分ける証拠がある、叩き印を付ける事になってる。
剣のどこかに打つ事で町の鍛冶屋が作ったとわかる、削れる事も外れる事もないので重宝してる。
「結果から言えばこれは家の町で作ったやつじゃない、どっちかって言うと盗賊達が持ってる武器だな」
「やっぱりそうか!」
「そんな馬鹿な!」
「何処で手に入れたかは知りませんが、叩き印がない以上これは偽物だって言えますよ」
「ですが!私はあの町で買いました!」
「多分モグリが売っていたのかもしれないな。たまに居るんだよん偽物を売る詐欺師が」
「そんな~」
「心配するな、あんたを騙した奴は調べてるやるから人相を教えてくれ」
「はい・・・」
「すまないな、本当は自分で解決しないといけないのにな」
「気にしない、自分の町に詐欺師が居るのが分かっただけでも儲けものだ」
「あんたは商売上手になるな」
「そうかい?あ~ついでに修理用品をくれ」
「おうよ!サービスしてやるさ!」
露店のおっさんの好意でそこそこ良いのを譲ってもらえた、行商人のも定価より少し色をつけて買い取った。
その後、商業ギルドと家の町への連絡をしておいた。数日後、詐欺師の男は程なく捕まった。
元々は盗賊だったが家の領地だと稼げないのを知って、他の盗賊を襲って奪った武器を売っていたらしい。
それと王都への野菜や果物の物資を運ばせて売りだした、実験用の作物だったが食べるなら問題無いやつをだ。
商業ギルドもある程度在庫に余裕ができ、物価が上がりを防げたようだ。
その話を聞いたのは王都に戻った後になり、オーガ退治のために町へと向かっていたのだった。
つづく
SSO劇場「ルンと白竜物語」
ル「倉庫の管理は大変ですわ」
白「ミャ~」
ル「お腹空いたですか?オヤツの骨クッキーはどうしましたか?」
白「ミャ~ミャミャ」
ル「あまり歯ごたえないから食べちゃったと?」
白「ミャ~」
ル「最近成長期なのかしら?」
白「ミャアア~」
ル「仕方ないわね、たしかオークの骨がどこかにあったはずですわ」
白「ミャ~ミャ~」
ル「あ~そこにあったのね、って引張出せないわね」
白「ミャ~~~~ン」
ル「あんまりひっぱると・・・あっ」
ル・白「ぎゃ~「ミャ!!!」」
(骨を引っ張った反動で近くに積んでい箱が二人を襲った、セフィーが戻るまで二匹供に気絶していた。チャンチャン)




